青春18きっぷで京都、大阪、和歌山、三重、愛知へ。2024年1月

2024-01-03

今回の旅の4日目は朝早く出発です。前日にコンビニで買っておいた朝食を食べてから串本駅まで移動ですが駅まで1分ほどの宿なのでこういう時助かります。

串本駅ではまだ朝早くてお客さんも少なかったですが駅員さんに18きっぷの4回目に日付入りのスタンプを押してもらい本日の移動のスタートです。

紀勢線(きのくに線)の列車に乗ります。車両は227系1000番台。

JR西日本の優先席はなんだか可愛らしいデザインの布地の車両があって良いですね。

2日目に串本まで来た時に きのくに線(紀勢本線)に乗ってたら、地元の方っぽいお客さんが自転車を輪行袋に入れずにそのまま列車に乗ってきて、和歌山の治安が!?とビビったんですが、きのくに線ではそのまま列車に乗って良いサイクルトレインというのになっているんですね。調べてみたら御坊駅~新宮駅間は混雑する通学時間帯以外はそのまま自転車を列車に載せてOKみたいです。(他の区間でも予約だったり時間帯限定だったりで実証実験を行ってたりもするようです)詳しくはJR西日本のサイクルトレインのページにて

雲があって直接太陽は見えませんが列車の中から海と日の出が見れるのはめちゃテンション上がりました。海岸線近くを走る区間が結構あります。前日に行った橋杭岩も以前は列車から良く見えたようですが何年か前にできたホテルの陰になってしまい今はあまり見えないようです(僕は気が付かないうちに通過してました(笑))

新宮駅で乗り換えます。この駅がJR西日本とJR東海の境目になっています。

引き続き紀勢本線の列車に乗ります。車両はキハ25形1500番台。ここまでのJR西日本の区間は電化されていたので電車でしたが、紀勢本線のJR東海区間は非電化なのでここからはディーゼルエンジンで走る気動車です。

しばらく海と山が複雑に入り組んでいるところを列車が走るので窓からの景色がとても良かったです。

3時間20分で多気駅に到着しました。乗り換えます。

参宮線の列車に乗ります。車両はキハ25形。

伊勢市駅に到着です。

駅を降りて真っすぐ進むと鳥居があります。鳥居の先の伊勢神宮へ続く道沿いには飲食店やお土産物屋さんなどが並んでいます。

伊勢市に着いたのがちょうどお昼の時間だったのですぐにお昼ご飯を飲食店で食べるにはお店が混んでいそうなのでまずはちょっとお菓子を食べたいなと思いへんばや商店伊勢市駅前店へ。店内での飲食の他、壁の丸い窓になってるところがお土産用のカウンターでこちらで購入もできます。

へんば餅を頂きました。弾力があってモチっとした生地の中に甘さ控えめで品の有るこしあんが入っていて美味しかったです。箱に入ったお土産用の他に1つから購入ができるのもその場で食べるのに丁度良くて助かりました。(僕以外の他のお客さんはみんな箱入りのを購入していました)今回初めて食べたのですがかなり好みの味でした。

へんば餅というのは、この へんば商店の本店がある小俣町明野が伊勢神宮の参拝道があり、そこまで馬に乗ってきて小俣町明野で馬を降りてそこからは歩いて行くため馬は引き返すため返馬所と呼ばれる場所があり、その近くで食べられていた帰場餅というのが由来だそうです。

伊勢神宮のお詣りに行きます。伊勢神宮は正式には神宮といい外宮(げくう)、内宮(ないくう)をはじめとして125の宮社の総称なのだそうです。外宮、内宮にお詣りする時ははまずは外宮から参拝するならわしとのことなので伊勢神宮外宮へ向かいます。伊勢市駅からは徒歩で5分くらいで敷地の入口に着きます。

