2025年の10月に静岡県熱海市にある温泉宿の旅荘 天城に宿泊して来ました。熱海温泉の源泉をかけ流しにしている温泉を貸し切りで使用できる温泉宿で気持ちがいい温泉を満喫できました。客室はリビングと寝室がありトイレや洗面台も部屋についていますが宿泊料は熱海の温泉宿の中では手ごろでした。
この日は静岡への2泊3日旅行初日でした。大井川鐡道に乗ったり沿線の寸又峡温泉へ行きたいと思い旅を計画。初日に熱海に寄ってこちらの宿に泊り2日目朝に大井川方面へ向かいました。熱海では美味しい魚料理やピザを食べたりもしてきました。旅行全体についてはこちらの記事にて。 続きを見る
秋の静岡への旅。大井川鉄道と温泉など。2025年10月

熱海は静岡県の東端に位置していて奈良時代の713年に編纂された伊豆国風土記に記載がある事からそれ以前から温泉地だったようで749年には万巻上人が海中に湧く温泉を熱海の陸上に移動させたという伝説もあるそうです。江戸時代には歴代の徳川将軍が湯治に訪れたり源泉を樽で江戸に運ばせて入浴していた他、参勤交代の際に大名が立ち寄り全国的に有名になっていったようです。明治時代からは著名人たちの別荘地としても栄え昭和になり新幹線が開業したことなどもあり社員旅行や新婚旅行の定番の地として大型旅館なども多くなりさらに発展していきましたがバブル崩壊や旅行のスタイルが団体旅行から個人旅行へとシフトしていった影響などで一時期は観光客がかなり減っていたようです。その後、若い世代をターゲットとした戦略で観光や街づくりに力を入れて、東京などからのアクセスも良いという事もあり現在ではまた活気がある観光地となっています。JRの熱海駅は高台にありから海まで下り坂となっていたりと坂道が多い温泉地で駅周辺に観光客向けのお店が多い商店街があったり海の近くにも飲食店や商店が多いエリアがあります。伊豆大島へのジェット船が発着する熱海港もあり、以前伊豆大島から帰ってくる時に熱海までジェット船に乗った事がありました。伊豆大島から東京まで乗るより乗船時間が短いので船が苦手で短い時間の方が良い場合や温泉に寄ったり宿泊したいときなどにも熱海港を利用するのも良さそうです。

熱海駅から徒歩で10分ほどのエリアにある熱海サンビーチは白い砂浜沿いに高い建物のホテルやリゾートマンションなどが建っている景色が海外のリゾート地のような雰囲気も感じられ夏には海水浴場になる他、熱海海上花火大会ではこのビーチから花火を見ることもできて僕も以前花火を見に来たことがありました(青春18きっぷのでの1人旅の途中で)。こちらのビーチから旅荘 天城まで歩いて10分くらいです。

海に沿った国道135号(小田原から伊豆の下田までの国道ですがこのエリアでは2つの道に分かれてそれぞれ一方通行になっていました)から曲がってすぐのところに旅荘 天城があります。

曲がった先にある宿の前の道は川を挟んでそれぞれの方向への一方通行の道が並んでいました。宿の周辺の道は一方通行の道が多ので車で行く場合は間違えないように注意が必要かと思います。

高い建物が2つ並んでいるうちの左側の明るいクリーム色の建物が旅荘 天城の建物です。

鉄筋コンクリートの6階建てです。

宿の前の川が流れていくすぐ先が海でした。

建物横に自動販売機がありました。宿の中には自動販売機は無かったので飲み物を買いたい場合この自動販売機が便利だと思います。

川沿いの正面にある扉が入り口です。チェックイン後に外出した場合、門限は25時でした。

建物の中に入るとすぐのところのショーケースには花火の資料が展示されていました。熱海海上花火大会の会場がすぐ近くなのでこちらの宿に泊って見に行くのも良さそうですね。熱海海上花火大会は年に10回以上開催されていて開催日は夏が多いですが春、秋、冬にもあります(日程については熱海市HPのイベントページで確認できます)。何年か前に花火大会を見に来たときは海の上に打ち上げられる花火がとても迫力あり綺麗でした。

