湯川温泉 龍王閣(石川県)

2025-04-12

2025年4月に石川県七尾市にある湯川温泉 龍王閣に宿泊して来ました。温泉の泉質が良いというので温泉好きに有名な温泉旅館で以前から行ってみたいと思っていたので今回能登半島に旅行に行く計画をたてすぐに予約しました。とても気持ちがいい温泉に入ることができるアットホームな雰囲気の宿でとても良かったです。

この日は石川県、富山県への3泊4日の旅に行った初日で大宮から北陸新幹線で金沢まで行き特急列車に乗り換え七尾まで。七尾からはのと鉄道で穴水まで行って七尾に戻ってきました。翌日は和倉温泉の宿に泊まりその次の日にはのとじま水族館にも行ってきました。旅行全体についてはこちらの記事にて。

県道から宿の前の道に曲がるT字路のところに看板がありました(僕は路線バスで移動したのですがチェックインより早い時間に着いたので近所を散歩していました)。湯川温泉 龍王閣は能登半島の真ん中らへんの崎山半島というエリアにありJRとのと鉄道の七尾駅が最寄り駅で駅前から路線バスが出ています。湯川温泉にある温泉施設は今回宿泊する龍王閣のみのようです。

宿の周りは山に囲まれ田畑が広がるのどかな風景でとても気持ちが良かったです。

道沿いにある看板。歴史を感じるデザインでめちゃ良いですね。

看板の側面もシブいです。

バス停が宿のすぐ前にあります。北鉄能登バスの崎山循環線という七尾駅を出発して七尾駅まで戻ってくる循環バスで、同じルートで循環する向きが逆になる2方向ありますが、湯川温泉は真ん中に近いエリアにあるのでどちらの方向でも3~40分くらいで着くようです(2025年現在)こちらのバス路線は湯川温泉付近が少し変則的なルートで湯川温泉バス停を一度通り、少し奥まで進んで折り返してくるので1回の走行で2度湯川温泉バス亭を通ります。

建物は道から少し坂を上った高台にあります。

坂を上っていくと ありがとうございます。 という大きな看板がありました。

看板の横に入り口があります。扉の上の窓に貼られた湯川温泉の文字もめちゃ良いですね。

扉から中に入り玄関で靴を脱いで下駄箱へ。

玄関を上がると左奥にフロントがあります。チェックインして部屋に案内していただきました。日帰り入浴もできるのでこちらでその場合こちらで受付を。

館内に自動販売機はありませんがフロント横で販売されていました。

フロントの横をまっすぐ進み右に曲がると客室への廊下があります。廊下は21時には消灯で非常灯のみになっていました。

客室にはそれぞれ無限〇〇という名前が付いていて今回宿泊した部屋は無限生命乃間という名前でした。泊まるだけで健康になりそうです。

今回宿泊した部屋です。和風の落ち着いた部屋でゆっくりとくつろげました。建物などは歴史を感じますがしっかりと清掃されている印象で快適でした。

部屋の奥には障子のふすまがあります。

障子の先には広縁があります。

広縁には洗面台とタオルハンガーなどがありました。

エアコンは新しいタイプのが設置されているので暑かったり寒かったりする時期にも快適そうです。

部屋は建物の奥側だったので窓の外は裏山の崖のような景色が見えるくらいでした。

部屋の真ん中にはこたつがありました。4月でしたが朝や夜はこたつがあると快適ですね。

床の間には掛け軸なども飾られていました。

テレビはこたつから見やすい位置に。

その隣は収納になっていてハンガーなどもあります。

浴衣や歯ブラシ、タオルが用意されていました。タオルは宿の名前が書いてあるタイプだったのも嬉しいです。

反対側はシンプルな壁です。

机の上の急須には玄米茶が入っていました。玄米茶は今までほとんど飲んだこと無かったのですが香ばしくておいしいですね。お茶請けのお菓子はクッキーでした。

お茶用のお湯が入ったポット。

お布団はあらかじめ部屋に敷いてありました。温泉に入ってから夕食前にお昼寝とかもできます。

畳と廊下への扉との間にはスリッパを脱ぐスペースもありました。

トイレは部屋には無くて共用です。部屋の近くの廊下にトイレ入り口があります。

男子トイレには小便器もあり。内装が少しレトロな雰囲気でなのも良いですね。

個室の方はウォシュレット付きで快適です。

浴室の入り口は玄関からフロントの奥に進み客室と反対方向である左側に進んだ突き当りにありました。チェックインからチェックアウトまで好きな時間に入浴できます。

浴室入り口の近くにはベンチとマッサージチェアがありました。夕方くらいまでは日帰り入浴のお客さんも時々いらしていましたが日帰り入浴で入浴後にちょっと休憩するのにも良さそうです。