敷地内もとても広いです。外宮は左側通行になっていました。

豊受大御神という衣食住を、産業の守り神である豊受大御神が祀られている正宮 豊受⼤神宮です。

御正宮以外にも多くの別宮と社があるのでそれぞれででお詣りしてきました。

ちとせ で昼食を頂きます。伊勢うどんというご当地うどんのお店ですがこの ちとせ でうどんを食べた永六輔さんが伊勢うどんという名前でラジオで紹介したのをきっかけで伊勢うどんと呼ばれるようになったそうです。最寄り駅は近鉄山田線宇治山田駅で徒歩5分位ですが伊勢市駅や伊勢神宮外宮からも徒歩10分位です。

うどん定食を頂きました。この定食は好きなうどん(うどんの種類で値段が変わります)にご飯と日替わりのおかずがついてきます。今回初めて伊勢うどんを食べるのでうどんは一番シンプルな伊勢うどんで注文しました。うどんは熱々で柔らかくもちっとしていました。うどんには醤油がきいた濃い色のつゆがかかっていてダシが効いて旨味があり見た目よりしょっぱくもなく丁度いい味でした。初めて食べた伊勢うどんでしたが美味しかったです。この日の定食のおかずはポテトサラダ、筑前煮、黒豆でそれぞれ美味しかったです。特にポテトサラダは好みでした。ご飯もうどんやおかずとよく合って美味しかったです。

次に伊勢神宮内宮にお詣りをすますが外宮から内宮までは徒歩だと1時間くらいかかるのでバスで移動します。三重交通の路線バスで車両はいすゞの大型バス エルガでした。

外宮のすぐ近くにバス停があり臨時のバスの大量輸送体制で乗客が満席になり次第発車して次のバスが後ろに待機しているという感じだったので座って移動することができました。今回乗った路線バス用の車両以外に観光バスの車両など色々な車両が使用されていました。

伊勢神宮内宮に到着しました。1月だからというのもあってかめちゃ混んでました。(自分も混雑の要素の一つ)

鳥居の先は宇治橋という長い橋になっていますこの橋は20年に1度建替えるそうです。内宮で歩くときは下宮と反対で右側通行になっていました。

五十鈴川の河原に石畳が敷かれた場所があり御手洗場といいお詣りの前に手を洗って清める事ができるそうです。

木々の間の道を歩いてると気分が落ち着く感じがしました。

天照大御神をお祀りしている正宮 皇大神宮です。三種の神器の一つ八咫鏡がご神体です。

途中で傘がいらない位の小雨がぱらついたりもしてたのですが途中から晴れてとても清々しい感じになっていました。

伊勢神宮内宮の近くにあるおはらい町には飲食店やお土産物屋さんなどが多く並んでいてこの日はかなり混雑していました。赤福の本店で赤福餅を食べたかったのですが行列ができてたので断念しました。

おはらい町にいた猫さん。人がこんだけ多いと猫さんも疲れちゃいそうですね。

また今度はもう少し空いてる時期に伊勢神宮に行ってみたいなと思います。

帰りは内宮前から伊勢市駅までのバスに乗ります。三重交通の路線バスで車両は日野の大型バス セレガ。

内宮前も臨時のバスが次々にくる体制で待ち時間も少なく座って移動することができて大変助かりました。しかも帰りは丁度来たバスがセレガ(観光バスや高速バスで使われるバス)だったので快適でした。

伊勢市駅から快速みえ号に乗ります。車両はキハ75形200番台。みえ号は2両編成の列車と4両編成(2両×2)の列車があります。今回乗った列車は始発駅の鳥羽駅から伊勢市駅までは2両編成でやってきて伊勢市駅で2両増結して4両編成になりました。

みえ号は2両編成の場合は1両の半分、4両編成の場合は1両が指定席になり、他は自由席です。今回は時期的に伊勢駅から乗るのも混みそうだなと思い指定席券をあらかじめ購入しておきました。

