どこかにビューーン!で盛岡へ。温泉、麺、焼肉、パンや喫茶店など岩手への旅(2023年1月)

2023-01-26

どこかにビューーン!で行く岩手への旅最終日は鶯宿温泉から始まります。チェックイン~チェックアウトの時間いつでも温泉に入り放題なので早めに起きて温泉に入りました。

朝食もとても美味しかったです。栄養もボリュームもある朝ごはんで嬉しいです。

宿をチェックアウトしてバス停へ。歩いて行く道沿いには足湯のある公園もありました。

鶯宿温泉バス停から、あねっこバスに乗ります。(あらかじめ予約いました)車両はハイエース ワゴン。行きもそうだったんですが、運転手さんの運転がかなり上手くて、雪道でしたが、スムーズで安心感ありつつ必要な所で加速、減速と素晴らしかったです。あねっこバスは車両の運行は雫石タクシーという地元のタクシー会社が行っているようなので道についても知り尽くしているのかもしれません。

雫石駅に到着です。ここから列車に乗り換えます。

列車がくるまでしばらく時間があったので待合室で待っていました。エアコンも効いた暖かい部屋で飲み物の自販機などもあり快適です。雫石駅には他にも食事を食べれるお店やコインロッカーなどもありました。時刻表を見ると昼間の下り方面(田沢湖や秋田方面)は朝から昼過ぎまで列車が無いようなので普通列車での旅で通過するのには時間帯を考えないといけない区間ですね。こまち号も少ないですが、これは雫石駅に停車するこまち号が少ないからで盛岡駅から乗ればもっと本数あります。特急こまち号と書いてあると秋田新幹線といっても盛岡から先は在来線というのを改めて実感します。

盛岡駅まで乗る列車が雫石駅始発でしたが、こまち号を待ってからの発車だったのでホームで見学。在来線の路線を走ってる姿は存在感ありますね。今回はそうでもない感じでしたが新幹線の車両に雪が大量に付着してる場合は盛岡駅に着く前の大釜駅に温水で雪を溶かして落とす装置があるようなのでそこで雪を落としてから盛岡駅へ向かい東北新幹線に乗り入れるそうです。(お湯で雪を溶かしてる時の動画をネットで見ましたが実際の見てみたいです(笑))

こまち号が遅れていましたので発車時間は少し遅れましたが、田沢湖線の列車に乗ります。車両は701系5000番台。

盛岡駅に到着です。旅に計画を立ててる時に、盛岡駅から山田線で宮古の方へ行ってみようかなと思い(気になるラーメン屋さんがあったので)調べたのですが、帰りの新幹線に間に合わないので今回は盛岡の街を廻ることにしました。地図で見てみても岩手県は広いのでまた来て色々行ってみたいです。

福田パン本店です。盛岡駅から歩いて10分ちょっとで着きます。この日は初日と比べて路面の雪は少なくなっていたのですが、その分解けてから凍ったとこもちょいちょいあって気を付けながら歩く一日になりました。

お昼のちょっと前くらいの到着でしたが、盛岡のソウルフードと呼ばれていて人気のあるお店なので店内ではお客さんが何人か買い物していました。こちらのお店では受付で注文してコッペパンに好みの具を挟んでもらい、受け取り口に移動して代金の支払いと商品の受け取りをするようになっていましたが、慣れているお客さんが多い感じでスムーズに買い物してるのと店員さんも沢山いたので待ち時間短めでした。ここでは帰りの新幹線で食べるパンを購入。帰りまでまだ時間はかなりありますが、数量が少ない具は早めに売り切れてしまう事が多いというのでお昼ご飯を食べる前に買っておこうと思い。実際僕が注文したうちの1つのエッグハムカツは僕が買ったのがラスト1だったので売り切れてました。

そのまま歩いて昼食を食べに来たのは白龍(パイロン)というお店です。この写真は帰る時にちょうどお客さんの行列が切れていたので撮れましたが、僕が着いた時には15人ほど行列ができていて並びました。良い感じの歴史を感じるお店の造りで店内はカウンター席とテーブル席がありましたがカウンター席に人が座ると後ろを人が通る時気を付けないとぶつかってしまう感じのタイトな作りでした。でもこういうお店好きです。もう少し広々とした店内が良い場合は盛岡駅の駅ビルフェザンの中に支店があり、そちらは席の広さもありそうでした。

