青春18きっぷ(信越線、小海線)リゾート列車、温泉(2022年7月)

2022-07-24

2022年の7月に青春18きっぷを使った日帰りの旅行に行ってきました。観光列車に乗ったり美味しい食べを食べたり源泉かけ流しの温泉に入ったりと楽しんできました。

夏の青春18きっぷは7月20日から9月10日までと期間が長めです(2022年の夏)。切符に書いてある書いてあるように特急やバスは乗れないもののJRの普通列車や快速列車(快速列車はグリーン車の指定席というパターンは乗れないですがレアなケースです)に乗り放題。1日づつ使ったり連続した日で使ったりも自由なので好みに合わせて色々な使い方ができるお得な切符です。

自宅が東武東上線沿線なのでスタートするJRの駅の候補はいくつかあるのですが、今回は川越駅からスタートです。

川越線の列車に乗ります。車両はE233系7000番台。川越線や埼京線の他、りんかい線や相模鉄道に乗り入れる車両です。

大宮駅で最初の乗り換え。川越線の地下ホームから大移動。

高崎線の列車に乗ります。車両はE231系近郊タイプ。

高崎駅に到着しました。ここで信越本線に乗り換えるのですが、丁度気になってた臨時列車が走る日だったので一か月前に指定席の予約をしておきました。

出発の時間の少し前にホームに付くと列車の到着を待ってる人が沢山いました。やがて入線してきます。

快速ELぐんま よこかわ号に乗ります。車両はけん引する機関車がEF64 1000番台

機関車が牽引する客車は12系客車です。快速列車なので指定席券を別途購入すると青春18きっぷで乗車することができます。

ELぐんま よこかわ号について詳しくはコチラの記事にて。

国鉄時代に作られた急行型の客車で以前SLぐんま みなかみ号で乗った旧型客車よりは新しいですがその分冷房が付いていたりと快適さとレトロさがあるなと思いました。

終点の横川駅に到着です。信越本線は元々はこの先の碓氷峠という急勾配がある峠を登って軽井沢駅まで向かうためにこの横川駅で補助の機関車を連結(電車の場合も)したりしていましたが、北陸新幹線開業時に横川駅~軽井沢駅は廃止になってしまい終着駅になっています。

今では通常は4両編成の普通列車しか走らなくなってしまった路線ですがこうやって臨時列車で長い編成が停まってると、昔の雰囲気を味わえる感じがしました。

峠の釜めし本舗 おぎのや 横川駅売店

横川駅の駅弁として有名な峠の釜めしの おぎのやが駅の改札の横で営業しているお店で、お店の名前の通り峠の釜めしも売っていますが、このお店は立ち食いそばのお店になっています。おぎのやの立ち食いそば屋さんは他の駅にもありますが、この横川の駅には土日祝限定で親子そばというメニューがあるとのことでそれを食べてみたいと思っていたものの、7月、8月は休止中(この年だけなのか毎年なのかはわかりません)で食べれず。

代わりに天ぷらそばをいただきましたが、これがまたかなり美味しかったです。コシがあって歯ごたえのいいお蕎麦としっかりとしたダシのツユ、かき揚げにはシイタケなどの野菜や魚介が入って美味しかったです。

おぎのやは横川駅の近くに本店があり、そちらでは峠の釜めしが店内で食べれるようです。また駅の近くの国道18号を少し歩いたところに、おぎのや横川店というドライブイン的な店舗があってこちらは峠の釜めし含めて色々な飲食ができたりお土産物も豊富に販売してたりお手洗いも綺麗でした。

横川駅からはJRバスの路線バスの碓氷線で軽井沢駅まで。車両は日野自動車の大型バス セレガ。

前回この碓井線に乗った時はJRバスカラーの三菱エアロエースだったので今回も同じだと思ったらド派手な色のセレガでビックリしました。エアロエースにはUSB充電ポートが座席についていたので今回も同じだと思ってUSBケーブルを持ってきたらセレガにはUSB充電ポートは付いていませんでした。

軽井沢駅に到着です。軽井沢駅は北陸新幹線の他、しなの鉄道 しなの鉄道線が乗り入れています。しなの鉄道線は信越本線が北陸本線開業時に並行在来線としてJRから経営分離された路線です。

ホームの横には碓氷峠で補助の機関車として使用されていたEF63が停まっていました。横川駅~軽井沢駅間が廃止になる前はこのEF63を2両横川側(峠の下側)に連結して登ったり下ったりしていました。僕もその時代に碓氷峠を通る列車に乗ったことはあったのですが随分昔なのでよく覚えていません(笑)

こちらはEF63より昔の時代に碓氷峠がアプト式という通常の2本のレールの間に歯車用のレールを設置してそこに車両側の歯車を噛ませて進んでいくという仕組みの路線だった頃の機関車です。EC40という電気機関車で100年くらい前に碓氷峠で使われていたようです。

軽井沢駅からはしなの鉄道線の列車に乗ります。JRではないので青春18きっぷの範囲ではないため切符を別途購入しての乗車です。車両は国鉄~JRで使用されていた115系1000番台。