JR東海エリアの指定席券はネット場合はJR東日本のえきねっとやJR西日本のe5489で購入することができますがe5489では指定席券のみでの予約のしかたがよくわからなかったのでえきねっとで予約しました。えきねっとで購入する場合、JR東日本の列車でしたら座席をどの席にするかまで予約できますが、JR東海のみえ号の場合は大体の場所(A、B、C、D席+車両の端もしくは中心部など)までしか選ぶことができきませんでした。(購入を確定する画面で席も表示されるので、気に入らなかったら前の画面に戻ってやり直すと違う席になったりもしたので何度か前の画面に戻って検索し直したりして好みの席で予約しました)また、えきねっとで買ったJR東海エリアのみの指定席券の発券はJR東海の切符販売機で発券しないとなので乗り換えに時間が無い時などは要注意ですね。(東京駅、品川駅、新横浜駅といった東海道新幹線の駅で東海道新幹線の切符が買える券売機なら発券できるので僕は新横浜に用事があった時に発券しておきました)

みえ号の津~河原田は第三セクターの伊勢鉄道伊勢線の区間なので青春18きっぷでは乗ることができません。みえ号の車内で精算ができますので青春18きっぷを車掌さんに見せて伊勢鉄道区間の精算をお願いしますとか、18きっぷの区間以外の精算お願いしますという感じで伝えれば清算できます(そのような乗り方をするお客さんも多いようで車掌さんも慣れている感じでした)青春18きっぷのみで名古屋まで行きたい場合は紀勢本線で亀山駅まで乗って関西本線に乗り換えるとJR区間だけで乗車できますが結構遠回りで時間がかかるので今回はみえ号に乗りました。

名古屋駅に到着です。行きは名古屋駅~大阪駅間は東海道本線でしたが帰りは阪和線~紀勢本線~( 伊勢鉄道伊勢線)~関西本線と経由して戻ってきました。東海道本線の方が時間は圧倒的に短くすみますが紀勢本線の窓からの景色がかなり素晴らしかったので旅気分を味わうのは断然帰りのルートでした。

今回の旅の最後に泊った宿はビジネスホテル オイセです。名古屋駅から徒歩で15分位の住宅街にありかなりお手頃な価格で宿泊することができました。

ビジネスホテル オイセについて詳しくはこちらの記事にて。

シンプルな部屋でトイレや風呂、シャワーは共用ですが名古屋でこの価格で泊まれて個室なのですから大満足でした。部屋に荷物を置いて夕食に出かけます。

ここからは18きっぷは別料金ですが列車で移動します。名古屋駅から名古屋市営地下鉄東山線の列車にのります。車両はN1000形。

すぐ隣の伏見駅で降ります。

新京 名古屋伏見店に来ました。こちらのお店に来るのは3回目なのですが僕が好きなラーメン食べれるお店です。

ベトコンラーメンを頂きました。ベトコンラーメンはベストコンディションラーメンの略(という事になってますが、元々は別の由来だったようです。)で愛知や岐阜のご当地ラーメンでこの新京の本店(本店は閉店してしまっていて他にはのれんわけの店舗も多くあるようですがこの名古屋伏見店が旗艦店と言われてます)が発祥のお店と言われています(他にも岐阜にあるお店が発祥という説もあるようです)。醤油味のピリ辛のスープに炒められたモヤシ、ニラ、ニンニクが大量にのっていて(特にニンニクが他では見ない位の感じに沢山のってるのに最初驚きました)まさしくベストコンディションになりそうな栄養満点なラーメンです。麺は少し細目で歯切れが良い感じです。このラーメンがほんと大好きなのでまた食べに来たいなと思います。

大好きなラーメンを食べて大満足。伏見駅から名古屋市営地下鉄東山線の列車にのります。車両は5050形

名古屋駅まで戻ってきました。駅から再び歩いて宿に戻り就寝。

旅行の計画を立ててる時に最初は串本からその日のうちに埼玉まで帰ろうかなと考えていたのですが、名古屋で1泊すれば伊勢神宮にも行けるし名古屋周辺の観光もできるなと思い名古屋で宿を探したらビックリするくらい手事な価格で泊まれるこちらの宿が見つかったので名古屋で泊まる計画に変更しました。伊勢と名古屋に寄れたのはとても良かったので良い選択でした。

この日は就寝。今回の旅の最終日は次のページに続きます。

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