2026年の4月に岐阜県下呂市にある下呂温泉 民宿 割烹 松園に宿泊してきました。下呂温泉の温泉街の中でも駅に近いエリアにあり利便性も良いのですが下呂温泉の中でも温泉の湯使いが良いという評判をよくネットなどで見かける宿で以前から泊まってみたいと思っていました。貸切で利用できる温泉は源泉かけ流しでお湯が使用されいてとても気持ちが良かったです。素泊りのみの温泉民宿ですが同じ建物の中でお食事処を営業しているので夕食はそのお食事処で岐阜の名物料理をいただきとても美味しかったです。
この日は山梨県と岐阜県に2泊3日での旅に行った2日目で初日は鉄道で住居地の埼玉県から山梨県の塩山に移動して塩山温泉の旅館に宿泊。翌日は鉄道とバスを乗り継いて下呂まで移動してこちらの宿に宿泊しました。翌日は高山でご当地ラーメンと観光を楽しみ高速バスで東京まで帰りました。旅行全体についてはこちらの記事にて。 続きを見る
鉄道とバスで行く春の山梨、岐阜。温泉、ご当地食べ物、桜など。2026年4月

下呂温泉は岐阜県にある温泉地で飛騨川を中心としてその両岸の広いエリアに30件以上の温泉宿や日帰り入浴施設などがあり飲食店やお土産物屋さんなども充実しています。10世紀に近くの山の中で源泉が見つかり1265年には飛騨川の河原で源泉が発見され(白鷺が知らせてくれたそうです。温泉地あるあるですね)室町時代には有馬温泉、草津温泉とともに三名泉と呼ばれ江戸時代には天下の三名泉と言われていたそうで(当時は下呂温泉という名前では無かったようですが)古くからの歴史がある温泉地です。その後川の氾濫などで源泉が失われてしまった時代もあるようですが大正時代からボーリングで源泉を採掘して現在ではいくつかの源泉をタンクに集め集中管理をして各温泉施設に配湯してそれぞれの温泉宿で安定して温泉を楽しめるようになっているそうです。高山本線の下呂駅が最寄り駅で名古屋駅や富山駅から乗り換えなしの特急列車も運行されていて交通アクセスも良い温泉地だと思います。

松園へは駅から徒歩で5分位(駅からの距離は近いのですが駅の出入口から線路の下をくぐった反対側なので)の多くの観光客が通る道沿いにあります。

橋に向かう道沿いに入り口が2か所ありそれぞれがお食事処と民宿の入り口になっています。

こちらはお食事処の入り口です。お昼の時間帯と夕方の時間帯に営業していて岐阜の郷土料理が食べれる定食やうどんなどのメニューがあります。

お食事処の入口から右の方に行くと民宿の入り口があります。

ガラスの扉から建物の中に入ったところが玄関になっています。

玄関の横に民宿の受付がありチェックインやチェックアウトをしていただきました。

靴を抜いて下駄箱へ入れ館内用スリッパに履き替えます。

客室は2階にありました。階段は少し角度が急な造りです。

2階に客室が並びます。

今回宿泊した部屋は階段を上ったところから一番奥でした。

部屋に入ると踏み込みがありこちらでスリッパを脱ぎます。

和風のお部屋でアットホームな雰囲気もあってとても好みです。

カーテンを開けると懐かしい感じの模様入りガラスを使った窓があります。

窓を開けると温泉街の駅側方面の景色が見えました。今回のお部屋はお食事処の上あたりのようです。

窓際には姿見やドライヤーなどが設置されていました。

その横には冷蔵庫。建物の中に自動販売機はないので飲みたい飲み物がある場合はチェックイン前に買ってくると良いかもしれません。僕は散歩がてら近所のコンビニにドリンクや翌朝の朝食を買いに行きましたが歩いて1分くらいの所にコンビニがありました。

