2024年の4月に熊本県南小国町にある満願寺温泉 川湯に入浴してきました。川沿いにある露天風呂で源泉かけ流しの気持ちいい温泉と川と一体になるような風景を楽しむ事ができました。
この日は熊本、福岡への2泊3日の旅行の2日目で、前日熊本駅前のカプセルホテルに宿泊し駅近くにあるカーシェアのステーションで車を借りて満願寺温泉へ向かいました。満願寺温泉で入浴後には他の日帰り温泉施設や豆腐料理屋さんに寄った後杖立温泉の旅館で宿泊しました。旅行全体についてはこちらの記事にて。 続きを見る
LCCで行く福岡~熊本へ。温泉とお食事のドライブ旅。2024年4月
県道沿いで満願寺温泉の温泉街入り口あたりにある満願寺駐車場という駐車場に車を停めさせてもらいます。こちらは南小国町の無料駐車場です。カーナビで駐車場が出てこない場合、満願寺簡易郵便局という郵便局にセットするとすぐ手前にこの駐車場があります。
広々とした駐車場で車を停めるのも楽でした。
駐車場にはトイレもありました。しっかりと清掃されていて綺麗なトイレだったので大変ありがたいです。
駐車場に車を停めさせてもらい県道を歩いて行きます。
川に沿って県道があり日帰り入浴施設や宿泊施設、民家などが並んでいます。
そんななか川に屋根が付いている場所があります。
今回入浴しに来た満願寺温泉 川湯 です。
橋を渡り川湯の方に向かいます。橋を渡った所には静泉荘という旅館があり、その手前の川沿いに川湯があります。
大きな屋根がついています。
橋を渡ると人が通れる通路があります。
反対側まで廻ってみた眺めです。
通路に置いてあるスノコが脱衣所です。ロッカーやカゴなどはないので脱いだ服は木のカウンターテーブルみたいなところに置いておきます。
脱衣所は2か所ありました。
住人の方以外も入浴料200円で入浴することができます。地域の方が管理、維持している温泉に入らせていただけるのは大変ありがたい事です。(地元の人以外は入れない共同浴場は結構ありますもんね)
無人の施設なので湯銭箱に入力料を入れます。
2か所の脱衣所の間から浴室に向かいます。とはいえ完全に脱衣所どころか野外とシームレスですが。
柵などない階段でかなりシブい作りです。テンション上がりまくります。滑りやすい感じはしませんでしたが足を滑らすと浴槽か川に転倒して危ないので慎重に行きましょう。
浴槽は階段の左右の2か所ありました。男女別とかに分かれているわけでも無いようなのでどちらの浴槽でも好みの方に入れます。
さらに上流側に浴槽のようなものがもう一つあるのですがこちらは野菜や食器などを洗う用の温泉なので入浴はできません。この日も洗い物をしに来てらっしゃる地元の方がいらっしゃってました。
浴槽から上流側を見た眺めです。先ほど渡ってきた橋が見えます。
真ん中の浴槽から下流方面のもう一つの浴槽及びその周りの方を見た風景。川沿いにある露天風呂とか楽しそうだな~っていう感じで行ってみたのですが実際入浴してみるとお湯がかなり気持ちいいお湯でテンション上がりました。温度は丁度いい温度で熱すぎることも無かったですが体が良く温まるような感じもしました。
源泉は足元から湧出してるらしいのですがどこからかというのはよく分かりませんでした。川の底から温泉が湧いていた場所に囲いをつけて浴槽にした造りなんでしょうかね。
源泉が投入されたぶんだけ浴槽の淵の切り込み部分からお湯が溢れています。上流側の浴槽からはダイレクトに川に流れて行ってます。どんどん浴槽から流れて行ってるという事はそんだけ温泉が湧いてるわけですから新鮮なお湯を楽しめる感じだと思います。入浴してみてかなり気持ちいお湯だと感じたのは新鮮なお湯だからなのかもしれません。ただ川沿いの野外の浴槽なのでお湯をかき混ぜると湯花なのかゴミなのか不明な黒いものが舞ってたりしたので静かに浸かる感じが良さそうでした。
下流側の浴槽の横は隣にあるお湯が貯まってるところ一緒になって川に流れていました。この隣の小さなお湯がたまってるスペースは浴槽ではないようですが何なのかはよくわかりませんでした。
屋根はしっかりとした造りで頑丈そうです。
桶も用意されていたので浴槽のお湯でかけ湯をしてから入浴しました。かけ湯したお湯は川の方に流れるような感じに体にお湯をかけるようにしました。
お湯も凄い気持ち良かったのですがやっぱり風景も凄い良かったです。浴槽の淵の向こうは完全に川です。浴槽のお湯と川の水面の高さが同じくらいです。
この写真だとわかりにくいですが川には魚も泳いでました。温泉のお湯が流れ込んでいるので温かさで魚も育ちやすそうですね。川も綺麗でした。
浴槽に浸かって外を見てると普通に車が通ったり地元の方が歩いてたりします。温泉の泉質は分析表などが見当たらなかったのでわかりませんでしたがネットで検索してみると単純温泉らしいというのは見かけました。
川湯と駐車場の間には、温泉名の由来になっていると思われる満願寺というお寺もありました。高野山真言宗の寺院で鎌倉時代に北条氏の北条時定によって建立されたそうです。
県道沿いの場所にあり近くに無料駐車場があるので車では行きやすい場所かと思います。公共交通機関で向かう場合は路線バスや高速バスで満願寺入口というバス停にくるとそこから歩いてこれるようですがバスの本数は少ないようなのでよく調べておいたほうがよさそうです。
満願寺温泉 川湯は住宅などが並ぶ県道沿いの川岸にある露天風呂で他では中々無いような珍しい風景と温泉を楽しめる温泉施設でした。珍しい作りのというだけでなく浴槽の中に直接新しい源泉が涌いてくる温泉はとても気持ち良かったです。外から丸見えの露天風呂には抵抗があるという場合、すぐ近くに建物の中にある日帰り温泉施設もあるのでそちらも良さそうです(今回は時間の都合があったのと、結構出入りしている人がいて混んでそうな時間帯だったので川湯の方だけにしか入りませんでしたが別の機会に入りに行ってみたいなと思います)