じゃじゃ麺をいただきました。じゃじゃ麺はこちらの白龍が考案した食べ物とのことで、盛岡の名物の一つで色々なお店で提供されているようです。うどんのような太さの平打ち麺に肉や野菜を加えて作られた味噌、キュウリ、ショウガと一緒に卓上の調味料を好みで入れて混ぜて食べる料理で僕は初めて食べました。卓上の調味料は種類が結構多くてニンニクだと思って入れたら味噌でさらにニンニクを入れたりラー油をかけたりしたら味が濃くなりすぎてしまいました…最初は少しずつ調整していった方が良かったようです。赤い四角い具は、紅ショウガです。最初トマトかパプリカかなと思って食べたら違くてビックリしました(笑)

1口分くらい残して、卓上に配置されている生卵を入れて良くかき混ぜてから店員さんに渡すと、チータンタンという卵スープを作ってもらえます(じゃじゃ麺とは別料金で追加になります)後になって知ったのですが、四角い紅ショウガを使ってお皿を綺麗にすると良かったみたいです(その前に食べてしまいました(笑)おかげで画像が綺麗じゃなくてスミマセン)渡すときにはお箸は皿にのせたまま渡します。その時にレンゲが必要か聞かれるので必要な場合はお願いするとレンゲも貰えます。(周りの様子を見てると常連さんっぽい人たちはレンゲ無しで注文してたので僕も通ぶってレンゲ無しにしました(笑))

このチータンタンも、卓上の調味料で好みに味付けするのですが、胡椒と塩をちょっと振って食べるとこれがまた美味しかったです。

昼食を食べた後に自分へのお土産を買いに 老舗白沢せんべい へ南部せんべいを買いに来ました。白龍から歩いて5分ちょっとな場所にあります。旅の計画を立ててたときに何か名物で美味しいものあるかなと探していた時に見つけました。南部せんべいは元々は岩手でももっと北の方だったり青森の八戸の方の名物のようですが、この白沢せんべいは盛岡で1936年に創業した歴史あるお店で、定番の南部せんべいをはじめとしてちょっと変わったタイプまで色々な南部せんべいを販売していました。

岩手銀行赤レンガ館です。1911年に盛岡銀行の本店として建築されてその後岩手銀行に使われていて現在は資料館になっています。東京駅と同じ建築設計事務所が手がけた建物で東京駅より前に作られています。

盛岡城跡公園(岩手公園)も綺麗な雪景色でした。お城の建物は残っていないようですが、広大な敷地の公園になっていて石垣は沢山ありました。雪と傾斜で気を付けながら歩かないとだったり冬期通行止めの通路もあったりしたのでまた別の季節にも来てみたいです。

かなり大きな何か歴史ありそうな物ががあるなと思い説明を見てみると元々ここに銅像があり、その台座だったそうです。本体が無いのにこの迫力。銅像は戦時に軍需資材になってしまったそうです。

本丸があった場所には石碑がありました。もう少し公園内を散策しようと思いましたがこの日はちょっと風もあったりで寒かったので程々で撤収。

盛岡城跡の公園の後に盛岡駅方面に移動し光原社 可否館へ。光原社は宮沢賢治の注文の多い料理店を発刊した会社で今は民芸品などを扱っているそうです。会社名も宮沢賢治と一緒に名付けたとか。その光原社にある喫茶店がこの可否館です。道路から敷地に入ると建物の一部が門のようになっている所をくぐり、中庭に入るといくつかの光原社のお店があり可否館もありました。

中に入ると3人ほど座れるカウンター席と2人用テーブル席2つと1人用テーブル席1つというコンパクトな店内でした。店内は自然な雰囲気のレトロな作りで心地よい空間。珈琲とくるみクッキーを頂きました。珈琲もくるみクッキーも美味しかったです。店内撮影不可だったので珈琲とクッキーの写真は無しです(ネットを見てると食べ物、飲み物の写真は撮影可らしいというのも口コミサイトとかで見かけたのですが、店内の表記には撮影不可としか書いて無く、店員さんも忙しそうだったので聞くタイミング逃してしまったので聞きませんでした。)