タオルハンガーやファンヒーターもありました。

窓の横にはクローゼットがあります。

その上にはエアコンもあったので夏なども快適そうです。

床の間にはテレビや内線用の電話機が置いてありました。

テレビは丁度いいサイズでした。

木の1枚板だと思われる天板のテーブルがテレビの近くにありました。夕食を持ち込みの場合はこのテーブルを使用できますね。

浴衣や歯ブラシ、タオルとミネラルウォーターのペットボトルも用意されていました。ペットボトルの水があると温泉に入る前後の水分補給に助かります。

お布団はチェックインした時にあらかじめ敷いてありました。畳のお部屋ですがマットレスが厚めのタイプで寝心地良かったです。

入り口側は踏み込みとの間にある襖を閉めることができます。

部屋には洗面台が無く共用の洗面台を使用します。

トイレも部屋にはなく男女別の共用トイレを使用します。清潔に清掃されている印象でした。

個室の方もウォシュレット付で快適です。

温泉の浴室は1階の階段を下りてすぐのところにあります。温泉の利用時間は16時~翌朝9時まで。浴室は1か所のみで貸切での利用になり入浴するときにこの扉の鍵をかけます。利用時間の予約などはないので空いている時は自由にしようできます。日帰り入浴はやっていないので入浴できるのは宿泊者のみでした。

脱衣所はコンパクトなサイズ。

服を入れるカゴと洗面台がありました。

温泉利用の注意書き。熱い温泉であまり水で薄めすぎないようにと記載されているのが宿のお湯に対するこだわりを感じて嬉しいです。

右が廊下からの入口の扉で中から鍵がかけれるようになっています。左側が浴室への扉です。

浴室は手前に洗い場があり奥に浴槽があり浴槽横には窓があって明かりが入っていました。

浴槽のサイズは3人くらいは入れそうなくらいでしょうか。深めの浴槽で肩まで楽に浸かれるくらいありました。

浴槽のお湯は無色澄明で温度は少し熱めで44℃ほどありました。少し焦げたような硫黄の香り(硫化水素の香り)がするのが心地よく肌触りはツルツルとしているように感じました。浴槽のサイズに対して十分な源泉が投入されているからか新鮮な温泉という印象でとても気持ちが良かったです。源泉を口に含んでみるとクセがない味でした。

浴槽の奥にある湯口から源泉が投入されています。温度計で計ってみると50℃以上はありそうでした。

温度が熱いからか湯口から出てきた源泉は浴槽の中につながるパイプ状の部分に投入されていて淵から溢れた分は直接浴槽に流れていっていました。

パイプ状の部分に投入された源泉は浴槽の底あたりのパイプ出口から浴槽内に流れ出ているようでした。

源泉が投入された分だけ浴槽の淵からお湯が溢れていて源泉かけ流しでお湯が使われています。入浴ができる16時の時点では浴槽の一番上まではお湯が溜まっていませんでしたが(源泉が熱いので清掃後に少しずつ貯めているのかと思います)夜にはお湯が溢れていました。

加水用の水はこちらの蛇口から入れるようです。

湯かき棒も用意されていました。最初入浴する時結構熱いなと思いましたが窓を開けて換気をよくして(入浴後には締めておきました)湯かき棒で浴槽のお湯を良く混ぜたら入りやすくなったように感じました。翌朝に入浴した時はまだ夜は冷える時期だったからか浴槽のお湯は42℃くらいになっていました。

窓の外はすだれが設置されさらにその奥も半透明の壁があるので外の景色は見えないですが浴槽のすぐ横にあるので開けると丁度良く換気もできました。

洗い場は2か所あり、この洗い場のお湯も源泉が使われているようでした。

椅子とオケも用意されています。

洗い場周りのスペースは貸切で使用するには十分な広さがありました。

泉質はアルカリ性単純温泉。源泉名は下呂温泉(幸田ポンプ所)。pH9.4のアルカリ性で源泉の温度は56℃です。加水、加温、循環、入浴剤や消毒剤の添加の全てが無しで源泉そのものを楽しめる湯使いです。

