仏岩温泉 鈴森の湯(群馬県)

2022-05-04

2022年の5月に群馬県に日帰りの旅行に行ってきました。高崎駅から蒸気機関車が客車をけん引するSL ぐんま みなかみ号に乗り水上駅へ。

以前から行ってみたいと思っていた水上駅から徒歩45分くらいのところにある温泉に行きました。

水上駅の駅前です。スキーや登山といったスポーツや温泉などの観光のお客さんが利用するためか駅前には御土産物屋さんや飲食店といったお店も並んでます。

水上駅を出て左方向に向かい線路沿いを進んでいきます。

しばらく歩くと道が右側に曲がっていて橋を渡るようになっています。

橋からの風景がとても綺麗でした。

橋を渡って道沿いに歩いてすぐに温泉旅館がある場所があるので右に曲がります。

住宅街のようなところを通り

道なりにクネクネと登り

さらにちょっとした坂道

道沿いにくねくね曲がりながら登っていくと

T字路で交通量が多い道にでます。この交通量が多い道を左に曲がり

すぐを右に曲がって行くと

山の方に上っていくような道があります。

先ほどの車が多く走ってる道から曲がる所には看板もありました。

この道をひたすら歩きます。この道、地図とかを見るとこの道は奥利根ゆけむり街道という名前がついてるようです。途中一か所Yの字気味になってる分岐があってちょっとわかりにくかったですが(そこは右が正解でした)、それ以外は基本道なりにまっすぐでOKです。(距離が長いだけで道はわかりやすい)

しばらく歩いていくと高速道路が見えてきます。道沿いに歩いていくと高速道路の下をくぐる場所があります。

高速道路の下をくぐってすぐの所に今回の目的地である仏岩温泉 鈴森の湯があります。

駅から歩いて45分くらい。緩い上り坂を登ってきた感じなので良い運動になりました。道の周りは自然がいっぱいで歩いていて気持ちいいし、かといって狭い峠道という感じでもなく、歩道があるところが多かったり道幅も充分あって、所々に住宅もあったりするので真夏で暑すぎとか雪が積もってたり天気が悪い日でなければ歩くのも良いなと思いました。

以前は近くを通るバスの路線があったようですが今は無いようです。徒歩以外には水上駅からタクシーでくる人もいるようなので(この日も見かけました)45分歩くのが大変な場合はタクシーが良いかもしれません。

仏岩温泉、なんて読むのかなと思ったら ほとけいわおんせん と読むそうです(HPのよくある質問に書いてあった)鈴森というのは社長さんが鈴森さんだからのようです。

入り口はゲートみたいな建物を通っていく感じになっててネットで写真見たときはどんな感じかちょっと心配してましたが、実際行ってみると居心地いい温泉施設で従業員さんもみな親切でした。

駐車場も結構な台数止まれる広さがあります。どちらかというと車でくるお客さんが多いような印象です。

入り口から敷地に入りゲートみたいになってる建物の先に進むと中庭のようなところに出て温泉と食堂がある建物があります。

テラス席から下の方に見えるのはバーベキュー場や釣り堀があった場所ですが、コロナ流行が始まった年から休止して、残念ながらそのままバーベキュー場と釣り堀は営業を終了してしまったそうです。

建物に入るとまっすぐ奥に食事処があり、入り口近くに食事処のお会計をする場所があります。食事を先にしたい場合は真っすぐ進んで食事処に。

温泉の受付はそこではなく、右手に少し進んでいった場所に温泉の受付があります。受付の手前に下駄箱があり靴はそちらへ。代金は2時間制で900円(2022年5月)でした。受付で下駄箱のカギを渡して脱衣所のロッカーのカギを受け取ります。鍵付きロッカーが無料で利用できるのは、僕のように公共交通機関(&徒歩)で行く場合とても助かります。(自家用車で行く人のように車の中に荷物を置いて身軽に行ったりができないので)

