2024年の9月に北海道函館市の湯の川温泉にある大盛湯(たいせいゆ)という日帰り温泉施設に入浴してきました。源泉かけ流しの温泉に入ることができる銭湯という感じの施設でした。
この日は3泊4日で函館への旅に行った3日目で恵山の温泉宿に泊まった後こちらの温泉に入りその後は湯の川温泉のホテルに宿泊しました。初めて函館に行ったので定番の観光スポットに行ったり美味しいものを食べたりする旅でした。旅行全体についてはこちらの記事にて。 続きを見る
函館で温泉とラーメンと税関と夜景など。2024年9月
大盛湯は函館市電の終点である湯の川停留所の近くです。
建物の前は駐車場なので車でも行きやすいですね。
大盛湯は戦前からあった青木浴場という名前の浴場があった場所に1934年に開業し1991年に現在の建物に建替えその後も何度か改修をして営業している歴史ある温泉施設なようです。
建物正面の扉から中に入ると正面のすぐのところに受け付けがあるので入浴料を支払います。靴を脱いで鍵付きの下駄箱に入れてから脱衣所へ。
脱衣所は広々としていて無料で使えるロッカーの他ベンチや飲み物の自動販売機、扇風機、洗面台が設置されていてトイレもありました。脱衣所と浴室の間はガラス張りになっています。銭湯らしい雰囲気でとても良いですね。
浴槽は3つに分かれていて左側から熱い順で並んでいます。しかし1番温度の低い右側の浴槽でもかなり熱く水で埋めないと入れませんでした。水を入れる場合は1番右と書かれてましたがあんまり水を入れると他のお客さんに悪いかなと思って控えめに水を入れていたら地元の常連さんっぽいおじさんがどんどん水で薄めて大丈夫だよと親切に声をかけて下さいました。共同浴場的な温泉に入りに来た時にこういう優しさは嬉しいです。お言葉に甘えて水を凄い勢いで入れて入浴しましたがそれでも熱かったです(笑)
無色澄明の温泉で温度も高いからか入浴するとシャキッとするように感じました。体が温まりやすい泉質でもあるので寒い日にも良く体が温まりそうです。
洗い場は沢山ありお湯と水は壁に設置されてるそれぞれの口についてるレバーを押している間に出てくるつくりで桶の中で好みの温度に調整するシンプルタイプでした。シャワーは壁に固定されているタイプでボタンを押すとしばらくシャワーが出てきてとまるタイプ。石鹸類は置いていないので持参するか受付で購入します。洗い場のお湯は温泉では無かったです。
泉質はナトリウム・カルシウム―塩化物温泉(等張性・中性・高温泉)。源泉名は湯川3丁目1号井~4号井源泉混合 となっていていくつかの源泉を混合し配湯しているようです。この日はこの後にホテルテトラ湯の川温泉という宿に宿泊しましたが同じ源泉が使用されていました(浴槽でのお湯の温度が違ったりしたのでまた違う印象でしたが)。源泉の温度は63.8度と高めで加水せず温泉タンク内にある熱交換器を使用して55度位にして浴槽に投入にしているそうです。pH7.2で中性の温泉でした。加温も循環も無しで塩素などの消毒剤のお湯への投入もなしなのも素晴らしいですね。
函館市電の終点湯の川停留所から近くの路地に入り2分くらいのすぐ近くの場所にあるので函館駅あたりのホテルに泊まって温泉に入りたい時に市電に乗って行くのにも便利だと思います。駐車場も建物の前にあるので車でも行きやすいかと思います。
大盛湯は湯川温泉の温泉に源泉かけ流しで入ることができ浴室や脱衣所などの銭湯らしい雰囲気も楽しめてとても良かったです。温泉の温度は高めなので熱いお湯が苦手な場合は好みでは無いかもしれないですが、熱いお湯にパッと入ってシャキッとする感じは銭湯らしくて良いなとも思いました(僕はめちゃ熱いお湯は得意な方で無いですが、楽しめました)また函館に行った時に入浴しにいきたいなと思います。