2025年の10月に静岡県川根本町の寸又峡温泉にあるペンション寸又峡に宿泊して来ました。寸又峡温泉の源泉をかけ流しにしている温泉浴室が2つあり貸し切りで入浴する事ができとても気持ちがいいお湯でした。土曜日でも1人で宿泊することができ2食付きで宿泊料も手ごろでした。猪鍋などの夕食や洋食の朝食もとても美味しかったです。
この日は2泊3日の静岡旅行2日めで初日は熱海の温泉宿に宿泊し翌日に鉄道やバスで寸又峡温泉に日帰り温泉施設で入浴した後に移動しこちらの宿の宿泊。最終日は大井川鉄道の井川線に乗ったり沿線の観光を楽しんできました。旅行全体についてはこちらの記事にて。 続きを見る
秋の静岡への旅。大井川鉄道と温泉など。2025年10月

寸又峡温泉(すまたきょうおんせん)は静岡県中部の川根本町にあり大井川支流の寸又川近くにある温泉地です。この地域の温泉の歴史は古く、寸又川の上流にある大間川付近の沢でイノシシが傷を癒していたところを調べてみると自噴している温泉だった(温泉あるあるの動物傷癒しがち)という伝説があったり武田信玄の隠し湯(温泉あるあるの信玄お湯隠しがち)と呼ばれていた事もあり明治時代にはその沢の湯を使った湯山温泉という共同浴場もあったそうですがダム建設の影響でその源泉は無くなってしまったそうです。その後、1954年から新たな温泉を探すボーリングが行われて数年後には源泉が見つかり1962年に源泉を現在の温泉街まで引いてきて温泉旅館が開業した時から寸又峡温泉としての歴史が始まったそうです。寸又峡温泉の源泉はアルカリ性でクレンジング効果があり湯上がり後の肌がツルツルになる美女づくりの湯と呼ばれていて温泉街にある日帰り入浴施設の名前にもなっています。
温泉街の先には寸又川の渓谷である寸又峡にある大間ダムのダム湖にかかる夢のつり橋という観光名所があり温泉街の奥には夢のつり橋方面に向かう遊歩道の入口があるためこの日も温泉に入浴しに来たお客さん以外にも夢のつり橋へ来た観光客で温泉街が賑わっていました。

ペンション寸又峡は寸又峡温泉の温泉街にある1978年に開業したペンションです。山小屋風の建物は周りの自然ともマッチしてる感じで良いですね。

寸又峡温泉入口というバス停から温泉街の飲食店や商店などが多いエリアへ向かう途中の道沿いにあります。

建物正面の宿の名前が書いてるところの扉が入り口です。

こちらの扉から中に入ります。

扉から入ってすぐの玄関で靴を脱ぎます。

玄関横には部屋番号が書いてある下駄箱があるので、チェックインの際に部屋番号を聞いて靴をしまいます。

玄関から突き当りを右に曲がると食事処入り口にフロントがありました。こちらチェックイン。チェックアウト時のお会計もこちらでしたがクレジットカードや電子マネーは扱いが無く現金での支払いのみでした(予約サイト受付でも支払いは現地決済のみでした)。

2階には階段で上がります。

今回宿泊した部屋は2階にありました。

今回宿泊したお部屋です。ツイン・トリプルルームというお部屋です(シングルのお部屋は無いようですがじゃらんから1人でも予約できました)ペンションらしい雰囲気があってとても良いです。建物などは歴史を感じますがお部屋はしっかりと清掃されている印象で快適でした。

部屋の奥には大きな窓があって心地よい外からの光が入ってきます。窓の横にはエアコンもあるので夏でも安心ですね。

窓の外はベランダになっていました(天気も悪かったので外には出ていないです)

窓の外には近くの山や木が見えました。

窓の前にはライトが設置されている台があり小型の扇風機やテレビとエアコンのリモコンなどが用意されていました。

入口側の壁沿いの高い位置にテレビがあります。

テレビの下にはハンガーがかけられるようになっていました。

今回宿泊した部屋は建物の一番奥だったのでもう一つ窓がありました。

こちらの壁には絵が飾られていました。

壁際にはベッドがあります。

部屋の反対側にもう一つベッドがあります(1人で宿泊したので使用したのは1つです)

もう一つベッドがありましたがソファーのように使えるようになっていました。

洗面台は客室には無く2階の廊下に共用のものがあります。冷蔵庫や自動販売機は館内には無かったです。

トイレも部屋には無く1階に共用トイレがあります。

温泉の浴室は2つありそれぞれ貸し切りで利用できます。

16:00~21:30と翌朝6:30~9:00が利用可能な時間で他のお客さんが使用していなければ好きな時に利用できます。日帰り入浴はやっていないようなので入浴できるのは宿泊者のみです。

扉のパネルをひっくり返して入浴中という表示にして利用します。入浴後にパネルを元に戻します。

湯の花の事など温泉の事について表示されていました。

まずは左側の浴室から入浴しました。

脱衣所はコンクリートの壁で床に脱衣を入れるカゴがあるのみのストイックな仕様でした。

壁にある棚には小型のファンが設置されています。

浴室は青いタオルが全面に使用されていました。

浴室の奥には浴槽があり2~3人くらいが入れそうなサイズでしょうか。深さがあるので浴槽内で座ると楽に肩までつかれました。

無色澄明のお湯でツルツルとした肌触りと硫黄(硫化水素)の香りの気持ちがいい温泉でした。この日は浴槽のお湯の温度は38℃で湯口は42℃ほどあり気持ちがいいお湯にのんびりと入る事ができ最高でした。湯口の源泉を口に含んでみると玉子系の味を感じました。浴槽のお湯の中には白い湯の花も舞っています。