花火の写真や模型が展示されていました。夜光屋という東京の花火会社さんの協力で展示されているという表記があったので実際の花火と同じ形状の模型なのかと思います。

花火の展示の横にフロントがありこちらでチェックインをして宿泊料を支払い温泉の利用方法などの説明もしていただきました。とても丁寧な対応をして頂いてありがたかったです。朝早い時間にチェックアウトする場合は鍵を入れるケースがあるのでそこに鍵を返却するようになっていました。

エレベーターで宿泊する客室のある階に移動します。

エレベーター以外に階段もありました。階段は各階の部屋の前の通路から踊り場に移動してその先に上下の階に移動する階段があるという変わった造りで興味深かったです。

今回宿泊したのは3回でした。303という番号はテクノミュージック好きとしては当たりの番号です。

扉を開けると踏込があり館内の移動に使える履物も用意されていました。こちらで靴を脱いで部屋の中へ。扉は内側のボタンを押してドアを閉じて鍵をかけ外からは開ける時に鍵をさして使うタイプでした。

前室の右には洗面所、左にはトイレやお風呂があります。

正面の扉を開けるとリビングがあります。

リビングにはテーブルや椅子などがありアットホームな雰囲気瀬落ち着きます。

大きな窓もあり外の光が入ってきます。

窓際にはテレビがありました。

テーブルの上には湯沸し機能が付いたポットとお茶セット。

お茶請けのお菓子も用意されていました。

鏡台にはドライヤーも置いてありました。

エアコンは新しいもので快適そうです。

リビングの奥の襖を開けた事が寝室です。

寝室も十分な広さがあり大きな窓もありました。

窓からは川と左の方に少し海も見えます。

建物の端の部屋だったので横の面に窓がありました。

反対側にはクローゼットや棚がありました。

浴衣なども用意されています。

お布団はチェックインした時に敷いてありましたので温泉に入ってからお昼寝とかもできます。

寝室にはエアコンが無いので襖をあけてリビングのエアコンで冷やした空気を扇風機で送るような配置になっていました。

洗面台がある場所は客室入口の横ですが間に壁と窓がある変わった造りでした。

洗面台に近くには大きめの冷蔵庫もあります。素泊まりの宿で食事の提供がありませんがこれだけ大きな冷蔵庫があればチェックイン前に夕食を買ってきても安心ですね。

タオルやタオルハンガーなども近くに用意されていました。

トイレとお風呂の扉です。

部屋のお風呂は温泉ではないので使用しませんでしたが懐かしい雰囲気でした。

トイレも部屋についていてこちらはウォシュレット付きの新しいものになっているのが嬉しいです。

温泉の浴室は1階にあります。玄関から一番奥のエレベーター前にありました。

温泉浴室は1か所のみですが貸切で使用できます。

予約ができるので予定を立てやすいのが助かります。予約や朝の利用方法も掲示されているのも良いですね。
温泉を利用できるのはチェックイン~25時までと翌朝6時から。日帰り入浴流行っていないので宿泊者のみ入浴できます。

ごゆっくりおくつろぎください。
ネコさんかわいい。

扉から中に入ると脱衣所があります。扉には鍵がかけられるので間違えて入ってくる人もいなく安心です。館内は土足なので脱衣所に入ってすぐのところで靴を脱いで一段高くなってる脱衣スペースに上がります。

脱衣所はコンパクトですが棚には籠があり洗面台も用意されています。

脱衣所から浴室への扉です。

浴室もコンパクトですが内装や設備は新しいものに改装されている印象で清潔感もありました。

浴槽のサイズは1人だとゆったりで2人くらいは入れそうなくらいでしょうか。コンパクトなサイズなので源泉が早めに入れ替わり新鮮な温泉を楽しめます。浴槽の深さは浅めなので少し斜めに浸かる感じでリラックスできました。

