2024年の3月に 旅せよ平日!JR東日本たびキュン♥早割パス(通称キュンパス) と 青春18きっぷ を使い東北へ2泊3日の旅行へ行ってきました。山形で温泉宿に宿泊したり美味しいものを食べ、最終日には青森や秋田にも行ってきました。
キュンパスはこの年の2/14~3/14の期間に企画されたきっぷで平日のみ使用でき、前年に販売されていたJR東日本パスの1日版(一部の私鉄は使用できなくなっていました)のような感じでJR東日本エリアの在来線、新幹線の自由席にも乗り放題&指定席も2回使用OKでした。
青春18きっぷはここ2年くらい毎シーズン使っていますが夏、冬、春の対象期間に使用できJRの在来線普通列車、快速列車の自由席に5日分(連続でもバラバラ日程でもOK)乗り放題のきっぷです。
今回の旅は川越駅からスタートです。
土曜日に出発のためこの日は平日限定のキュンパスは使用できないので18きっぷでスタートです。温泉宿のチェックイン開始時間には目的地に着きたいので使用できる時間が短くなる1日目は青春18きっぷを使用して(それでも十分に元は取れます(笑))キュンパスは宿のチェックインの時間を気にしなくて良い最終日に使い、列車に沢山乗るぞという選択で土曜日スタートの旅行にしました。
川越線の列車に乗ります。車両はE253系7000番台。
大宮駅で1回目の乗り換えです。
東北本線(宇都宮線)の列車に乗ります。車両はE231系近郊タイプ。
宇都宮駅での乗り換えます。
引き続き東北本線の列車に乗ります。車両はE131系600番台。宇都宮~黒磯は3両編成と短くなります。(3両×2編成で6両で使用される列車もあるみたいです)
黒磯駅で乗り換えですがここまで1本分余裕を持った時間の列車に乗ってきたので黒磯駅で乗り換えの列車を待つ時間があります。黒磯駅は改札の外に休憩室があるのでお菓子でも買ってここで休憩しようと思っていたのですが以前買い物した駅のニューデイズが土日休み(平日のみ営業だけど朝だけしか営業していない)で定休日。コンビニが駅から5分ちょっと歩いたところにあるようだったので行ってみることに。
コンビニに向かっていたら駅からすぐのところで何だか良い感じのお菓子屋さんがあったので入ってみることに。明治屋というお店です。後で調べてみたら店名の通り明治時代(明治元年)から営業している老舗でした。
温泉まんじゅうを頂きました。箱入りのお土産用がメインで販売されているようですが1個からの単品で購入できるのも嬉しいです。まんじゅうを購入すると店内のテーブルで食べることができ温かい麦茶もセルフサービスで頂けるようになっていました。ほのかに甘い皮に小豆の風味と甘さががしっかりとしたこしあんがたっぷり入っていておいしかったです。温かい麦茶と一緒に頂くのも最高でした。こちらのお店ではあんこは那須近隣で生産された小豆を農家さんから直接仕入れたものを使用して作ってるそうです。
全く予定していなかったお店に入ってみましたがとても美味しいお饅頭を食べれてラッキーでした。他にも羊羹や最中、どら焼きなど色々なお菓子を製造販売しているようです。朝8時から営業していて年中無休らしいのでまた黒磯に行った際に寄ってみようと思います。
乗り換える列車が来ました。東北本線の列車で車両はE531系3000番台。常磐線で多く走っているE531系ですが東北本線では直流、交流が切り替わるこの黒磯駅~新白河駅の間で使用されています。
新白河駅に到着。
新白河駅では同じホームの前後での列車を乗り換えできます。ホームの真ん中に車止めがあってその先に乗り換える列車が停まってます
引き続き東北本線の列車に乗ります。車両はE721系1000番台。ここからは交流型電車です。
そしてここで大トラブル。この駅のホーム、先頭車より先のスペースが殆どなかったのでスマホのカメラを超広角にして撮ってたんですが指が写りこまないように不安定な持ち方したたらスマホが落下。そしてスマホの背面にヒビが入りました…今までスマホを修理するような破損したこと無かったので結構ショックですが旅の途中なので何故かカバンに入っていたマスキングテープでヒビが酷くならないように応急処置。不幸中の幸いで画面側やカメラの部分は無傷だったので旅が終わってから修理に出すことにしました。スマホ買い替えか!?と思いましたがドコモのケータイ補償サービスに入ってたので(入ってた事覚えてなかったのですぐ契約内容を確認したら入ってたので安心しました)3000円ちょっとで修理できたのは良かったです。スマホを修理に出すという今までやった事ない経験をできて良かったということにしときます。