受付を入ったところにはカーペット敷の休憩コーナーもあって水もセルフで飲めるようになってました。

脱衣所から浴室に入る所で内風呂と露天風呂への道が分かれています。

内湯は2つの浴槽があり、左側が加温なし、右側が加温されてました。左側の加温なしの方は源泉が低め(33度くらいのようです)なので、一般的なぬる湯よりさらに低い温度で最初思った以上に低い温度だなと思いましたが、しばらく入っていて慣れてくるとずっと入っていたくなる気持ちよさでした。この加温なしの浴槽は深さが結構深くなっててちょっとしたプールみたいな深さでした。

お湯は、カルシウム 硫酸塩泉の弱アルカリ性。無色透明で顔にお湯を近づけるとかすかに硫黄の香りがしました。源泉かけ流しで塩素消毒とかもしていないのでこのお湯を満喫できます2000万年前の太古の地層からの温泉との事で地球からのプレゼントな感じしますね。飲泉が可能(と言っても、浴槽のお湯が出てくるところは飲めるような作りではなかったです)な湯質とのことで、ペットボトルに入れて販売してたり食事処での料理にも使われてるそうです。

右側の加温の方も源泉かけ流しでしっかりと温まれる温度でした。僕が行ったのは5月でまだそこまでは暑い季節でなかったのもあってこちらの加温の方が人気ある感じでした。広さもコチラの方が広く、深さも普通の深さでした。

浴槽の奥には窓があり沢山の木々が見えるのが居心地よかったです。

洗い場は数も充分あってシャンプー、ボディーソープも設置されてます。

露天風呂はちょっと離れたところにあり、内湯と脱衣所の入り口付近から外に出て階段を下りていきます。途中に休止中のサウナの入り口がありました。(しばらく休止してるようなので再開はしないのかも?)

階段を下りるとトンネルがあります。ほんとにここでいいのかちょっと心配になりますが

外に出てから歩いて1~2分くらいの場所に露天風呂がありました。寒い時期は内湯でしっかり温まってからとかじゃないと寒そうです。

周りの木の葉が緑な時期だったので、お湯に周りの緑が反射してとても綺麗でした。(お湯自体は透明)露天風呂も加温されています。

露天風呂の奥の方に行くと川が見えます。自然に囲まれているし解放感もある露天風呂で想像以上に良い感じでした。たまたま最初は誰もいませんでしたが、この後グループ客の方とかも結構いらしてて露天風呂は大人気になってました。

露天風呂に浸かりながらだと川は見えませんが川の流れてる音は聞こえるので癒やされます。

温泉を出てから食事処で昼食を頂く事に。

食事処で昼ご飯を。温泉うどんという、こちらの温泉を使って打っているうどんを頂きました。

うどんはツルツルとしてコシもあり、噛むと小麦の味がしてとても美味しかったです。つけ汁もダシがきいてました。付け合わせのキンピラまで美味しかったです。温泉うどんだけだとボリュームは控え目だったので、他のメニューであった天ざるうどんの方が量はちょうどいいのかもしれません。

他のメニューでは岩魚塩焼きがあったり上州麦豚を使ったスタミナ焼肉定食があったりと美味しそうなのが色々ありました。元々長年飲食業をやってきた会社がやってる温泉施設らしく食事処の料理にも力をいれてるようなので温泉と一緒にお食事するのがお勧めです。

この日は15時から食事処の営業が休憩となってたので、昼過ぎに着いて温泉に入ってから食事をしたい場合は温泉入る前に営業時間を確認しておいた方が良いかもしれません。

帰りはもノンビリと風景を見ながら水上駅まで45分歩いて帰りました。

駅からはちょっと歩きますが、真夏とか雪が降ってる季節でなければ自然の空気を感じながら歩いていくのも気持ちいいと思いますし、とても良い湯質の温泉を楽しめ食事処もあるので、青春18きっぷとかの旅で行くのも良いなと思います。

車で水上方面に行ったりするのなら休憩がてら寄るのも良さそうです。

この日の日帰り旅行全体の事はこちらの記事にて(温泉に行く前にSL ぐんま みなかみ号に乗ったり、帰りに高崎パスタを食べたりしました。)

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