2024年3月の東北旅2日目は山形県の小野川温泉からスタート。宿泊した宿からチェックアウトする前に近所の共同浴場へ温泉に入りに行きました。
小野川温泉 尼湯に来ました。前日の夕方にも入りに来てたんですがその時は結構混んでたので空いてる時にまた入りたいなと思い翌朝にまたきました。そして雪が結構積もってます(笑)
小野川温泉 尼湯に着いて詳しくはこちらの記事にて。 続きを見る
小野川温泉 尼湯(山形県)
中に入ると脱衣所と浴室の壁が無いタイプの共同浴場でとても好みでした。脱衣所の床は床暖房になっていて温泉の熱を利用してるものらしいです。
源泉かけ流しで使用されている温泉がめちゃ気持ち良かったです。若干の硫黄の香り(硫化水素の香り)がありお温度は丁度良い熱さでしたが体が良く温まる感じのお湯でした。朝に来た時は空いていたからかお湯が新鮮に感じました。
宿をチェックアウトして出発する頃もまだ雪が降ってました。これでもここらへんだと少ない方の雪なんでしょうけど一晩でこんだけ積もるとテンション上がります(笑)
バス停までの道は結構積もってました。雪道でも大丈夫な靴を念のために履いてきたんですが正解でした。
宿の近くのバス停からバスに乗りますがバス停も雪がめちゃ積もっててテンション上がります。
米沢駅方面へのバスに乗ります。山交バスの路線バスで車両はいすゞの中型バス エルガミオ。
こんなに雪が積もっていても順調に駅まで着きました。雪が降る地域のプロのドライバーさんは凄いですね。
米沢駅から奥羽本線(山形線)の列車に乗ります。車両は719系5000番台。群馬や長野山梨、JR東海などで走ってる211系に見た目は似ていますがこちらは交流電化区間用の車両です。そしてこの5000番台は奥羽本線の中で山形新幹線も走る線路幅が新幹線と同じ標準軌になっている山形線の区間用の車両です。
この日は鉄道での移動距離が少ないので18きっぷは使わず普通の切符を購入しました。
米沢駅でも小野上温泉と比べると積雪好きな目でしたが列車に乗って少しするとほとんど雪は積もっていませんした。小野上温泉あたりに局地的に降っていたようです。
かみのやま温泉駅に到着しました。こちらも山形新幹線が停まる駅でどこかにビューーンでよく名前をみかけていました。
まずは昼ご飯食べに行きます。山椒というお店のラーメンが美味しそうだったので駅から25分くらい歩いて向かいます。
なんと臨時休業でした。店主腰痛なら仕方ないですね。お大事に。
さて昼ご飯をどうしようかなと歩いていたら何となく美味しそうな雰囲気があるお店を見かけたので入ってみる事に。お昼ちょっと前ですが出前に出かけてるのをみかけたりしたのでこれは地元に愛されてそうなお店だなと思い期待大です。
抹茶庵というお店で蕎麦、うどんがメインのお店ですがラーメン類にも力を入れてるようでメニューも豊富でした。
タンメンを頂きました。塩味のスープでスッキリとしつつ旨味があるスープで一口目のインパクトは少ないですが最後まで美味しく頂けるタイプでした。麺は中太でちょっと柔らかめでこのスープにあっていると思います。野菜もとても美味しかったです。他にも醤油ラーメンや味噌ラーメンなどもあったのでまたの機会に食べてみたいなと思いました。
丼がまた歴史を感じて最高でした。
ラーメンを食べたので次は温泉へ向かいます。新湯共同浴場 澤のゆ という共同浴場へ。
なんと、またもや臨時休業でした(笑)満身創痍ならしかたないですね。
しかも旅の計画を立ててた時にもう一か所良さそうだなと思っていた新丁共同浴場 鶴の湯という共同浴場も僕が行く前の月に廃業してしまっていました(そちらは事前に知ってたので行ってません)という事で温泉は諦め次の目的地に向かいます。
十五屋本店というお店に来ました。こちらのお店は1913年創業の老舗のお菓子屋さんで元々は和菓子中心だったようですが今では色々な洋菓子なども製造販売しています。入り口に入ってすぐの所でテイクアウトの販売をしている他奥にカフェスペースがあり店内で飲食をすることも出来ます。この日は午後からカフェスペースの貸切営業の予定が入っていたのでさっきの温泉に入ってからだと間に合わなかったかもしれないので結果的にラッキーでした(笑)