脱衣所は広々としています。

洗面台とベンチ。洗面台は温泉の成分のせいか変色していました。

ロッカーは無く棚にカゴがあるシンプルなタイプです。

脱衣所から浴室へ向かう扉です。

扉を開けると脱衣所と浴室との間に小さな部屋がありました。この先の浴室への扉は開閉がスムーズに動くようなレールが使われているようで珍しい作りに思いました。

小さな部屋からさらに扉を開けると浴室があります。正面には洗い場。

先ほどの小さな部屋の隣に浴槽があります。

浴槽のサイズは2~3人くらいは入れそうです。レイアウトが独特の作りですね。個性的で好みです。

浴槽わきの壁には窓があり昼は光が差し込んできます。

浴槽のお湯は若干白く濁っているように見え茶色い湯の花が舞って表面には少し泡も見られました。温泉が体に効いてる感じがするお湯に感じたので一度に長時間は入らない方がいいかもしれません。温度は少し熱めで気持ち良かったです。

浴槽の淵にあるオブジェと岩。

ライオンと思われる形状の湯口からは源泉が投入されていてそれ以外に浴槽のそこからもお湯が出ていました。ライオンの湯口からのお湯はけっこうぬるく、浴槽底からのお湯は熱かったのですがネットで検索してみた口コミやブログなど見ても湯口がぬるいというのは見当たらなかったのでこの時たまたまなのか、何かセッティング的なのが変わったのかは不明です。源泉はかなりしょっぱく後味は独特でした。香りはクセが無くマイルドでした。

浴槽の淵からはお湯があふれています。夕方や夜に入った時より朝に入った時の方がお湯のあふれかたが多いようでした。

洗い場は3ヶ所ありました。カランのお湯が温泉だったのでシャワーで顔を洗ってる時には口にちょっと流れ込んできたお湯がとてもしょっぱいという今までにない体験でテンション上がりました。ネットで他の方が入浴した記事などをいくつか見ると温泉では無いお湯と書いてあったので以前は温泉ではなかったようです。配管の何かを変更したのか何かセッティング的なので変えられるのかわからないですが、僕が宿泊した時は温泉でした。

浴室は広くは無いので宿泊して入浴するときは空いてる時間に入ると快適だと思います。(宿泊人数は多くないので入浴している人がいるときは時間をずらせば毎回一人で入れました)

泉質はナトリウム・カルシウム―塩化物泉(中性高張性高温泉)。溶在物質が温泉1キロあたり19.22グラムとかなり濃い温泉です。加水は無く加温は温度調整で熱交換器使用と記載されていましたが源泉の温度は高いのでどのような時に使っているのか気になります。循環は湯の花を除去するために使用しているそうですので循環併用の源泉かけ流しという事になるのかと思われます。塩素消毒剤の投入も無しです。

館内にはこちらの温泉が新聞などのメディアに掲載されていた記事のコピーなどが掲示されていて記事によっては現在の状況と違うのかな?と思うものもありましたがどちらにせよ実際に温泉に入ってみるとお湯の質はとても良いというのは間違いなさそうに思いました。

夕食は18時くらいに部屋に持ってきていただけて部屋でいただきます。お刺身がとても新鮮な感じでしたし焼き魚の焼き加減も良かったです。他のお料理も美味しく調理されていてご飯のお米も美味しかったです。ボリュームはしっかりありますが多すぎくなくて丁度良いと感じました。

朝食も部屋に持ってきていただけます。時間は7時半くらいでした。美味しいご飯に漬物と味噌汁、焼鮭、目玉焼き、海苔といった定番のものに小鉢もついていました。朝食もとても美味しかったです。

宿のある場所は七尾駅から車で20分くらいで路線バスは地元のお客さん向けの路線で少し遠回りしてバス停を周るので30~40分くらいです(駅から歩くのは難しい距離なので路線バスは大変ありがたいです)七尾駅までは金沢駅からJRの七尾線(正確には金沢駅から途中まではIR石川鉄道線)があり特急列車も走っています。金沢までは北陸新幹線もあるので関東からも1回乗り換えるだけで来れますし名古屋や大阪などからも敦賀駅まで在来線特急、敦賀駅から北陸新幹線があるので便利だと思います。山や田畑が広がり住宅は少ない地域ですがバスに乗ってみてるかぎり道は特に走りずらそうな場所はなさそうでしたので車でも行きやすいかと思います。

湯川温泉 龍王閣はとても気持ちがいい温泉に入ることできる宿でした。女将さんやお手伝いのスタッフさんはとても優しくご主人はチェックアウトの時に見送りもしてくださたtり温泉についてのコピーをくださったりとアットホームな雰囲気の宿でとても居心地が良かったです。お食事もお魚などとても美味しかったです。宿泊の予約や空室、プランの確認や口コミの閲覧はじゃらんの宿のページからできました。

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