宿泊プランは素泊まりのみ(以前は食事つきプランもあったようです)ですが1階のお食事処が営業の日は建物の中を通ってお食事処へ行くことができました。民宿とお食事処は階段や温泉浴室の近くの通路でつながっていました。お食事処は宿泊者以外のお客さんが沢山いらっしゃってるのでスタッフさんに宿泊者で夕食をこちらで食べたいと伝えてから席に着くとスムーズでした。夕方の部の営業時間は短めなのでこちらの夕食を頂きたい場合は夕方のはやめの時間の方が良さそうでした。

お食事処は和室のお座敷で机や座布団が並んでいます。土曜日の夕食時間帯というのもあってお客さんは沢山いらっしゃってました。宿泊者用のメニュー等はないので普通にメニューの中から好きなものを選んで注文します。

朴葉味噌 飛騨牛のせ定食 を頂きました。朴葉味噌(ほおばみそ)は岐阜県の郷土料理で味噌にネギやキノコなどを加え朴の葉に乗せて焼き、ご飯と一緒に食べたりお酒のつまみにもなるようです。朴の葉は抗菌作用があり食べ物を包むのにも使われていたそうです。今回食べたのはさらに味噌の上に岐阜県で育てられた飛騨牛がのせてあり一緒に焼いて食べます。朴葉味噌は濃厚でコクがあり甘じょっぱい味噌が固形燃料の上に敷いてあって焼かれて良い香りがする葉の上で徐々に加熱されて香ばしい風味がついていきました。牛肉は柔らかくジューシーさと甘味がある脂ものっていて旨味もあり濃い味の味噌ともマッチしていました。定食にはご飯、味噌汁、小鉢、漬物がついてきました。朴葉味噌と飛騨牛はご飯と一緒に食べるのが最高でしたし味噌汁がスッキリしているのも他のお料理とのバランスが良いように思いました。小鉢のおかずもそれぞれ美味しかったです。ドリンク類はお酒も色々な種類がありました(僕はコーラにしました)。他のメニューは朴葉味噌の定食が牛がのっていないものや牛の代わりに豆腐がのっているもの、飛騨牛鉄板焼き定食やけいちゃん(下呂周辺の郷土料理で鶏肉を焼いた料理)定食、そばやうどんもありました。
朝食の時間はお食事処は営業していないので僕は前日に近くのコンビニでパンを買っておきました(デイリーヤマザキが歩いて1分位のところにありました)
鉄道を使ってのアクセスの場合、名古屋駅や大阪駅、高山駅、富山駅などから特急ひだで乗り換え無しで高山本線の下呂駅まで来ることができますし窓からの景色もとても良いです。また、中央線の中津川駅から路線バスを途中で乗り継ぐというルートも山梨、長野辺りからの時間が短くなって便利でした。松園は駅舎の反対側のエリアにあるので駅舎を出てすぐを右に向かって歩いて行くと歩行者用の通路があり階段を下りて線路の下を通って反対側に出ることができます。通路から出ると飛騨川を渡る下呂大橋に向かう道に出るのでそのまま道を進んでいくと橋の手前に松園があります。車の場合は宿泊料の他に駐車料料金が必要なのと、予約をする際に予約サイトの備考欄に記入が必要なようです。
民宿 割烹 松園は下呂温泉の源泉をかけ流しで使用しているとても気持ちがいい温泉に入る事ができる温泉民宿でした。下呂温泉は多くの温泉宿がありますがその中でもかけ流しでなおかつ塩素消毒剤をお湯に添加していない宿は珍しいようで貴重な宿だと思います。民宿ですので豪華な旅館のような豪華さは無いですがアットホームな雰囲気と懐かしい感じがする建物でなおかつ設備はしっかり揃っていて清掃もしっかりされている印象で居心地よくてとても好みの宿でした。宿の方も親切な対応をしてくださってありがたかったです。宿泊プランや空室の確認、口コミの閲覧などはじゃらんの宿のページからできました。
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