週末パスで長野へ。渋温泉で音泉温楽。2024年12月

2024-12-14

長野県の渋温泉で開催されたフェスである音泉温楽2024への旅の2日目は渋温泉と同じく湯田中渋温泉郷にある湯田中温泉の温泉宿からスタートです。

朝食は宿でいただきました。それぞれのお料理がとても美味しかったです。温泉旅館の朝ごはんで温泉玉子を食べるのがまた最高ですね。ご飯のお米もとても美味しかったです。

朝食後に近くの共同浴場に入浴しに行きます。

湯田中 大湯です。湯田中温泉の共同浴場で地元の方以外には湯田中温泉の宿(すべての宿かはわからないです)の宿泊者も入浴することができました。湯田中温泉の発祥の地に建っていて日本温泉協会発行の雑誌に掲載された全国の共同浴場番付で東の横綱とされたこともある共同浴場なんだそうです。

湯田中温泉 大湯について詳しくはこちらの記事にて。

建物の中は共同浴場らしい浴室と脱衣所が一体になったタイプで浴槽は大きく浴室全体も広々としていました。少し熱めの気持ちがいい温泉に入ることができ、浴槽や浴室全体の雰囲気もとても良かったです。

大湯で入浴後は宿に戻り、宿をチェックアウトしてから音泉温楽2日目が開催される金具屋へ向かいます。

音泉温楽の2日目は午前中のみの開催で一般的な温泉宿のチェックアウト時間に合わせた10時に会場がオープン。2組のライブがありました。

1組目はCHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN。バンド名などは知っていましたが初めてライブを観ました。普段のライブセットとは違う実験的なセットとの事で電子楽器の他その場で音をサンプリングしてループさせたサウンドに合わせて楽器の演奏や歌があったりと独創的かつクオリティが高い音楽でかなりカッコよかったです。帰ってからすぐに音源もチェックしました。

イベントのトリは小西康晴さん。ギターと歌のみの弾き語りセットでしたがピチカート・ファイヴ時代の楽曲や他アーティストへの提供曲、カバー曲など多くの曲を演奏なさっていました。歌の強弱や楽曲の途中にMCを挟んだり自由自在にフロアのお客さんの心をつかんでいく感じが凄いなと思いました。小西さんのライブは演奏中は撮影NGでしたが演奏後に写真撮影タイムを作ってくださったので記念に撮影させていただきました。小西さんの曲は昔から好きでよく聴いていますがまたライブも観に行きたいと思いました。

お昼くらいに音泉温楽の2日目も終了でした。前日の夜の雰囲気も良かったですが温泉宿に泊まった翌日の午前中にのんびりとした時間が流れる中ライブを観れる感じもとても良かったです。前回音泉温楽に来たときは当時の自分の仕事がサービス業だったため土日で休めず1日目のみの参加(埼玉~長野を車で往復+帰りは一緒に行った東京の友達を家まで送っていったのでかなりハードスケジュールでした)だったので今回初めて2日目も参加しましたが2日両方とも参加した方がだんぜん楽しいですね。

金具屋を出発して湯田中駅へ向かいます。乗ろうと思っていた普通列車に間に合わなかったので次の特急列車に乗ることにしました。

長野電鉄長野線の特急スノーモンキーに乗ります。車両は長野電鉄2100系電車。こちらはJR東日本の成田エクスプレスで使用されていた253系だった車両で成田エクスプレス時代の雰囲気があるカラーリングです。NERという正面のロゴも成田エクスプレスっぽいですが長野電鉄を英語にしたNagano Electric Railwayの略です。駅のホームの長さがギリギリだったのでスマホの超広角で撮影したのでなんか変な画像になっています。

スノーモンキーは3両編成で1両が指定席、2両が自由席です。自由席車両の車内は荷物棚が蓋が付いている形状だったりシートはリクライニングしないうえに集団見合い式シートと呼ばれる室内の半分づつシートの向きが違う配置だったりと独特の仕様ですがこれは成田エクスプレスの初期の車両が海外から飛行機で来て都心にアクセスする列車という事で飛行機と同じく蓋つきの荷物棚だったり足元に荷物が置けるようにリクライニングしない固定座席だったりという造りだったようです。同じ253系の後期に作られた200番台(現在は1000番台に改造されて日光方面の東武線に乗り入れる特急として使われています)や現在成田エクスプレスに使われているE259系は普通のリクライニングシートや蓋無し棚になってる事から考えると特殊すぎて成功とは言えない造りだったのかもしれません。

JR時代はグリーン車だった車両が指定席に使用されていてこちらは車両進行方向に回転できるリクライニングシートの特急列車で一般的な仕様になっています。また4人まで使用できる個室もありこちらも長野電鉄HPの指定席の予約ページで予約できます。スノーモンキーも行きに乗ったゆけむり号と同じく自由席の場合は運賃+特急券、指定席の場合は運賃+特急券+指定席券の料金がかかります。

雪景色を見ながら長野駅へ向かいます。行きに乗った展望席からの前面窓からの眺めも良かったですが側面窓から見える流れる風景も鉄道旅らしくて良いですね。

長野駅から帰る前に温泉に寄っていきます。

長野駅近くにあるタイムズカーのステーションで予約していたカーシェアの車を借ります。車両はスズキ スイフト。何台かカーシェアの車が停まってるステーションだったのですが他の車で車体に沢山雪が付着してるのも停まってました。スキー場にでも行ったんですかね。

