旅館あずまや
冷まし湯 湯花たくさん
体がめちゃ温まった
木の香り
硫黄の香りは民宿の方が強い?
さまし湯は細かい糸状の湯の華たくさん。混ぜると舞う
硫黄ほどほどで塩化物泉っぽい香りと合わさってる
2024年の3月に和歌山県にある湯の峰温泉の旅館あづまやで温泉に入浴してきました。
この日は3泊4日の和歌山旅行の2日目でした。東京から和歌山までは青春18きっぷで往復し新宮駅近くでレンタカーを借りて湯の峰温泉や熊野三山詣りなどをしてきました。旅行全体についてはこちらの記事にて。 続きを見る
青春18きっぷで温泉と熊野三山。2024年3月
今回は旅館あづまやの別館である民宿あづまや荘に宿泊したのですが、この民宿あづまや荘に宿泊すると本館である旅館あづまやの温泉にも入る事ができました。旅館の方は楽天トラベルなどでは1人泊のプランが無く(時期とかによってあるのかもしれませんが)日帰り入浴も最近お休み中のようなので旅館の方の温泉にも入れるのは大変ありがたかったです。民宿の方に泊まって旅館の温泉に入る場合は使用できる時間帯の制限がありました(夜が21時までで朝は6時から)が夕方と朝にも入る事ができました。(民宿ではなく旅館の方に宿泊した場合はチェックインから翌朝9時まで入れるようです)
民宿あづまや荘についてはこちらの記事にて。旅館と違う源泉の温泉に入る事ができ1人泊のプランもあり2食付きで1万円ちょっとの手ごろな宿泊料で泊まる事ができます。 続きを見る
民宿 あずまや荘(和歌山県)
この画像で道の左側の奥の方に写っているのが民宿あづまや荘、右側の手前は旅館あづまやです。
旅館あづまやは老舗旅館といった雰囲気の歴史と気品を感じる建物でした。江戸時代に創業した旅館で明治時代に建てられた建物も一部残っているそうです(古くからの旅館によくある何度も増築されてきた造りのようです)
すぐ前にはバス停もあります。道を挟んだところには湯の峰温泉 公衆浴場や つぼ湯の受付があります。
玄関に入ったところにフロントがあります。民宿の方に宿泊しているので温泉に入らせてくださいと伝えて入浴させてもらいます。従業員の皆様みんな親切丁寧で大変ありがたかったです。いつかこちらの旅館にも宿泊もしてみたいと思いました。
フロントから廊下を通り大浴場へ。
途中に休憩スペースもあり、その奥に大浴場の入り口がありました。
大浴場は2つあり、チェックインから夜の時間と朝とで男女入れ替えになります。この日は右側の浴室が男風呂でした。
脱衣所にはロッカーは無く棚とカゴだけでした。
内湯には2つの浴槽があります。木でできた浴槽や床や壁などに歴史を感じつつとても清潔感もあり居心地が良い浴室でした。
2つの浴槽がありこちらの浴槽は大きく、5~6人でも広々と入れそうです。源泉かけ流しでお湯が使用されていて源泉の温度が高いので加水されて丁度良い温度に調整されています。
もう一つの浴槽は小さめで1人で入るくらいのサイズでした。 さまし湯 とい名前で、源泉(90度の厚いお湯)を冷まして使用することで温度の調整をして加水せずに100%源泉のお湯に入れるというものでした。さまし湯は白い糸のような湯花が大量に舞うお湯で入ってみると体に良く効くような感覚があり体も良く温まるように感じました。
洗い場は使い勝手が良いカラン、シャワーが設置されボディーソープやシャンプーなども用意されています。窓ガラスはくもりガラスですが大きめで明かりが丁度良い感じに入ってきていました。
先程とは別の風沿いにも洗い場がいくつかありました。
露天風呂に入る時は一度服を着て脱衣所を出てから露天風呂用の脱衣所へ移動します。こちらの脱衣所はコンパクトでした。
脱衣所を出ると少し広めの庭のようになっていて奥の方に露天風呂の浴槽があります。
露天風呂も源泉かけ流しでお湯が使用されていて
丁度雨が降ってきてしまったので長い時間は入れませんでした(屋根が付いている部分も無いタイプの露天風呂でした)
翌朝は正面が男湯に入れ替えになってました。
2日目の入った方の浴室は1ヶ所の脱衣所に内湯と露天風呂それぞれに扉があり繋がっているので廊下に出ないで内湯と露天風呂を行き来できる作りでした。