ライオンの形をした湯口から源泉が投入されています。

源泉が投入された分だけ浴槽の淵からお湯が溢れて源泉かけ流しでお湯が使用されていました。

洗い場は2カ所ありますが洗い場のお湯用のボイラーが壊れお湯が出てこないそうなので体や頭を洗う時は浴槽の湯口から手桶に源泉を汲んで使用します。

腰掛や桶、湯かき棒も用意されてます。

泉質は単純硫黄泉(低張性・アルカリ性・高温泉)。源泉の温度は43℃でpHは9.1のアルカリ性の温泉です。寸又峡1号(寸又峡2号泉)と寸又峡2号(寸又峡3号泉)という2つの源泉の混合泉で寸又峡温泉の各温泉施設に配湯されている源泉のようです。源泉から温泉街までの距離があって少し温度が下がるので加温しているようですが循環、加水、入浴剤や消毒剤の添加はなく源泉の良さを楽しめる湯使いです。

もう一つの浴室でも入浴しました。

脱衣所はコンパクトで1人づつ使用した方が良さそうなサイズだと思いました。

こちらの浴室はピンク色のタイルが使用されていました。青いタイルの浴室と比べるとコンパクトです。

浴室の奥に浴槽があります。

浴槽サイズは1~2人用位でしょうか。1人で入るのにはちょうど良かったです。浴槽が小さい分お湯の入れ替わりも早く新鮮なお湯が楽しめると思われるので1人で入浴するならこちらの浴槽も良さそうです。青いタオルの浴室のと同じくらい深さは深めでした。

もう一つの浴室と同じ源泉が使用されていてこちらもツルツルとした肌触りがとても気持ち良かったです。

こちらもライオンの湯口から源泉が投入されてます。
その横にあるカランの金属部分は温泉成分で変色していて良いですね。

源泉が投入された分だけ浴槽の淵からお湯が溢れ源泉かけ流しでお湯が使用されていました。

洗い場は1箇所ですがこちらもボイラー故障でお湯は出ないので浴槽湯口から出ている源泉を使用して体を洗います。

夕食は1階の食事処で頂きます。時間は基本的には18時スタートのようで用意が出来たタイミングで部屋の前まで呼びに来てくださいました。

夕食はメインの猪鍋など手作りのお料理が並びます。イノシシのお鍋は初めて食べましたが猪肉はしっかりとした歯ごたえがあり噛んでいると旨味もあって味噌味のスープで野菜や豆腐と一緒に煮込まれて美味しかったです。魚の甘露煮は丁度良い甘さで骨まで煮込まれていて頭から尻尾まで食べられました。煮物の味付けも良くそれぞれのお料理がとても美味しかったです。

猪鍋はガスコンロで加熱しながらいただきます。具を食べた後残ったスープをご飯にかけて食べましたがそれも美味しかったです。普段珍しいお肉を食べることが無いので猪鍋は食べるまではどんな味なんだろうと思っていましたがクセも無く美味しかったです。宿泊予約サイトの口コミへの返答に味噌味の汁で煮込む事で食べやすくしているような事を書いてあるのも見かけました。

飲み物も別料金で注文できます。僕はコーラを頂きました。

朝食は洋食でパンと手作りジャム、ベーコンエッグ、サラダ、シリアルなどでそれぞれ美味しかったですし栄養バランスも良さそうです。ジュースとコーヒーも頂きました。時間は7:40からとの事で、その少し前に朝食が出来たと案内があり夕食と同じく1階の食事処で頂きました。
宿へのアクセスは公共交通機関の場合大井川鉄道の千頭駅から乗れる川根本町町営バスのバス停から徒歩5分くらいです。僕はバスで行きましたがバスの本数は1日6往復あったので行きも帰りもちょうどいい時間のバスに乗れて便利でした(バスの時刻表は川根本町町のHPに載っていました。)。車の場合は駐車場もあり、予約サイトの案内には到着したら車を一旦停めてフロントに行き駐車場のどこに停めるかを確認するように記載がありました。寸又峡温泉までの道は峠道で道幅が狭く車がすれ違うのが難しそうな区間もあったので慎重に運転していくのがが良いかと思います。
ペンション寸又峡は寸又峡温泉のツルツルトロトロとした源泉をかけ流しにしている温泉に貸切で入る事ができ、いい湯を楽しめました。夕食と朝食も美味しく2食付きで土曜日に1人泊でも手ごろな宿泊料で泊まれるのもありがたかったです。オーナーご夫妻のアットホームな雰囲気がある対応もペンションに泊りに来ているなという感じがして良かったです。部屋などの清掃はしっかりとなさっている印象で快適に宿泊できましたが建物の設備や浴室などは歴史を感じる部分もあったのであまり細かい事を拘る人には向いていない宿かと思いますが温泉のお湯がとても良いのもあり僕は好みです。寸又峡温泉は周りを山に囲まれていて夏休みの時期や紅葉の時期などにも良さそうですし夢のつり橋への観光でセットで宿泊する人も多いようです
宿泊プランの確認や空室の確認、口コミの閲覧などはじゃらんの宿のページからできました。