郡山駅に到着です。
ここで引き続き東北本線の列車に乗り換える予定だったのですが、なんと強風の影響でこれから乗る予定の折り返し郡山駅始発になる列車が40分位遅れているとのこと。これはさらに到着遅れる可能性あるし乗った後も遅れそうだなという感じでピンチに。この列車乗れないと次の乗り換えの福島駅から先の列車に合わない(乗れないと数時間列車が無い)ので宿に到着が大幅に遅れてしまいます。
という事で
郡山駅は新幹線も停まる駅なので1駅分新幹線ワープすることにしました。青春18きっぷでは新幹線に乗れないので、この郡山駅~福島駅分は乗車券と新幹線特急券の両方を購入する必要があります。青春18きっぷの1回分が2500円くらいなので1駅分だけやけに贅沢です(笑)
東北新幹線やまびこ号に乗ります。車両はE5系。
郡山駅の隣のホームには数日後のダイヤ改正から山形新幹線に導入されるE8系の新幹線が停まっていました。どうやらこの日に郡山駅から東京方面への試乗会的なイベントが開催されていたようでホームには沢山の人がいました。
在来線が風で大幅に遅れるような天候ですが新幹線は順調に進んでいきます。(多分風とは別の要因で新幹線もダイヤが乱れて10分くらい遅れてはいましたが時間的には全然余裕です)新幹線、速いし快適ですね。
福島駅に到着です。一駅分の新幹線ワープで時間的に随分余裕ができました。とはいえここから先の列車は元から乗る予定の列車を待たないとなんですが(笑)
隣のホームにはE2系新幹線のMagical Dream Shinkansenが停まっていました。この車両は東京ディズニーランドの40周年を記念して2023年の終わりから2024年の3月までラッピングをされていた車両だったようです。1編成しかないので見れてラッキーでした。
各車両にラッピングがされてディズニーキャラクターが沢山いました。東京ディズニーランドがある千葉県には新幹線走ってないですけど。
奥羽本線(山形線)の列車に乗ります。車両は719系5000番台。
東京方面からの山形新幹線も遅れていてその影響で出発が少し遅れましたがそれでも最初乗るはずだった東北本線の列車は来なかったので新幹線ワープして正解でした。12時台の列車に乗りましたが次の列車は16時台なのでこの列車に乗りたかったのです。
福島駅を発車すると新幹線のホームから下ってきた山形新幹線の線路と合流します。奥羽本線の福島駅から新庄駅まではミニ新幹線の山形新幹線と普通列車の山形線が同じ線路を走ります。
奥羽本線で福島から米沢に向かうには板谷峠を越えていくことになります。福島駅出発してしばらくは平地を進んでいきますがやがて山の中へ。
板谷峠は雪も残っていました。途中にある峠駅ではホームでの立売りでの力餅が有名で前回この区間を通った時には購入しました。
米沢駅に到着しました。
米沢といえば米沢牛。駅のホームに牛がいました。
という事で駅前にある新杵屋 本社工場直売店で夕食用に牛肉どまん中を購入(牛肉どまん中の牛肉は米沢牛ではない国産牛のようです)。こちらのお店に来たのは2回目でした。東京などの駅弁屋さんでも牛肉どまん中は購入できますがこちらのお店だと弁当工場に併設された店舗なので作り立ての温かいものを購入出来たり牛肉どまん中の塩味や味噌味などメニュー豊富でその中から選ぶこともできます(定番メニュー以外は作ってもらうのに時間かかる場合ありますがその分出来立てを購入できます)。駅前の店舗に行く時間が無い場合はホームや改札外の休憩所にある売店でもお弁当を買う事ができます。
米沢駅前からバスに乗ります。山交バスの路線バスで車両はいすゞの大型バス エルガ。交通系ICカードも使用できました。僕が乗った時は小野川温泉にある駐車場までの路線だったのですが2024年4月から他の路線と合併し白布温泉という所まで行く路線になり時刻表も変更になったようです。
小野川温泉に到着して昼ご飯を食べます。