こちらの浴室は何年か前に改装されて壁などが新しくなっているらしくて前日入った浴室より少し明るい感じのイメージでした。こちらの浴室にも前日の浴室と同じく浴槽が2つあります。
メインの大きな浴槽は前日入浴した方の浴室のものと比べてもさらに広いようです。源泉は同じものを使用していてこちらも加水されて丁度いい温度に調整されていました。とても気持ちがいいお湯だと思います。
湯口には温泉の成分が固まっていたり変色しています。源泉かけ流しでお湯が使用されていて源泉が浴槽に投入された分浴槽の外に溢れていました。
もう一つはさまし湯 があります。こちらのさまし湯も前日に入った浴室のと同じく1人で入るのが丁度良いサイズ。湯かき棒が用意されているのでお湯をかき混ぜて入ると白い湯花がお湯の中で大量に舞っていました。
さまし湯の湯口も温泉成分が固まっています。こちらも源泉かけ流しでお湯が使用されています。
冷まし湯
天井高く湯気もしっかり抜ける作りなのもとても良いですね。
脱衣所から露天風呂への扉を出たところです。
露天風呂の奥の方には湯の峰温泉公衆浴場やお寺などの建物が少し見えました。高い位置にこちらの露天風呂があるので多分外から露天風呂は見えないかと思います。
外で明るい所だからかもしれませんが内湯より露天風呂の方がお湯が透明に見えました。
お湯に浸かると外の景色は見えませんが落ち着いた雰囲気の建物などを眺めながら入れるのは落ち着きますね。
岩の間の湯口から源泉が投入されています。お湯が流れている周りには温泉の成分が固まっているようです。
露天風呂も源泉の投入された分のお湯が浴槽の淵から溢れていく源泉かけ流しです。
大浴場の他に貸し切りで使える家族風呂もありました。元々は家族風呂も2か所あったようですが僕が行った時は使用できるのは1つのみでした。
使用するときに扉にかけてある札をひっくり返して使用中を分かるようにする利用方法です。
扉から入るとすぐに脱衣所で1人用といった感じのコンパクトな脱衣所でした。
カゴも一つだけです。しかしそのサイズの脱衣所に扇風機を用意してあるのが素晴らしいですね。
脱衣所の奥にある扉から浴室に入れます。
扉を開けるとすぐ目の前に浴槽があります。
家族風呂という名前ですが、1人で入るのが丁度良さそうなサイズの浴槽でした。
壁に小さな湯口があり源泉が投入されれています。この小さな湯口にも温泉の成分がついて白くなってますね。この浴槽も源泉かけ流しで使用されていました。源泉の湯口の他に別に加水用の蛇口も用意されていました。
シャンプーやボディーソープなどは備え付けられていますがシャワーなどは無いのでシャワーを使いたい場合は大浴場のを使用することになるかと思います。
大浴場の脱衣所に木の板に描かれた温泉分析書がありましたがこれは以前の内容のようです。
他に脱衣所に貼られていた温泉分析書によると泉質は含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉(宿のHPにも同じ記載がありました)で中性低張性高温泉。源泉の温度は83.0度でpH6.8の中性のお湯です。
大浴場の広々とした大きな浴槽に源泉かけ流しで使用されているお湯もとても気持ちが良く、冷まし湯のガツンと来る感じのお湯も素晴らしかったです。この同じ源泉を大きな浴槽で楽しめるように加水して使用するのと、源泉そのものを満喫できる冷まし湯の両方を用意しているのがお湯に対する宿のこだわりが凄いなと思いました。今回は系列の宿に宿泊してこちらの温泉に入らせていただきましたが、建物の雰囲気などとても素晴らしく入浴の受付をしていただく際のフロントでの対応などとても親切な印象でしたしHPや旅行サイトなどで部屋などを見てもとても良さそうですなのでいつか宿泊もしてみたいと思いました。お食事も温泉を使用した色々な料理が提供されるようでかなり美味しいようです。宿泊の予約は楽天トラベルやじゃらんなどででき、宿泊プランや予約の空室、口コミなども見る事ができます。