四季の郷温泉(和歌山県)

2024-07-28

2024年の7月に和歌山県那智勝浦町にある四季の郷温泉という日帰り温泉施設に入浴してきました。周りが自然豊かな場所にある温泉施設でぬる湯の温泉に源泉かけ流しで入浴する事ができとても気持ちが良かったです。

この日は和歌山県への3泊4日の旅の3日目で前日から近くの湯川温泉の宿に宿泊しチェックアウト後に歩いて行きました。東京と和歌山の往復は青春18きっぷを使用して普通列車で移動し那智勝浦町や太地町で温泉に入ったり美味しいものを食べたり観光したりという旅でした。旅行全体についてはこちらの記事にて。

四季の郷温泉はゆかし潟という湖の近くにあります。JRの湯川駅から国道42号を15分ほど歩いた所にゆかし潟と湯川温泉の看板がありこの近くには きよもん湯という日帰り温泉施設や恵比須屋という温泉旅館の他、紀伊勝浦駅や太地駅にも停まる那智勝浦町営バスの湯川温泉バス停もあります。

この日は恵比須屋に宿泊してチェックアウト後に国道42号からゆかし潟沿いの道に入り歩いて行きましたがこの道、熊野古道の一部なんだそうです(看板が立ってました)今は舗装されていて当時とは違う感じになっていますが昔から人が歩いていた道を歩いて温泉に行くのがなんか良いなと思いました。

しばらく歩いて行くと四季の郷温泉の看板がありました。

看板がある所で曲がります。

ゲートのようになっているところがあるので中に入ります。

四季の郷温泉の建物です。受付は違う建物にあるので、まずはこの建物には入らずにさらに道沿いに進みます。

道を進んで奥に行くとすぐの場所に広い駐車場の入り口があり、入浴受付と書かれた看板が立っている建物があります。この建物の外側にある窓口が受付なので入浴料金を支払い受付してもらいました。奥の駐車場の中には温泉スタンドもあり持ち帰りの温泉を購入する事もできるようです。

受付後に温泉施設の建物に入ります。この時は使われていませんでしたが建物の中にも受付のような所があったので以前はここが受付だったような感じしますね。左右にそれぞれ男湯、女湯の入り口があります。

暖簾をくぐり男湯の脱衣所に入ります。

暖簾の先に下駄箱があるので靴をここで脱ぎます。

脱衣所は広々としていました。トイレや洗面台、ベンチもあります。

鍵付きのロッカーもありました。僕は旅の途中に寄ったのでロッカーに荷物が入れられるのは安心して入浴できるので助かります。

脱衣所の奥から浴室に入ります。大きな窓があって光が入ってくる明るい浴室の奥に浴槽があります。

浴槽は4人くらいはゆったり入れそうなサイズだったと思います。手前側と奥の方には浅くなっている部分がありお湯の中で腰掛ける事ができます。

無色透明のお湯で湯温は体温より少し高い位のずっと入浴していたくなるようなぬる湯で気持ち良かったです。湯口のお湯は薄めの玉子風味の味に感じました。ツルっとした肌触りと泡付きもあるようでした。

窓の近くの湯口から源泉が投入されています。

源泉が投入された分だけ浴槽の外にお湯が溢れていて源泉かけ流しでお湯が使用されています。どんどんお湯が流れていってました。

洗い場は片方の壁側に4ヵ所設置されています。シャンプー、ボディーソープも用意されているので持参不要なのはありがたいです。

洗い場はさらに2カ所あって合計6カ所と十分な数がありました。洗い場のお湯も温泉が出てくるというのも温泉好きには嬉しいポイントですね。

源泉名は四季の郷温泉でこちらの自家源泉のようです。泉質はアルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性温泉)です。源泉の温度は38.0度で浴槽のお湯は熱交換装置で少し加温して使用されています(洗い場で使われている源泉は加温なしのようです)。pH9.5とpHの値が高めのアルカリ性のお湯でした(さらに高く10以上になると強アルカリ性の温泉になりますので9.5というのはアルカリ性温泉の中でもpH高めだと思います。)湯使いは源泉かけ流しでお湯は使用されていて加水や循環もされていなく和歌山県温泉協会HPによると浴槽の清掃に塩素消毒剤をしようと記載がありましたが入浴する際には塩素臭などは感じなかったので清掃時に使用でお湯への投入は無さそうに思います。掘削自噴で1分間あたり154Lの湧出量があるのでカランや温泉スタンドで使用してもいますが浴室の浴槽の大きさに対しても充分な量のお湯が使用されていそうですね。脱衣所にはこの温泉は飲めますという掲示もありました。

今回はきよもん湯の近くの国道からからゆかし潟の北側の道に入り歩いて行きましたが、車で行く場合はゆかし潟の南側あたりの国道沿いに看板があるのでそこからの道でゆりの山温泉(ゆりの山温泉は行った事ないですが良い湯のようなので行ってみたいです)の前を通るルートのでも行けるようです(以前途中まで車で通った事がありました)。どちらのルートも道が狭い所があるので慎重に運転して行った方が良さそうでした。公共交通機関を使用の場合はJR紀勢本線(きのくに線)の湯川駅から徒歩20分位、那智勝浦町町営バスの湯川温泉バス停から徒歩で10分くらいですが列車もバスも本数は少なめなのであらかじめ時刻表で調べておいた方が良いかと思います。(那智勝浦町営バスの時刻表は那智勝浦町のHPにあります

四季の郷温泉は、ぬるめの温度の源泉かけ流しの温泉にのんびり入るのがとても気持ち良い温泉施設でした。脱衣所や浴室などはしっかりと清掃されている印象で清潔感もあったのも良かったです。持ち帰りの温泉水の販売もしているので那智勝浦で温泉水を購入できる場所を探してる場合も良いと思います。周辺には ゆりの山温泉 や きよもん湯 という日帰り温泉施設もあり、それぞれお湯の評判も良いので、併せて湯めぐりするのも良いなと思いました(僕はその2カ所は行った事なのでまたの機会に和歌山に行く計画を立てたいなと思います)

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