2022年の8月に栃木へ1泊2日の旅行に行ってきました。1日目は山の中の温泉宿に泊まり、2日目に茶臼岳に登った後の帰りに那須湯本温泉にある小鹿の湯に寄ってきました。
旅行全体のことはこちらの記事にて。
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栃木で温泉とラーメンと餃子と那須岳(2022年8月)
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那須湯本温泉は鉄道の駅からは離れているのですが、那須塩原駅か黒磯駅からの路線バスで来ることができます。(新幹線も停まる那須塩原駅からバスで40分くらい。JRの東北本線の黒磯駅からはバスで30分位です)
今回は那須湯本バス停から歩いて行きましたが、一番近くのバス停は湯本一丁目というバス停です。(写真の右奥に小鹿の湯の入り口が見えます)那須湯本バス停からも徒歩5分くらいです。
那須湯本温泉といえば鹿の湯という温泉施設が有名ですが、夏休みのシーズンで混んでいそうったのと、登山帰りだったのでシャンプーやボディーソープ(それぞれ持参)で体や頭も洗ってから温泉を楽しみたいなと思い、今回はこちらの小鹿の湯へ来ました。(鹿の湯はシャンプーや石鹸類が使用不可)
小鹿の湯はなやホテルという宿の敷地内にある温泉施設ですが、現在は宿の方はお休みしていて日帰り入浴のみの営業となってるようです。小鹿の湯への入り口は宿の建物の入り口とは別に建物の脇にある門のような所から敷地に入っていき、料金を支払う受付の小さな建物があって、その先に進むと温泉施設の入り口があります。
脱衣所も木の質感を活かした造りでとても雰囲気良いですね。
脱衣所から浴室をみるとこのような感じです。脱衣所から出た場所に内湯があり、脱衣所から出て右手方向に向かうと露天風呂があります。
白い濁り湯で硫黄の香り(硫化水素の香り)が温泉らしい温泉という感じでテンション上がります。
内湯は2つに分かれていてそれぞれで温度が違います。右側の方が熱くなっているので熱い温泉が好きな人向けといった感じで左の方はゆっくり浸かるのにもちょうどいい温度でした。左右の湯舟の間の奥の所に湯口があり源泉が投入されています。内湯にはカランとシャワーのある洗い場もあります。石鹸やシャンプーは設置されていませんが持ち込み(もしくは受付で購入)すると使用できます。
露天風呂は小さめの湯舟で周りに壁があって景色を眺めたり
源泉は鹿の湯源泉と行人の湯源泉の混合泉で、これは鹿の湯をはじめとして那須湯本温泉の多くで使われている源泉のようです。泉質は単純酸性 硫黄温泉(硫化水素型)。酸性の温泉でpHは2.59。源泉かけ流しで使用されていて加水や加温もなしで源泉の投入量で2つの湯舟の温度の調整をしているようです。硫黄の香り(硫化水素の香り)が強い温泉なので好みが分かれる温泉だと思いますが、香りと白く濁ったお湯がこれぞ温泉という感じが好きな人にはたまらない温泉だと思います。
小鹿の湯の近くに鹿の湯分湯場がありました。扉に小さなガラスの窓があったので中をのぞくこともできました。(温泉の成分のせいか窓が曇っていてうまく写真はとれませんでしたが、温泉らしきものがみえました)鹿の湯の由来は、鹿が傷を癒していたのをみかけて温泉を発見したというものだそうです。(温泉あるあるである動物、傷癒しがち)
ここから那須湯本温泉の多くの宿に配湯されているようです。源泉の量も豊富なようで源泉かけ流しで使用されている宿も多いようなので泊りでも那須湯本温泉に来てみたいなと思います。(あとバスで少し離れた所にある北温泉という温泉も気になります)
小鹿の湯は鹿の湯と同じ源泉の温泉に入ることができつつそこまで混んでいなく、シャンプーやボディーソープも使える(要持ち込み)洗い場もあるのが良かったです。建物の雰囲気も好みでした。