2024年の3月に山形県の上山温泉にある温泉旅館の はたや旅館 に宿泊してきました。源泉かけ流しの温泉に入れる旅館でアットホームな雰囲気もある宿でした。お食事もとても美味しかったです。
この日は青春18きっぷとキュンパスを使用した2泊3日東北旅行の2日目でした。1日目は同じく山形県の小野川温泉に宿泊し上山へ移動。3日目はキュンパスを使用して新幹線で青森へ行ってから特急列車で秋田へ移動して新幹線で東京に帰るという移動距離がすごい日でした。旅行全体についてはこちらの記事にて。 続きを見る
キュンパスと18きっぷで行く東北旅行。2024年3月
上山温泉の最寄り駅はその名の通りかみのやま温泉駅。奥羽本線の駅でミニ新幹線の山形新幹線と普通列車の通称山形線が停まります。元々は上山駅として開業し山形新幹線ができたタイミングで今の名前になったそうです。
駅からは歩いて行きました。上山温泉は一か所に宿が集まっているというより住宅街などもある広い地域に旅館などがあるようです。今回泊まったはたや旅館は駅から徒歩で15分位の距離です(今回は行きは寄り道をしながら向かったので帰りの宿から駅までの時間でそれくらいでした)
新湯通りという道を歩いて行くと通りが右に曲がっているところがあるのでそこを曲がらず真っすぐ進むとすぐの所です。この写真の場所にはすぐ近くに足湯がありました。
歩いてすぐの所にはたや旅館があります。
道の角にあり奥の方に少し坂になっているので建物の奥の方の客室がある部分は手前より少し高い位置に立っているようです。左の道を進んですぐのとこを右に曲がると共同浴場の 澤のゆ もありました(今回は臨時休業でその共同浴場には行ってません)。
入口は看板があるすぐ横のガラス扉です。
玄関は靴を脱いだ後に階段状になっているとこを登っていきます。
下駄箱は入り口の扉横にありました。部屋ごとに分かれているので間違えにくくて良いですね。外出するときはここから靴を持っていきます。
玄関には置物や手作り感あるひな祭り人形が飾られていて和みます。
客室は2階にありました。建物が少し複雑な造りで2階までの階段が少し長めでした。階段の作りも懐かしさある感じでとても好みでした。
2階の廊下に客室の扉が並んでいます。天井とかもとても良いですね。
廊下にはヒョウタンのランプがありました。
廊下に沢山ヒョウタンがあるのかわいいです。
今回宿泊したのこちらのお部屋。部屋の名前が書いてある札もシブくて良いですね。
店員3名と部屋名の札に書いてあった通り1人で使用するにはかなり広々としていて快適でした。
和風の落ち着いた雰囲気のお部屋でとても好みです。
こちらの旅館は大正時代~昭和時代に建てられた建物との事で歴史を感じる雰囲気がとても良いのと同時にしっかりとメンテナンスや清掃が行われているようで清潔感もありとても居心地が良かったです。
廊下から畳の部屋に入る途中にスリッパを脱ぐスペースがあります。
部屋の奥には広縁もあります。広縁も畳が敷かれていました。
街中の温泉街なので窓から見えるのは隣の家ですがある程度の距離はあるので気になる感じもありませんでした。
広縁にはタオルハンガーがありました。
テーブルにはお茶セット。
チェックインする際にお茶を入れ、手作りのスイーツを用意してくださいました。
テレビとガスファンヒーター。冬でしたがヒーターのお陰で快適でした。
電話機は小さな畳のような台の上に載ってました。廊下と同じくひょうたんライトも。
開き戸を開けるとクローゼットのようになっていてハンガーがかかっています。
中には浴衣やタオルなどが用意されていました。旅館名入りのタオルが嬉しいです。
歴史ある作りを残しつつエアコンも設置されていました。
お布団は夕食を食べている間に敷いていただいてありました。寝心地の良い布団で熟睡しました。
