湯田中温泉 まるか旅館(長野県)

2024-12-14

2024年の12月に長野県の湯田中温泉 まるか旅館に宿泊してきました。歴史を感じる建物の温泉旅館で貸し切りで入れる源泉かけ流しの気持ちがいい温泉に入れました。今回は朝食付きのプランで宿泊しましたがお食事も美味しかったです。アットホームな雰囲気も心地よくまた泊まりたいと思う宿でした。

この日は渋温泉で渋温泉で毎年冬に開催されている温泉×音楽フェスの音泉温楽2024を観に行くために1泊2日の旅行で長野に行きました。土、日の2日間で開催されるフェスなので土曜日に宿泊できる宿で会場から歩いて行けるところを探していたらこちらの空室があったので予約しました。旅行全体についてはこちらの記事にて。

湯田中温泉(ゆだなかおんせん)は長野電鉄の湯田中えき周辺から広がる湯田中渋温泉郷にある温泉地の一つで多くの温泉宿があります。まるか旅館は湯田中温泉発祥の地といわれている場所にある大湯という共同浴場と同じ かえで通りという道沿いにあり大湯からすぐ近くです。

道路から敷地に入り坂道を上ると入り口があります。

入り口から入ると広々とした玄関があります。

入り口横にフロントがありこちらでチェックインやチェックアウトをしてもらいました。

フロントの前にはカゴに入ったシャンプー、石鹸などが用意されており共同浴場の 大湯に入浴しに行きたい時はこちらを借りることができました。湯田中温泉 大湯は地元の方以外にも湯田中の宿に宿泊すると入浴することができます(湯田中温泉の宿全てで大丈夫なのかはわかりませんがこちらの宿に宿泊すると入浴できました)

靴を脱いでスリッパを履いて館内へ。右奥の方が客室や浴室などがある通路に繋がっています。

廊下を通って今回宿泊した部屋へ向かいます。

今回宿泊したお部屋です。和風の落ち着いた雰囲気です。建物は歴史を感じますが部屋などは綺麗に清掃いただいている印象で快適でした。

廊下と部屋の間にはスリッパを脱ぐ踏込があります。廊下への扉はガラス製。

部屋の奥には障子があります。

障子を開けると広縁もありました。

広縁には机と椅子がありこの椅子に座って外を見ながら過ごすのがとても良かったです。広縁は絨毯敷きですが広縁用にスリッパが用意してあるのが親切でありがたいと思いました。

レトロな雰囲気もある冷蔵庫。

洗面台も広縁にありました。

窓からは庭の木々や隣にある建物がみえてのどかな雰囲気がとても良かったです。

床の間には絵や人形などが飾られています。

テレビはテーブルの上に置かれて丁度いい高さにありました。近くには内線用電話機もあります。

部屋の真ん中には大きなテーブルもあります。

部屋の角には鏡台も用意されています。

ガスファンヒーターはとても暖かったです。

エアコンも設置されていたので夏なども快適そうです。

お茶セットと一緒にお茶請けのまんじゅうがあるのも嬉しいです。

ポットにお湯が用意されていました。

お布団はあらかじめ敷いてありました。

入り口側の襖と横にはクローゼットもありました。

浴衣やバスタオル、アメニティ類はクローゼット前の分かりやすい場所に用意されていました。

部屋にはトイレが無く共同のものを使用します。トイレの個室は新しいウォシュレット付きになってて快適でした。歴史ある建物の宿は好きですがトイレはこのように新しいものに改修されているととても嬉しいです。他には和室の個室もありました。

温泉の浴室は玄関から部屋に行く途中の廊下沿いにありました。以前は他にも浴室があったようですが僕が宿泊した時はこちらの浴室1つでした。

入浴する時に扉にあるプレートをひっくり返して入浴中にして貸切で入浴することができます。

脱衣所はシンプルな造りで籠が置いてある他パイプ椅子や体重計なども設置されていました。

廊下側の入り口は鍵がついているので貸切で入浴時に鍵をかけれます。

鍵は棒状の部分をスライドするタイプ。

こちらは脱衣所から浴室への扉です。

浴室はシンプルな造りで落ち着いた雰囲気です。

浴槽は長方形で水色の小さなタイルが敷かれたタイプで歴史を感じます。2~3人くらいは入れそうなサイズだと思います。

肩まで楽に浸かれる深めの浴槽です。お湯は無色澄明でかすかに硫黄の香り(硫化水素の香り)。体が良く温まるようなお湯なのと温度は少し熱めだったので寒い時期に入るのがとても気持ち良かったです。

源泉はパイプから注入されています。壁には丸い湯口のようなものがありましたが今は使われていないようです。源泉は薄く苦味もある塩味に感じました。

源泉のパイプの上には水道の蛇口もありました。

源泉が投入された分だけお湯が浴槽の淵からあふれる源泉かけ流しでお湯が使用されています。

洗い場は1か所ですがカランにシャワーも付いていました。

浴槽の奥には大きめ窓があって朝に入浴した時などは光が入ってきて気持ちが良かったです。自分が夜に入浴した時は前に入浴した人が開けたのか窓が大きく空いていて浴室が結構寒かったので入浴する前に窓を閉めました。

天井には湯気抜きと思われるものも設置されていました。

脱衣所と浴室の間は段差がありました。

源泉名は共益会12号ボーリングでこちらは近くにある共同浴場の湯田中温泉大湯と同じ源泉のようです。泉質はナトリウム―塩化物泉(低張性 弱アルカリ性 高温泉)。源泉の温度は93.5度とかなり高温で(湯口からのお湯はそこまで高くないです)pH8.46の弱アルカリ性の温泉です。

朝食は玄関近くの2階にある部屋でいただきました。7時過ぎくらいで内線で用意ができたことを連絡いただいてから玄関の方に行くと案内してくださいました。

朝食はご飯、みそ汁とおかず類でそれぞれ美味しかったです。この日のおかずはごはんと一緒に食べたい温泉玉子や海苔、シャキシャキの山芋、中が柔らかめのかまぼこなど。ご飯のお米もとても美味しかったですし味噌汁は優しい味で落ち着きます。今回は夕食は無しのプランでの宿泊でしたがこの朝食なら夕食もきっと美味しそうだなと思いました。

最寄り駅の長野電鉄 湯田中駅からは徒歩で10分くらいです。駅から宿まではそこまで急ではない登り坂になっているので行きより帰りの方が歩くのは楽だと思います。駐車場は宿の裏側にあるようです。駅とは反対の方向に徒歩で15分ほどの位置に渋温泉もあるので散歩しながら渋温泉の温泉街に行ったりするのも良いと思います。

湯田中温泉 まるか旅館は少し熱めで源泉かけ流しの気持ちいい温泉に入ることができる温泉旅館で建物は歴史を感じますが清掃などはしっかりされていて必要な設備は手を入れてある印象で快適に宿泊させていただきました。チェックインなどの時にとても親切な対応をしてくださりアットホームな雰囲気もある宿でとても好みでした。宿泊者は近くにある湯田中温泉 大湯に入ることができたのも良かったです。宿泊プランや空室の確認、口コミの閲覧などは楽天トラベルの宿のページじゃらんの宿のページでできました。

Ⓒ2021 ROMANTIC TECHNOLOGY