盛岡駅に戻ってきて駅ビルのフェザンで買い物(自分へのお土産を)をしたりしました。フェザンはお土産物屋さんや飲食店(名物の食べ物のお店も沢山あったので時間が無くても駅ビルで十分美味しいもの食べれそうです)もあり便利でした。

その後、少し時間があったのですが、荷物もそこそこ多かったので疲れも少し出てきたので休憩できる場所を探すと南改札口の外で、みどりの窓口の近くに待合室があり、ここで新幹線の時間まで待つことに。
北改札口の方が駅から降りてバス停やフェザンなど色々な方面に向かうのに便利なので北改札口の方が人が沢山いて南改札口の方はあまり人がいなかったのでこの待合室は穴場的に空いてるうえにフリーWifiが使えたりテーブル席があったりで良いところ見つけたなと思いました(笑)元々はここにドトールがあったようですが閉店してしまったようです。(北改札口の近くにはもう一つのドトールがありそちらは今でも営業中なのでコーヒー飲みながら列車を待ちたい場合はそちらを使用すると良いと思います。

せっかく盛岡駅に来たので東北新幹線と秋田新幹線の連結や分割するとこを見てみたい(今後、秋田新幹線に乗る事あっても列車に乗ってると見れないし)と思いちょっと早めに改札から入場しました。やっぱり見たい人は多いみたいで連結部分にはわかりやすい案内も表示されてました。

東京方面からやってきた下り列車の東北新幹線はやぶさ号と秋田新幹線こまち号です。東京駅からずっと連結した状態でやってきました。一度停車して乗客の乗り降りをした後

秋田新幹線のE6系だけ先に発車して連結部分から分割。そのまま出発します。

連結器のカバーを閉めながら秋田駅方面に進んでいきました。時速300キロ以上で走る乗り物で形状が違う2編成が連結して走れるというのも凄いですが、それがまたスムーズに分割して発車していくのもまた凄いなと思いました。このあと東北新幹線のはやぶさ号も新青森駅方向に出発していきました。

今度は東京方面の上り列車です。盛岡駅に先に到着した東北新幹線はやぶさ号のE5系が連結器のカバーを開けた状態で待っています。

田沢湖線方面からやってきた秋田新幹線こまち号のE6系が入線してきて一度停車、少し間をおいてから進んできました。

ゆっくりと進んできます。

連結。連結してから秋田新幹線のドアが開き乗客の乗り降りをしてすぐに出発していきました。

帰りの列車も行きと同じく東北新幹線やまびこ号です。車両はE5系。停車駅が多いので先ほど出発していった はやぶさ号+こまち号と数分差で出発しますが東京駅到着は1時間の差が出ます。そんだけはやぶさ号、こまち号は速いということで。

どこかにビューーン!は指定席が使用できるので予約してある席のある車両に乗り込みます。

普通車なので3人掛け+2人掛けの5人が横に座れる広さです。5人並ぶといってもそれでも十分な広さがありますしシートの造りもとても座りやすいので快適です。この日は土曜日の夕方の上り列車だったのですが、盛岡から東京あたりまで乗る人のほとんどははやぶさ号に乗るようで指定席には1車両に数人くらいしか乗ってませんでした。途中で自由席も見に行くとそこそこ席はうまっていました。はやぶさ号は指定席しかないので、自由席に乗りたいひとや、途中駅で乗り降りする人がやまびこ号を使う事が多い感じでしょうか。

どこかにビューーン!で最初に指定されていたのは3人掛けの方の席だったのですが、えきねっとで2人掛けの席に変更しておきました。帰りのやまびこ号も車内販売は無かったので飲み物や食べ物はあらかじめ購入して車内へ持ち込みました。

3日間をすごした岩手から出発です。ありがとうございました。

帰りの新幹線では夕ご飯として福田パンを。今日の昼間に本店で買ってきたものです。

あん・バターとエッグハムカツです。あんバターは福田パンで一番定番のようです。上品な甘さのスッキリの餡がバターとベストマッチな感じでかなり美味しかったです。エッグハムカツはスライスしたゆで卵とハムをカツにしたものでサクサクした衣とハムと卵がとても美味しいです。カツと一緒にキャベツとソースも挟んであってこれがよく合いました。パンは1日目に食べたときと同じく表面はしっかり歯ごたえありつつ、ふわふわもちもちして美味しかったです。

