特急しおさい号(255系)

2023-01-05

2023年の1月に千葉県の銚子市と旭市へ1泊2日の旅行に行ってきました。東京から銚子までは特急しおさい号に乗車していきました。

旅行全体の事はこちらの記事にて。銚子電鉄に乗って観光したり旭市にある千葉県の認定第一号の温泉宿に泊まったりしてきました。

銚子~旭(温泉、ラーメン、銚子電鉄)2023年1月

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しおさい号は東京駅が始発駅です。総武快速線の地下ホームから出発するので他の路線から乗り換える時は地下に降りる分ちょっと時間に余裕を持っておいた方が良さそうです。車内販売や車内の自動販売機は無いので飲み物や食べ物を車内で飲食したい場合は乗車前に用意しておきます。

しおさい号は特急列車用車両の255系が使用されています。(一部257系500番台も使用されてるようです)1993年にデビューしたJRの中では最初の頃に作られた車両です。

房総ビューエクスプレス(暴走ビューエクスプレスではない)という愛称が付いています。車体のカラーは白を基調にして他の房総方面の列車にも使われている青と黄色が使用されています。これは白が砂浜、青が海、黄色が日の光と菜の花をイメージしているようです。

255系は全編成が9両編成でグリーン車も1両連結されています。同じ房総方面の特急として255系の後に登場したE257系500番台が5両編成でグリーン車無しなのと比べると特急列車らしい編成に感じます。

ビューという名称がついているわりに展望がそこまで良いというほどでもないですが、先頭車のデッキからは運転席の後ろから前の景色も眺める事ができます。(デッキの先にあるので座席からは見えないです)

車両の基本的な構造は初代の成田エクスプレスで使用されていた(現在は日光方面の東武乗り入れ特急列車に使用されてる)253系と同じらしいですが、ビューと名乗るだけあって窓ガラスは縦に少し大きくなってるそうです。

ただ、現在は殆どしおさい号にしか使用されていないので窓が大きくても窓からの景色はあまり見どころといえるところは少なさそうです。(流れていく景色を楽しむという面では良いのでしょうが)255系は外房線のわかしお号の一部にも使われているのでそちらは窓から海が見えるので良さそうです。

座席は2人席×2で4人が横並びになる一般的なタイプです。

1993年デビューの車両なので座席の仕様は少し前の特急列車らしいゴージャスさを感じる生地だと感じます。同じ時代の乗用車とも通じるバブル時代末期の開発な雰囲気だと思います。ヘッドレスト部分には他の特急列車でもよく使われているような白い不織布(?)のカバーが装着されています。

足元にはバー状の簡易的な足置きが付いてました。

前のシートの背もたれ背面にはテーブルなどは付いていません。

シートの肘掛け部分の上の黒い部分が

パカっと開くと

テーブルが出てきます。

ノートパソコンを広げたりするにはちょっとサイズが小さいですがドリンクと駅弁位なら置けるサイズのテーブルです。最近一般的な背もたれ背面についてるテーブルと比べるとサイズは小さいし位置も低いのが難点ですが、向かい合わせの4人掛けシートにした時にもテーブルが使えるというのが利点ですね(コロナ流行が落ち着くまでは向かい合わせで使用できなさそうですが)

天井も特急列車の車両らしい凝った造りで蛍光灯にカバーがついています。

シートの上の網棚も高級感あります。

デッキのドア横にはに荷物置き場がありますが、縦に長いサイズの物も置くことができます。

銚子方面の先頭車以外は1両に1つづつデッキがあり(銚子側先頭車だけ2つ)デッキに扉があります。片側に開く扉ですがそこそこ大きいので荷物を持っていても出入りはしやすいかと思います。

洗面所はハンドソープが無く固形石鹸が置いてある少し前の世代の特急列車のタイプ。

2時間弱で終点の銚子駅に到着しました。東京駅から乗り換えなしで快適な特急列車の車両で来れるのは便利ですね。

料金はえきねっとトクだ値のチケットレス特急券だと運賃+特急の指定席券1220円とお得でした。こちらのチケットレス特急券は出発直前まで購入出来て35%OFFなので急に乗ることになっても席があいていればスマホで申し込んで購入できます。

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