チーズケーキ、星屑ノ夜空、ブレンドコーヒーを頂きました。こちらのお店はチーズケーキの種類が沢山あり(2024年時点で9種類)、今回頂いた2種類はその中から選びました。一番ベーシックな方のチーズケーキはふわふわとした食感と滑らかさもありチーズのコクや上の茶色い部分の酸味も美味しかったです。星屑ノ夜空はレアチーズケーキの上にソーダのゼリーが乗っているケーキで青いゼリー部分に金箔、銀箔で夜空を表現しているそうです。見た目がとても綺麗なケーキですが爽やかなソーダゼリーと酸味あるレアチーズケーキの部分に底のクッキー生地と味もとても美味しかったです。ブレンドコーヒーは濃いめで深みがあり甘いケーキと一緒に頂くのも美味しかったです。
こちらのお店、最初に知ったのはNHKのテレビ番組鶴瓶の家族に乾杯(好きな番組でよく観てます(笑))で鶴瓶さんがこのお店に訪れて女将さんが対応していた(定休日だったのでお店のメニューとかはほとんど出ていませんでしたが)のを見た事でした。今回、上山に行くことにして上山の事を調べていたら温泉が熱い、そして城がある、山形県内...というのでこの番組に出ていた場所だと思い出し(お城は番組内に出てなかったけど番組に出ていた地元の人が近くにお城があると紹介してた)調べていたらこのお店の場所なども分かり行ってみる事にしました番組の聖地巡礼みたいな感じな事ができて良かったです(笑)ケーキも美味しかったですし。
という事で次は番組で存在だけは紹介されたお城に行ってみます。
上山城郷土資料館です。ここに元々は上山城があったようですが他の多くの城と同じく明治時代に取り壊されてしまったようです。今のお城は鉄筋コンクリート造りで上山の資料館になっています。(実際にお城があった時はここに天守があったわけではないようです。)
入口から中に入ります。中に入ると現代の建物という感じの内装で広々としていてます。
かみのやま温泉は歴史ある温泉で、怪我をした鶴が傷を癒していたのを見て発見されたという伝説があるそうです。温泉あるあるの動物傷を癒しがち ですね。
再現VTRが流れてクライマックスでモニター近くの壁が開かれて鶴のオブジェが登場するのですが、それにビックリした他のお客さんが本気で悲鳴を上げていてその後笑いをこらえるのが大変でした(笑)
上山周辺の色々な歴史も紹介されています。
なんだかやけにリアルなおじさんで良かったです。この前を通るとほら貝の音が鳴ってたのもテンション上がりました。
3月だったのでひな祭りの特設コーナーもありました。古いものだと江戸時代とかのひな人形などが展示されている他地元の団体に所属してる方がひな祭りをテーマに制作したアート作品なども展示されていて見ごたえありました。
こちらはかみのやま温泉でお湯を配湯するのに使われていた湯樋。江地時代のものだそうです。
エレベーターで昇った一番上の階からの眺めです。ベランダのようになってるのでかなり眺めが良かったですが高い所が得意では無いのでちょっとビビりました(笑)
館内には他にも上山やその周辺の歴史、文化などが多く紹介されていて見ごたえありました。とても勉強になったので行ってみて良かったです。
チェックインできる時間になったので本日のお宿に移動です。かみのやま温泉 はたや旅館という温泉旅館です。
かみのやま温泉 はたや旅館について詳しくはこちらの記事にて。 続きを見る
かみのやま温泉 はたや旅館(山形県)
大正から昭和にかけて建てられた建物とのことで歴史を感じつつもメンテナンスや清掃はしっかり行われていてとても快適にすごすことができました。
温泉は源泉かけ流し。浴槽上の湯口と浴槽内のパイプから源泉が投入されていて新鮮なお湯を楽しむことができました。体が良く温まる感じのお湯で今回のようにまだ少し寒い時期に入るのがまたとても気持ち良かったです。
夕食の前にちょっとお散歩に出ました。宿から5分くらい歩いた所にある上山藩 武家屋敷です。ここには上山藩時代の武家屋敷が4軒並んでいてそのうち1軒は中の見学(有料)もすることができます。200年ほど前に建てられた建物だそうなんですが今でも2件には子孫の方が済んでらっしゃるそうです。
こちらの三輪家が中の見学ができるのですが僕が行った時は見学時間を終了していたので見学はできませんでした。またの機会に行ってみたいと思います。
宿から武家屋敷とは逆の方向に5分くらいのところにある春雨庵は沢庵和尚が住んでいたそうです。徳川幕府に逆らったら流罪になって上山に来る事になり、当時の上山藩主が沢庵のために建ててくれたのがこの家なんだそうです。こちらも有料で見学ができるようになってましたが見学時間すぎてたので今回は見学できませんでした。
この日の夕食は宿で頂きました。それぞれの料理がおいしくボリュームもあって大満足でした。
東北地方への旅3日のうち2日目が終了。ここまでは2日間山形ですごしましたが最終日の翌日は移動距離多めです。次のページに続きます。