洗面台は共用のものが廊下にあります。洗面台は勝手の良いタイプになっていました。そのすぐ近くの壁には歴史を感じる鏡などもありました。
トイレも部屋には無く共用ですが部屋の前の廊下の突き当りにあるので便利でした。
トイレはウォシュレット付きのものになっているのが嬉しいです。
浴室は1階から階段を降りたところにあります。
階段を数段降りた所に男女別の入り口があります。24時間入浴することができ男女の浴槽入れ替えは無しでした。
浴室は貸し切りで使用することができて予約などは必要なく脱衣所のドアが空いていれば使用可能、閉まっていれば貸切中でした。
脱衣所はコンパクトなサイズですが貸切で使用できるので丁度良いです。ロッカーは無くシンプルにカゴが置いてあるタイプです。
浴室の奥に浴槽があります。浴槽のサイズは2~3人入れる位でしょうか。
お湯は透明で温度は丁度良い熱さで42度くらいになっていました。温泉らしい香りがして源泉は薄い塩味がしました。体が良く温まるお湯だと思いました。
壁にある湯口から源泉が投入されています。
湯口は2段構造になっていて一度真ん中の部分にお湯が貯まってから浴槽に投入されていました。
湯口の他に浴槽の中にパイプが設置されていてもう一か所からも源泉が投入されています。
パイプの先が浴槽側面の穴の中にあり、そこから源泉が投入されていました。
源泉を投入された分だけ浴槽の外に流れていく源泉かけ流し。
丁度いい温度だったので加水していませんが加水できる水道の蛇口もありました。
こちらも湯口っぽいですがオブジェの石。
脱衣所から浴槽の間に洗い場があります。
洗い場はカランが2か所ありボディーソープやシャンプーなども設置されていました。
泉質はナトリウム・カルシウム―塩化物・硫酸塩温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)。源泉の温度は62.8度と高めで浴槽では42度で使用。pH7.6の弱アルカリ性のお湯です。
夕食は1階の部屋で頂きました。チェックインの際に夕食の時間を決めておき時間になったら移動します。
夕食は手作りにこだわり素材の美味しさを活かしたメニューで自家製の野菜も使われているそうです。焼き魚は脂がのっていて焼き加減、塩加減も絶妙でした。茶わん蒸しは具にさやえんどう、銀杏、しいたけ、ナルトなどが入っていてダシが効いていて今まで食べた事がある茶わん蒸しで一番美味しいと思いました。ご飯もモチモチとしていたりそれぞれのお料理が美味しくてボリュームもありました。時間は18時、18時半、19時から選ぶことができました。
ご飯の代わりにラーメン(スープやチャーシューなども自家製のようです)になるプランがあってラーメン好きとしてはとても気になるんですがラーメンが食べれるプランは2名以上からでしので1人泊だと選べませんでした(スープ作ったりするのに1名分だけだと難しかったりするのかなと思うので仕方がないとこなのかなと思います)。
ご飯もとても美味しかったです。
日本酒も頂きました。
翌朝の朝食も1階の同じお部屋で頂きます。くつろいで食事をできる良いお部屋でした。
朝食もとても美味したったです。丁度良い焼き具合で脂ののった鮭や玉子焼き、納豆、味噌汁など。梅干しも自家製のようです。野菜もあり朝から栄養バランスよく食べれるものありがたいです。時間は7時半からか8時から選ぶことができました。
はたや旅館は源泉かけ流しの気持ちいい温泉に入ることができ、お食事も美味しくてとても良かったです。女将さんをはじめ宿の皆様もとても親切な対応をしてくださりありがたかったです。歴史を感じる建物で落ち着いた雰囲気でなおかつしっかりと清掃やメンテナンスも行われていてとても居心地の良い宿でした。宿泊プランや空室情報、口コミなどを楽天トラベルやじゃらんで確認したり予約することができます。