2024年の4月に静岡県静岡市にある名古屋税関 清水税関支署 税関広報展示室を見学してきました。名古屋税関の3ヶ所ある広報展示室の1つで色々な展示がされています。
この日はゴールデンウィークに箱根、熱海、宇佐美の温泉宿に泊まり清水と横浜の税関に行ったりする3泊4日の旅でした。熱海の旅館をチェックアウトして清水に向かい、清水の後に熱海を経由して宇佐美まで移動しました。旅行全体についてはこちらの記事にて。 続きを見る
箱根、熱海、清水、宇佐美、横浜へ。温泉とカスタム君。
JRの最寄り駅は東海道線の清水駅ですが駅から徒歩だと30分くらいかかるので駅前から途中までは路線バスで向かいました。路線バスを使用する場合波止場フェルケール博物館という停留所が近かったです。(清水駅以外だと静岡鉄道静岡清水線の新清水駅からだと徒歩で20分くらいみたいです。JRから静岡鉄道に乗り換えるには草薙駅という駅が便利です(以前、ラーメン屋さんに行く時に静岡鉄道に乗ったことがありました)
波止場フェルケール博物館停留所から徒歩で5分位で清水港湾合同庁舎に着きます。清水港の一角にあり近くにはフェリーやクルーズ船ののりばや複合商業施設などがありました。清水港湾合同庁舎には名古屋税関 清水税関支署の他にも 名古屋入国管理局 静岡出張所分室や清水海上保安本部などがあります。1階では特に受付手続きなどはなかったのでそのままエレベーターで2階に向かいます。
ここの展示室は税関職員さんが仕事をしている通関事務室内にあるので事務所内を通っていく(受付カウンターのような所の前を通過するだけなので仕事の邪魔にはならないと思います)というタイプ。職員室に入る感じでちょっと緊張しましたが税関職員さんに広報展示室を見学したいと伝えたら親切に展示室の中まで案内していただきました。見学する際に名前などの記帳が必要でした。
通関事務室の奥にある部屋に展示室があります。窓からは海も見えて景色も楽しめる税関広報展示室でした。
そしてこの展示室を見守るようにカスタム君が祀られています。名古屋税関の他の2か所の広報展示室でも見かけたカスタム君と同じく手が翼かヒレのような形状になっている
インスタ風の撮影ができるボードでカスタム君が封印されていました。こんなに治安が悪いインスタ風ボード初めて見ました。柄とか白と黒ですしイイネ欄も犯罪感あります。
方の後ろあたりの表皮にコの字型の切り込みが入っています。中部空港税関支署にいたカスタム君も同じ仕様のようでした。
このカスタム君には尻尾はついてないようでした。走行安定性を捨てた軽量仕様で機動性を重視しているようです。
という事でカスタム君と記念撮影。
税関コレクションを見学していきます。まずはワシントン条約該当物品。
ワニ(ハンドバッグ)や熊胆(ゆうたん)、蝶などが並びます。マグロと一体化する改造を受けたカスタム君のイラストによるワシントン条約の内容についての説明書きもありました。
不正商品。知的財産侵害物品たちですね!
ブランド品の時計のニセモノたち。ファンションアイテムはニセモノが多いと清水次郎長っぽい服装のカスタム君の警告もありました。清水次郎長っぽい服装はセーフのようです。
バイクの部品やゴルフ用品などのニセモノも並びます。
不正薬物コーナー。覚醒剤、大麻、ヘロイン、コカイン、指定薬物、LSDと品ぞろえ豊富です。安心してください、模造品ですよ。
コンパクトなケースに収納された模造麻薬見本も展示されていました。物品販売に積極的な博物館などでこんな感じの標本セットとか販売していそうですが残念ながらこれは販売されていません。
小型のカスタム君がいますが様子がおかしいです。何かを背中に隠匿しているように見えます。
こちらのコーナーでは輸入が禁止されている物や制限されている物を隠匿し、密輸しようとしたの手口が色々と紹介されています。
リュックサックに隠匿されていた覚醒剤やパイナップル缶詰に覚せい剤を隠していたもの、革靴にヘロインを隠していたものなども展示されていました。税関コレクションの展示ではくり抜いて拳銃を隠すことが定番な本ですがここでは覚せい剤が隠されていました。
税関コレクションあるあるの覚醒剤をいかにも怪しい木彫りの像(これは象の像)に隠しがちや名古屋税関本関にも同じようなタイプが展示してあった活きたカニとおがくず下に隠すパターンなどなど。税関はすべて見逃しません。
みんな大好き金のコーナーでは金の重さを体験してみることができます。隣では金が好きそうなかステム君も見守っています。
見学していたら税関職員さんがキャンペーン中のグッズをおみやげにプレゼントしてくださいました。これはかなり嬉しいです。嬉しいので密輸の現場を目撃したら0120-461-961(フリーダイヤルシロイ(粉)クロイ(武器))に電話しようと思います。
この展示室どこで知ったんですか?と聞かれたのでHPを見たと伝えておきました(実際に名古屋税関のHPに載ってたので見学に来ました)。
清水港湾合同庁舎の外にも税関の建物がありました。
この建物の前は海です。
海には税関の船に乗る施設もありました。扉があり扉の周りに侵入防止の棒みたいのも付いてました。
ちょっとしたら税関の監視艇はごろも が帰ってきました。密輸など海上での違法な品物の受け渡しをしているのを取り締まっている船ですね。
名古屋税関 清水税関支署 税関広報展示室は駅からは少し離れていますが近くのバス停までの路線バスの本数はそこそこ多いので交通の便は良いかと思います。こちらの展示室は見学できるのが平日のみなので土、日、祝日には見学する事ができません(そのため今回はゴールデンウィークのうちカレンダーで平日になっている日にこの税関の見学ができるように旅の日程を組んで行きました。)
コンパクトな展示室に十分なバリエーションの展示があり、展示物にも細かい解説があったり模造麻薬見本などの展示もわかりやすいようになっていて見学する人が理解しやすいような展示がされている印象でした。常設のカスタム君がいるのも嬉しいところです。駅から少し遠い場所で平日のみ見学できる場所なので少しハードルは高いですが清水港に行った際などに見学するのも良いと思います。
名古屋税関には他に2か所の広報展示室があります。他の2か所に見学しに行った時の事についてはそれぞれ別の記事に書いてあります。
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名古屋税関 税関広報展示室(カスタム君)
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名古屋税関 中部空港税関支署 税関広報展示室(カスタム君)
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