2024年の1月に別府にある共同浴場の住吉温泉に行ってきました。住宅街にある共同浴場で主に地元のかたが使用なさってる施設でした。源泉かけ流しのお湯がとても気持ち良かったです。
この日はLCCで成田空港と大分空港を行き来して2泊3日の別府への旅行の1日目でした。この日は源泉かけ流しの温泉付きのカプセルホテルに宿泊、翌日は別府地獄めぐりや自炊宿で温泉の蒸気を利用して調理する地獄蒸しで料理を作ったりしました。旅行全体についてはこちらの記事にて。 続きを見る
LCCで行く別府温泉で温泉めぐり地獄めぐり。2024年1月
住宅街の中にある建物で知らなければ温泉浴場と気が付かないかもしれないような周りに馴染んでいる建物でした。別府はこのような共同浴場が沢山あります。同じような共同浴場が多い温泉地でも地元の方専用でそれ以外の人は入れないという場所も結構ありますが別府の場合は地元以外の方も入れる場所が多いようで大変ありがたいです(入浴料は地元の方とそれ以外で別料金でした)。
この日は別府駅方面から徒歩で向かいました。駅からは15分ちょっとの距離です。(泊まっていたカプセルホテルからはもっと近かったです)
建物の2階は公民館で横の階段から登って行けるようです。別府では他にも公民館と同じ建物に共同浴場があるとこがいくつかあるようで地域に根付いた温泉という感じでとても良いですね。しかも地元以外の観光客も入ることができるのも大変ありがたいです。
正面側にも公民館の出入り口がありました。
正面に温泉浴場への入り口があります。
16時から営業開始ですが夕方に来た時は中から結構声が聞こえてお風呂セットを持って入場なさる方も見かけて混んでいそうだったので一旦出直して近くで夕食を食べてから夜になって入りに来ました。出入口は男女別に分かれています。
出入口近くには小さなベンチやドリンクの自動販売機もありました。
周りは住宅街で夜になると周りは静かな雰囲気の中この温泉の入り口の灯りが目立っていました。
こちらの温泉は受付は無人なので料金入れにお金を入れて入場します。お釣りなどは出ないので100円玉を用意していきましょう。入浴料は300円でした(2024年1月時点)スパポートのスタンプも受付近くに設置されていました。
暖簾の先が脱衣所です。
脱衣所入口の脇にはトイレの入り口もありました。
脱衣所はロッカーは無くシンプルな棚が並びます。
浴室との扉はガラス張り。
浴室からも脱衣所が見るので脱衣所が空いてる時に浴槽から出ようかなという時なども便利です。
浴室に入ると真ん中に浴槽があります。
浴槽は真ん中に仕切りがあり手前が熱めのお湯、奥は加水ができるようになっていました。加水前は奥の浴槽もけっこう熱かったです。お湯は透明で癖が無い温泉といった感じで日常使いに向いているお湯なのかと思います。
この蛇口水が出ます。地元のお客さんがどんどん加水して丁度良い温度にしてくださったので助かりました。
天井は結構高く解放感あります。洗い場は無いので浴槽の周りの床に座って浴槽のお湯を桶で汲んでそれぞれが持参したボディーソープやシャンプーなどを使い体を洗うスタイルです。
けっこう深めの浴槽で楽に肩まで浸かることができます。浴槽の広さは仕切られた半分で5~6人くらいは入れそうです。もう半分の熱い方のお湯も同じ位の広さがありましたが熱いからか僕が行った時は誰も入っていませんでした。
熱い方の浴槽の底に近い部分にある穴から源泉が投入されてるように思うのですがお湯が熱いので確認まではできませんでした。
浴槽の仕切りの一番上の部分でお湯が繋がってます。
仕切りの下の方にもトンネルがあり繋がってるようでした。
壁際の流しのような所にオケが置いてありここから持って行って使用できました。壁に蛇口かパイプがあったような跡がありますが蛇口などは無かったので以前は何か設置されていたのでしょうか。
蛇口がある水道がありこちらは水が出てきます。使用したタオルをこちらで水洗いしていく方が多かったです。
温泉分析書はクリアファイルに入れられぶら下がっていました。泉質は単純温泉(中性 低張性 高温泉)。源泉の温度は64.1度と高温です。pHは7.4で中性です。弱アルカリ性に近い数値ですね。源泉かけ流しで使われていて加温は無し。加水はお客さんが好みで水を足す感じです。循環や塩素の投入も無いと思います。
住宅街にある共同浴場タイプの温泉でスッキリした気持ちいお湯でした。建物などの雰囲気もとても好みでした。
地元のかたがメインの共同浴場に入らせてもらう時は挨拶(こんにちは とか こんばんは くらいで大丈夫だと思います)をするのと浴槽に入る前のかけ湯、別府の温泉のマナーとして浴槽の淵に座ってはいけない(浴槽の淵は頭を載せるためのもののため)というのがあるのでそれを守るとお互い気持ち良く入浴できると思います。地元の方が大切に使用している共同浴場ですので僕らのような観光客はしっかりとその場所のマナーを守って入らせていただくとこだと思いました。(そういう事も含めて共同浴場タイプの温泉の楽しみ方だと思います)
こちらの温泉は入浴者数が減ったりなどで2016年に一度営業休止になってしまったそうですがその後2017年に営業時間の短縮や料金の見直し、受付の無人化などを行い復活して今でも入れるようになっているそうです。