115系は以前は東京あたりでも走っていましたが現在はJRでは殆ど走っていない(JR西日本ではまだ走ってるようです)ので今回しなの鉄道で走ってる姿をたくさん見れて嬉しかったです。

車窓から見える景色は壮大な高原地帯を走っている感じでとても気持ちよかったです。

小諸駅で乗り換えます。改札外の待合室には立ち食い蕎麦屋さんがあったり改札前のスペースには野菜とかの無人販売もあったりしました。立ち食いそば屋さんはシブい感じでかなり好みな店構えだったので食べたいなと思いつつ横川で蕎麦をいただいたばかりで1杯食べるほどお腹が空いてなかったので今回は断念。他にも気になっていたお店があったのですが臨時休業だったのでまたの機会に行きたいと思います。

小諸駅からは小海線に乗ります。HIGH RAIL1375という観光列車でキハ110系、キハ100系の710番台。 今回の旅に行こうと思ったきっかけはこの列車に乗りたいなと思ったことでした。この列車にも指定席券を購入することで青春18きっぷで乗ることができます。

HIGH RAIL1375についてはこちらの記事にて。

このHIGH RAIL 1375、一人旅にも優しい1人用席もあるのです。進行方向斜めに向かってシートがセットされてるので高原の景色を見ながら旅を楽しむことができます。他にも2人掛けのシートや4人掛けのボックスシート、通常のリクライニングシートの席もあるので好みにや人数に合わせて選ぶと良いと思います。

おぎのやの鶏ごぼうおにぎりと軽井沢ブルワリーのTHE 軽井沢ビールプレミアム・クリアを。おにぎりはおぎのやの他、高崎駅や軽井沢駅のNEW DAYSで売ってるのでよく高崎駅で買って食べますが美味しいので好きです。軽井沢ビールはHIGH RAIL 1375の車内の販売カウンターで購入する事ができます。初めて飲みましたがスッキリさわやかで車窓から見える高原の景色を見ながら飲むのが最高でした。

途中のいくつかの駅では停車時間が長めになっていて列車から降りたりできます。JRの駅で一番高い場所にある野辺山駅では長めの停車時間があり駅の外に出たりもできました。

野辺山駅を出発して少し過ぎたあたりでJRで一番高い場所を通過します。ここが列車の由来にもなった標高1375メートルの高さ。

終点の小淵沢駅に到着です。小淵沢駅では特急に乗換だと丁度良い時間に乗り継ぎできるようでしたが、今回は18きっぷの旅なので普通列車をしばらく待ってました。後になって知ったのですが、駅の改札外に展望室があったりもするようなので次回小淵沢駅に行く機会には行ってみたいなと思います。

中央線の列車に乗り換えます。車両は211系1000番台。

塩崎駅で降ります。塩崎駅は上下線のホームそれぞれに改札口があり、改札内でホームの行き来ができないちょっと変わった構造でした。ホームが高い位置にあり、改札の外で線路の下の公道を通って反対側に行くようになってたのでこの駅から乗る時は改札入る前に間違えてないか確認しないとですね。

駅から20分ほど歩いた所にある湯めみの丘という日帰り温泉施設に来ました。こちらの温泉は丘の端のほうに建物がありさらに建物の高い位置にある露天風呂から富士山をはじめとした山々を眺める事ができるようになってます。しかも源泉かけ流しの温泉でお湯の良さもばっちりです。

湯めみの丘についてはこちらの記事にて。

夕ご飯は湯めみの丘の飲食コーナーにてラーメンを。シンプルな醤油味のスープに縮れ麺のラーメンでした。お値段も手ごろです。他にもうどんやカレーなどがあったりお酒やおつまみ類も充実していたりデザート類もあるので温泉に入った後にちょっとゆっくりしてから帰ったりもできる感じだったのでまた今度ゆっくり来たいなと思います。

塩崎駅に戻ってきて再び中央線の列車に乗ります。車両は211系2000番台。

甲府行きの列車だったので甲府駅で乗り換えです。

甲府駅からも引き続き中央線に乗ります。車両は211系1000番台。

高尾駅までの列車だったので乗り換えます。

引き続き中央線。車両はここからは233系に。

高尾駅で特別快速ではない快速に乗り換える時よくこのホームから乗るのですが夜だと天狗がめちゃライトアップされてるのが楽しいです。

西国分寺駅で乗り換えます。

武蔵野線に乗ります。車両は209系500番台。仕事帰りの時間だと結構混んでる武蔵野線ですが遅い時間だとだいぶ空いてるので大体椅子に座れるので快適に帰れます。

今回の青春18きっぷの旅は北朝霞駅で終了です。(このあと東武東上線で自宅近くの駅まで帰りました)

ELぐんま よこかわ号、HIGH RAIL1375といった普段乗らないタイプの列車に乗れたり18きっぷとは別料金ですが、しなの鉄道や碓氷峠をバスで登ったり山梨の気持ちい温泉に入ったりと楽しい日帰りの旅でした。18きっぷはあと4日分残ってるのでまた別の日に旅に出かけました。

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