お食事処 龍華(りゅうげ)というお店に来ました。こちらには冬季限定メニューがあるらしく今回冬(青春18きっぷでは春のタイミングですが)に小野川温泉に来ることになったのでこれは行かなくてはと楽しみにしてました。
豆もやしラーメン を頂きました。優しい味で食べ飽きない醤油味のスープに細い麺のラーメンです。メニュー名にもなっている豆もやしは小野川の名物で豪雪地帯のこの地域で明治時代から冬の間に栽培されているそうです。栽培には温泉の熱を利用しているとか。もやし豆という大豆のもやしで白い茎がシャキシャキとした食感で豆の部分は香ばしく食べ応えありますビタミンも豊富だそうです。豆もやしの他にラジウム玉子という温泉の熱で作った温泉玉子ものっています。チャーシューは噛むと旨味がにじみ出るタイプでした。季節限定の美味しいラーメンを食べれて大満足です。冬の時期は小野川温泉に雪でかまくらが作られその中に出前する事もできるようなんですがこの年は雪が少なかったのでかまくらは中止になってしまったようです。
昼ご飯を食べて丁度チェックインの時間になったので宿に向かいました。小野川温泉はバス停がある道沿いに多くの旅館があり飲食店、お土産物屋さんやお酒やおつまみなどを販売している商店などもありました。今回宿泊する宿はそんな温泉街から少し奥に入った所にあります。
1日目に宿泊する小野川保養センターです。温泉街から少し歩いた所にある素泊まりのみ(以前は食事の提供もあったようですが今は素泊りのみ)の湯治向けの宿で料金も手軽な金額で泊まる事ができます。
小野川保養センターについて詳しくはこちらの記事にて。 続きを見る
小野川温泉 小野川保養センター(山形県)
1人で宿泊するには広々とした部屋です。こたつがあるのが嬉しいですね。
温泉は源泉かけ流しで使用されています。硫黄(硫化水素)の香りもする透明なお湯で温度も丁度良くとても気持ち良かったです。
小野川温泉のバス停前には丸田屋というお土産物屋さんがあり店内では温泉饅頭などのお菓子やお酒、お土産物など種類豊富に並んでいて店頭では玉こんにゃくや煮卵が販売されています。
玉こんにゃくと煮卵を購入して宿で食べました。玉こんにゃくはコンニャク自体の味も美味しくダシがきいた醤油味の汁で煮込まれていてあっさりめに味がついていました。辛子をつけるか聞かれてお願いしたら塗ってくれました(この写真ではちょっと分かりにくですが)
煮玉子は殻が付いたままの状態で煮込まれている珍しいタイプですが玉子の殻をむくとしっかりと味が付いた煮玉子になってます。コンニャクと同じ汁で煮込まれていて丁度いい味付けの甘じょっぱい味で美味しかったです。玉こんにゃくも煮玉子も手ごろな価格だったのでおやつ代わりに食べるのも良さそうです。
さくらんぼの酒も買ってきました。山形といえばサクランボだなと思い購入。お酒自体にはサクランボの味はほのかについている感じであっさりとしていました。こんにゃくや玉子と頂きましたが美味しかったです。
いわせ商店というお店ではお酒や食料品が豊富で冬の間は豆もやしも販売しているようです。僕はこちらで柿ピーやチョコなどを購入しておつまみやおやつにしました。ここ以外に近くにコンビニは無いようなのでドリンクなどもこちらのお店で購入すると良いと思います(営業時間は夕方までのようなのでお買い物はお早めに)。
夕食は米沢駅前の新杵屋で購入してきた牛肉どまん中を頂きました。英語表記だとBEEF DOMANNAKAです。牛肉と、どまんなかというお米を使用したお弁当で駅弁を多く販売している東京駅の駅弁屋さんで売り上げ1位になったりしている人気の駅弁です。
容器の4分の3くらいのスペースにご飯が敷き詰められていてその上に牛肉がのっています。お肉は細かくスライスされた牛肉煮と牛そぼろ煮の2種類がのっていて味が濃い目なのでごはんによく合いとても美味しいです。牛肉とご飯以外のおかずは玉子焼き、蒲鉾、里芋煮、人参煮、にしん昆布巻き、桜漬け大根。里芋煮がとても美味しいと思いました。
宿の温泉や近くにある共同浴場の温泉に入ったりしてのんびりと過ごしてから就寝。昼に米沢に着いた時に雪がパラパラと降っていたもののすぐ止んだんですが夕方から雪がまた降ってきたので翌日どうなるかな~と思いながら。
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