2024年の12月に栃木県足利市にあるパンサラッサのうみ 足利温泉という温泉施設で入浴して来ました。持ち帰り用の温泉量り売りや配達をしている施設ですが温泉を購入してテントの中にある浴槽に入れてもらい入浴することもできます。とても気持ちがいい新鮮な温泉に入浴することができテントの中で木々を眺めながらというのもまた良かったです。
この日はJR東日本のフリー切符であるのんびりホリデーSuicaパスを使用して栃木県、群馬県へと日帰りの旅行に行った来ました。温泉の他には美味しいうどんも食べてきました。旅行全体の記事はこちらにて。 続きを見る
のんびりホリデーSuicaパスで北関東へ。温泉とうどん。2024年12月

パンサラッサのうみ 足利温泉の最寄り駅はJRの足利駅です。本数は少ないものの路線バスもあるようなのですが今回は時間が合わなかったので足利駅近くでカーシェアの車を借りて運転していきました。

県道沿いに看板があるのでここを曲がります。この曲がる場所を過ぎてしまうとこの先がUターンができる場所が少なかったので通り過ぎない方が良いと思います。

道沿いの看板にパンサラッサのうみ足利温泉という施設名やテント風呂温泉販売という案内が書かれています。ここからパンサラッサのうみまでの道は林道のようで林道の看板もたっていました。
パンサラッサというのは大昔に地球のすべての大陸が一つにくっついていてパンゲア大陸(その後パンゲア大陸が分割していって今のそれぞれの大陸になった)と呼ばれていた時代にあった海の名称です。大陸が一つだった時の海なので大陸以外のすべてがパンサラッサだったわけで地球の3分の2がこのパンサラッサだったようです。

先ほどの道から林道を走行していくと温泉マークの看板があります。ここまでは車で1~2分程度の短距離ですが舗装されていない峠道で車のすれ違いができなさそうなとこがほとんどなので慎重に運転していった方が良いかと思います。

看板がある場所の右側にパンサラッサの海への入り口があります。

入り口から入り進んでいくと駐車場がありますので車を停めます。

駐車場の奥には建物がありこちらの建物の中に受付があります。

建物の中にはカフェも併設されていて温泉水を使ったお料理などもあるようでメニューも豊富で美味しそうでした。
予約の時間より少し早く着いたので受付して温泉の準備ができるまでこちらで待たせていただきました。トイレもこちらの建物にあります。

温泉の準備ができたという案内があり浴室がある方へと移動します。駐車場を通り先ほどの建物と反対方向に向かいます。

駐車場の奥に歩いていくと広々としたスペースに塀がある場所に着きます。

塀の奥にテントが並んでいてそれぞれのテントが貸し切りで使用できるようになっています。こちらの温泉施設を担当なさってるスタッフさんに受付から連絡が行っているのでスタッフさんから使用方法の説明をいただき案内された入り口から塀の中に入ります。

塀の扉をしめてテントの中へ。

テントの入り口もカーテンで締める事ができました。

テントに入ってすぐのところに脱衣スペース。カゴも用意されています。

脱衣スペースと浴室部分は一体になっていてテントの中の床は板が敷かれています。

テント奥の方に浴槽があります。

今回入浴したのは400リッターのお湯が入る浴槽です。1人で入るとゆったりと浸かることができるサイズでした手足を曲げると2人くらいは入れそうです。浴槽はいくつかサイズがありサイズによって温泉の入る量が違います。今回入浴したより小さい浴槽があるテントや浴槽が2つあるテントもあるようです。

予約をしたときに浴槽のお湯はどれくらいの温度で用意しておいてもらうかを決めることができ、今回はお勧めを聞いて43度でお願いしました。12月で外は寒い時期だったので少し熱めのお湯が丁度良かったです。浴槽が2つあるテントの場合は浴槽両方とも同じくらいの温度にしてもらう以外にも一つは加温、もう一つは非加温という風に用意してもらったりもできるようです。お湯の色はうっすらと茶色いように見えかすかに温泉らしい香りがするのと浴槽の木の香りも感じました。しばらくお湯に浸かっていると肌の表面の肌触りが変わってきてじっくりと効いてくるようなお湯に感じました。しっかりと体が温まる感じもしました。

浴槽の近くにはコンテナボックスが2つ用意されていてそれぞれに温泉水が入っています。蓋が無い方は非加温の源泉、蓋がある方は高温(50度くらい)に加熱した源泉が入っていて、入浴するときにこちらの温泉を使用して好みの温度に調整したり熱い温泉に入った後に非加温の源泉を体にかけてクールダウンしたりなど自由に使用できます。

入浴途中に休む椅子なども用意されていました。シャワーやカランは無いので体を洗う場合は浴槽のお湯を使います。浴槽のお湯は最初に入浴するときに少し周りにこぼれるので入浴する前に浴槽のお湯を桶ですくい体を洗うのに使うと丁度いいです(石鹸類の備え付けは無いので持参)

テントの奥側はメッシュ状になっていて外の木々が見えるのと風が入ってくるのが心地よかったです。

泉質は単純温泉(低張性弱アルカリ性低温泉)。源泉名は足利温泉です。pH7.9の弱アルカリ性。温度は29.1度と低めなので加温しているようですが加水や消毒剤の投入は無しで温泉そのものを楽しむことができました。入浴ごとに新しい温泉に入れ替えているので循環も無しです。

持ち帰りの温泉販売を販売している温泉スタンドの施設もテントの近くにありました。温泉を入れるポリタンクの容器を持参して車で買いに来ている方が結構いらっしゃるようで僕が入浴している間も何台か車の音が外で聞こえました。
こちらの温泉施設がある場所は足利駅から車で20分くらいの場所です。公共交通機関のみで行く場合は足利市の あしバスアッシー 名草線 という路線バスがJRの足利駅や東武の新足利駅から乗れるようです。バスの本数は少なめなのであらかじめ調べておくのとそれに合わせて入浴の予約をしておいた方が良いかと思います。バスの時刻表は足利市のHPに載ってました。
パンサラッサのうみ足利温泉は貸し切のテントの中でとても気持ちがいい温泉に入ることができる温泉施設でした。入浴後は毎回スタッフさんが浴槽などの清掃をして入浴前に新しい源泉を入れてくださるのでとても新鮮な温泉を楽しむことができます。こちらの施設は営業日が週に2日(金曜、日曜日)の営業(2025年時点)で時々臨時休業もあるようなのでSNSで営業の確認をしたり電話で予約をお願いした方が良いかと思います。パンサラッサのうみ足利温泉のインスタなどで最新の情報掲載されていました。現地での入浴以外に温泉スタンドで温泉の購入もできるので自宅のお風呂で温泉に入りたくて温泉を購入したい時にも良さそうです。