昼間に 老舗白沢せんべい店 で購入した丸粒ピーナッツの南部せんべいです。こちらは自分へのお土産で購入して後日家で食べましたが、クッキータイプの南部せんべいで普通の南部せんべいとも違う食感でした。サクサクというよりクッキーらしいしっとりさがあり。卵とバター(マーガリンと牛乳が原材料だから?)の感じする記事にピーナッツが大量に入っていて食べ応えあります。紅茶やコーヒーと一緒に食べるの合いそうだと思いました。白沢せんべいの南部せんべいはこの日行った直営のお店以外に盛岡駅のお土産物屋さんとかでも売っていました。また、ネットでの通販でも買えるようです。とても美味しかったのでまた食べたいです。

削ピーナッツの南部せんべいは、伝統系と呼ばれるタイプで先ほどのクッキータイプと違いいかにも南部せんべいという味でとても美味しかったです。5枚入りの丸粒の方を購入したら1枚おまけで頂いたのですがこちらもかなり好みの味だったので次回はコチラも購入しようと思います。

シライシパンのネオトーストはベルプラスワンというスーパーで購入しました。他にもスーパーなどで購入できるようです。シライシパンのHPの問い合わせのメニューの中の販売店検索のページに商品ごとに、どのお店に前日~当日に納品したかという情報が地図と一緒に表示されるページがあるのでそれで調べて行ってみました。

2枚の薄切りの食パンの上と真ん中にマーガリンが塗ってあり、上の方にはさらに砂糖がのってシュガーマーガリンになっています。家に帰ってから2枚重ねたままトースターで焼いて食べましたが、薄切りのおかげで周りや表面はサクサクにトーストされ真ん中はシットリとしたままになるのと、シュガーマーガリンが溶けてなじんでかなり美味しかったです。

岩手県の定番お土産の かもめの玉子 は盛岡駅駅ビルフェザンの中にある さいとう製菓の直営店で購入しました。かもめの玉子は駅などにある他の土産物店でもだいたい置いてあるようでしたが、直営店では扱っている種類も豊富にありました。以前お土産で頂いて食べた事があった、みかん味がとても美味しかった記憶があり、ちょうどみかん味が販売シーズンの終わりで生産が終了した直後のタイミングでまだ在庫があったので購入しました。通常のタイプも食べたいなと思ったら直営店ではミニとみかんを3個ずつ袋づめにしたものを売っていたので購入。さらにみかんの単品も売ってたので新幹線の中で食べる用に単品も購入しました。

チョコでコーティングされたカステラ生地の丸いお菓子で中には餡子が入っているという和風とも洋風ともいえるようなお菓子で複雑ながらすっきりした味わいでとても好みのお菓子です。みかんの方は全体的にみかん風味な他に餡の中にさらに みかんペーストが入っていて美味しかったです。

3時間20分ほどで東京駅に到着です。盛岡駅から快適なシートに座ってるだけで東京駅まで帰ってこれるとは新幹線は便利ですね。

盛岡は歴史ある見どころと現代の利便性が丁度よく融合してる感じが魅力ある街だと感じました。雫石町も盛岡からすぐの場所ですが自然も多くのんびりできる感じがとても良かったです。それぞれまた行きたいなと思います。盛岡、雫石以外の岩手県の見どころもまだまだ沢山あると思うのでぜひ行ってみたいなと思います。

今回、初めてどこかにビューーン!で旅行に行きましたが、行き先を自分で決めずにガチャ的な運任せで決まった目的地に合わせて旅のプランを考えて廻るのも普段とまた違った感じで楽しかったです。今まで気になっていたけど行く機会が無かった岩手県に行くこともできて良かったです。今回はこのサービスがはじまって早めのタイミングで行きたいなと思ったので冬の時期に行きましたが、どこかにビューーン!で行ける場所だと冬は雪が多い場所の割合が多いので雪が無いシーズンだと野外や徒歩での行動範囲も長めでも大丈夫ですしレンタカーを使ったりもできるかと思うので次回は違うシーズンにどこかにビューーン!したいと思います。青春18きっぷや、北海道&東日本パスなどと組み合わせできる時期も良さそうですね。

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