浴槽のお湯は42℃くらいで適温。無色澄明で香りはクセが無いお湯でした。源泉を口に含んでみると薄い塩味で若干ダシの旨味のような味も感じました。以前、他の熱海の温泉に入った時は塩味と苦味が強烈で長湯もしない方が良さそうでしたがそれに比べるとこちらの温泉は丁度いい感じだと思います。温泉の成分で体はしっかりと温まり気持ちがいいお湯でした。

壁にある蛇口型の湯口から源泉が投入されています。温泉成分の塊ができてたり変色しているのが良いですね。隣には加水用の蛇口もありましたが

源泉が投入された分だけ浴槽の淵からお湯が溢れていて源泉かけ流しで温泉が使われています。

湯かき棒もあったのでお湯を混ぜて温度を調整したい時に使用できます。

洗い場は2カ所ありそれぞれにシャワーもついています。シャワーのお湯は使い始めは温度が上がらないので入浴する際に先に洗い場でお湯を出しておくと使いやすいという事が書いてある張り紙もありました。

窓は明かり窓が部屋の上の方にあるのみなので外の景色は見えない感じです。

浴室入り口から浴槽も洗い場もすぐという感じで浴室全体のサイズはコンパクトですが貸切で使用できるので温泉を楽しむには十分な広さでした。

泉質はナトリウム・カルシウムー塩化物泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)です。第1渚湯、第2渚湯、古河湯、一ふじ湯、第2野中山湯、坂本湯という熱海にある6カ所の源泉を混合して配湯されている源泉のようです。源泉の温度は混合した後の貯湯槽で73.3℃。pH7.9の弱アルカリ性の温泉です。

電子レンジは今回停まった客室の3階にはありませんでしたが5階の廊下にありました。
素泊まりの宿なので食事の提供は無いので食事をする場合、外食か持ち込みになります。熱海は飲食店は沢山ありますが居酒屋さん以外は夕方は早い時間に営業時間終了のお店も多いので食べたいものがある場合はあらかじめ調べておいた方が良いと思います。コンビニは歩いて5分位のところにセブンイレブンがありました。
アクセスは熱海駅から徒歩20分位、伊東線の来宮駅からは15分位ですが、熱海駅は東海道線や東海道新幹線が乗り入れているので伊豆方面から以外でしたら熱海駅の方が便利なのと熱海駅駅前から出ている路線バスのいくつかの路線のバス停が近くにあります(バスでも徒歩でも時間はそんなに変わらないようです)。それぞれの駅から坂を下ったエリアにあるので宿から駅に向かう場合は登り坂になります。僕は熱海駅から歩いていきましたが色々なお店もありますし温泉の湯けむりがみえる場所もあったりなので徒歩で旅気分を味わうのも良かったです。車で行く予定で駐車場を使いたい場合予約サイトで予約する際に駐車場を利用希望という事を備考欄に入力が必須のようです(駐車場に停められる台数には限りがあるようなので駐車場を使いたい場合は早めに予約した方が良さそうです)。
旅荘 天城は熱海温泉の源泉を掛け流しにしている気持ちがいい温泉に入る事ができ部屋も広く快適でした。熱海サンビーチや熱海銀座からも近いのですし駅からもそこまで距離はないので宿泊してゆっくり熱海観光をするのにも良さそうです。高級な宿が多い熱海の中で手ごろな価格の宿泊料で泊まれて温泉にも入れるのもありがたいです。建物が昭和の雰囲気があり歴史を感じる箇所もありますが客室や浴室などの設備や畳、壁紙などは新しいものになっていていますし清掃もしっかりとされている印象で清潔感があり快適に宿泊できました。チェックインの際に丁寧な対応をしていただいたのもありがたかったです。宿泊の予約、プランや空室の確認、口コミの閲覧は楽天トラベルの宿のページやじゃらんの宿のページからできました。