車を運転して20分ほど運転して目的地に到着です。

松代温泉公民館です。

公民館なんですがなんと温泉浴場が公民館の中にあります。地元の方向けの温泉施設ですがそれ以外の人も入浴できます。公民館と共同浴場が同じ建物にあるのは住宅街にある温泉地ではよくありますが公民館の入り口から入って中に温泉施設があるとこには初めて行きました。

松代温泉公民館について詳しくはこちらの記事にて。

こちらの温泉、公民館の中に温泉浴場があるという事以外に温泉の成分が濃い事で有名で、この画像の石みたいなものは浴槽に付着して固まった温泉成分の塊をはがしたものと真ん中は源泉を供給するパイプの中で温泉成分が固まったものです。こんなに分厚い塊ができるので実際の浴槽も凄いことになってたのですがお客さんが沢山いたので写真は無しです。

浴槽のお湯はオレンジ色に近い茶色に濁った色で鉄のような香りも感じました。混みあっていて小さな浴槽の温泉なので長居はできなかったのですがとにかく成分が濃いという感じの温泉で体にめちゃ効いてる感じがありました。また入浴しに行きたいなと思いますが今度は空いてる時間にゆっくり入浴してみたいなと思いました。今回は時間の都合でカーシェアの車を借りて行きましたが長野駅から路線バス+徒歩でも行くことはできるようです。

温泉を出てまた車を運転して長野駅方面へ戻ります。カーシェアのステーションに車を返し長野駅へ。そろそろ夕食の時間ですが昼ご飯もコンビニおにぎりだけだったのに何故かお腹が空かなかったので軽めのものを食べることにしました。お腹空いてたら蕎麦食べようと思ってたんですが。

軽井沢工房 MIDORI長野店 です。信州ハムのアンテナショップとして軽井沢で営業を始め、(軽井沢の店舗は閉店しているようです)現在は軽井沢工房という会社になり製造は信州ハムに委託しているようです。軽井沢工房ブランドの製品はソーセージやハム、ベーコンなどがあり長野産の材料を使用して作られているそうです。長野駅にある駅ビルのMIDORI内にこちらの店舗では軽井沢工房の食材を使ったメニューを食べることができます。店舗はカウンターのみで近くにある他店舗と共通のイートインスペースで飲食するような感じでした(丁度混んでて席が無かったので僕はそのまま駅の方へ移動して食べました)

フランクフルトホットドックを頂きました。フランクフルトはプリっとした皮の中にジューシーで旨味があるお肉が詰まっていて美味しかったです。パンは控えめなサイズでフランクフルトの引き立て役的になっていましたが一緒に食べるのも美味しかったです。ケチャップとマスタードは袋入りのが付いてきて自分で好みに合わせてかけて食べるようになっていました。こちらのお店では持ち帰り用の軽井沢工房のハムやソーセージなどの商品も販売されていました。

軽井沢工房 MIDORI長野店があるのは長野駅から直結しているビルにあるMIDORI長野という商業施設の中で改札と同じ2階にありました。

夕食を食べ長野から埼玉へ帰ります。引き続き週末パスを使い移動します。ルートは行きとだいたい同じですが途中の乗換などは少し違うパターンで帰ることにしました。

信越本線~しなの鉄道線への乗り入れる列車に乗ります。車両はしなの鉄道SR1系300番台。行きに乗った軽井沢リゾート号の100番台はシートの向きをクロスシートとロングシートに転換できるデュアルシートでしたが、今回乗った300番台は普通列車用の車両で車内半分がロングシートでもう半分がセミクロスシートです(200番台も)。

上田駅でしなの鉄道線を降りて乗り換えます。上田駅周辺も良い温泉地が多いので何度か来た事ありましたが今回は乗換だけです。

上田駅からは新幹線に乗るので自由席特急券を購入。行きと同じく軽井沢駅~高崎駅間を新幹線で移動するためですが帰りは上田駅~高崎駅の区間にしました。この区間でも行きの熊谷駅~軽井沢駅区間と同じ金額の特急料金で乗れます(それぞれ、これ以上の距離を乗ると料金が上がる)

北陸新幹線はくたか に乗ります。車両はW7系。行きに乗ったE7系とほぼ同じ車両ですがJR西日本のW7系でした。

高崎駅に到着。ここからはまた在来線に乗ります。最近旅に出ることが多いので音楽関係のお知り合いに富豪なのかと聞かれることがちょいちょいあるんですが富豪だったらこんなふうに新幹線の料金をケチったりしません(笑)

ぐんまちゃんとダルマさんがお出迎え。

高崎線の列車に乗ります。車両はE231系1000番台。

大宮駅の到着。埼玉県に戻ってきました。

川越線の列車に乗ります。車両はE233系7000番台。

川越駅に到着です。今回の旅はここで終了です。

14年ぶり(!)に行った音泉温楽でしたが温泉も音楽もとても楽しめた2日間でした。渋温泉に行くのも同じく14年ぶりだったので前回行った時に食べに行ったお店が無くなってしまったりというのはありましたが温泉街全体の雰囲気や建物などはあまり変わっていなく相変わらず良い雰囲気の温泉街でした。往復で使用した週末パスは以前から気になっていたので今回使用することができ良かったですが、まさか半年後には廃止になるとは思いませんでした。2025年も音泉温楽に行く予定ですが週末パスは無いので翌日も渋温泉近くの温泉に泊まりしてのんびりとした旅にしようかなと考えています。

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