奥入瀬渓流温泉 灯と楓(青森県)

2024-11-15

2024年の11月に青森県十和田市にある奥入瀬渓流温泉 灯と楓に宿泊して来ました。青森県と秋田県の県境にある十和田湖に近いエリアにある温泉宿で源泉かけ流しの温泉に入浴できたり青森の食材を多く使ったお食事が提供されています。建物の内装などはおしゃれな印象でした。

この日はJR東日本のどこかにビューーン!で抽選の行先が八戸駅に決まり2泊3日で青森に行く旅行の1日目でした。八戸駅からはカーシェアの車を借りて青い森鉄道線沿線にある温泉巡りやご当地グルメを食べ歩いたり最終日は八戸の朝市にも行ってきました。旅行全体についてはこちらの記事にて。

奥入瀬渓流温泉は十和田湖から続く奥入瀬渓流の下流側の入り口付近に広がる温泉地で奥入瀬渓流散策の拠点にもなっているようで近くには奥入瀬渓流館というミュージアムショップやミニビジターセンターなどが入っている施設もあります。温泉宿がいくつか営業していて温泉の源泉は10キロほど離れた猿倉温泉から引湯されています。元々は十和田湖温泉郷という温泉地でしたが2020年に奥入瀬渓流温泉という名前になったそうです。冬期には近くに奥入瀬渓流温泉スキー場も営業しています。

宿のすぐ横には八戸駅や青森駅などからのバスが停まる停留所がありました。時期により運休だったり運行日が限られていたり予約が必要だったりもするようなのでバスで行きたい場合は宿の予約前にバスの運行期間や時間などを調べておいた方が良いかと思います。

建物は元々は他の宿泊施設だったもので現在のオーナーさんによりリノベーションされて灯と楓として2018年にオープンしたそうです。

駐車場の横に入り口があります。

奥にもう一つの扉があり中に入ります。

玄関には薪用のラックに薪が沢山積まれています。この薪の奥が食事会場になっていて薪ストーブが設置されていました。

靴を脱いで下駄箱に置きます。

玄関からすぐの所にあるフロントでチェックインをしていただきました。

チェックインの際にうめやませんべいというお菓子を頂きました。南部せんべいを割ったような感じのお煎餅でサクッとした軽い食感でスナック菓子感覚で食べれるような印象で美味しかったです。調味料のパウダーが程よくまぶしてあって今回頂いたのはにんにく味でしたが青森はにんにくの生産量が日本一のようで今回の旅で道の駅に寄った時にもニンニク売ってる場所が多かったです。

フロント横にはセルフサービスのドリンクコーナーがありコーヒーやお茶などが用意されていました。

浴衣やアメニティ類もフロントの横に用意されています。

フロントの向かいにはラウンジコーナーもありました。

ラウンジ横にある扉から客室がある廊下に続いています。廊下は中央部が畳になっています。

館内の案内看板も洒落た作りでした。

今回宿泊したのはシングルの洋室です。客室は10室あり部屋にあった案内によると通常6部屋程度までが使われているようです。そのうち2部屋がこちらと同じ洋室シングル、他のお部屋は畳の和室のようです。

部屋は1人でくつろぐには十分な広さがあるように感じました。

テーブルの上にはテレビがあります。

冷蔵庫もあったので館内の自動販売機で買ってきたドリンクなどを冷やしておくこともできます。

スリッパとゴミ箱がテーブル近くに用意されていました。

部屋の奥には窓があり昼は光が入ってきます。窓の近くには消臭スプレーやカメムシが出た時に使うガムテープが用意されていました。この日はカメムシは見かけませんでしたが温泉地ではカメムシはおなじみなのでガムテープでぱぱっと対応できるようになりますね。

洋室シングルの部屋は道側にあり宿泊した部屋の窓からの景色は駐車場と道しか見えませんでした。建物の反対側にも部屋があったのでそちらだと違う景色が見えそうです。

窓の近くにはソファーがあります。

快適なベッドでした。

ベッドの横には鏡が設置されています。

この鏡はランプが内蔵されていました。

冬は寒いエリアだと思いますがファンヒーターが設置されているので快適そうです。

エアコンも設置されています。

天井からぶら下がっていたもの。

廊下への扉近くにトイレやクローゼットなどがあります。

クローゼットとその下には金庫も。

クローゼットの中にはハンガーや浴衣の上に着る上着、カゴなどがありましたありました。

カゴの中にタオル類などが用意されていて温泉に入りに行くときに便利です。

部屋に入ってすぐの所にある扉を開けるとバス、トイレ、洗面台があります。こちらのお風呂は温泉では無いので僕は使用しませんでしたが部屋にトイレや洗面台が付いてくるのは便利です。

浴室へは階段を下り地下階へ。建物が高低差ある場所に建っていて地下の階もまどがあり実質1階みたいな感じでした。

地下階の廊下も1階と同じように中央部が畳になっていました。自動販売機もこの階にありましたが自動販売機とゴミ箱が綺麗に設置されているのも良いですね。

自動販売機にはソフトドリンクやアルコールなどがあり種類も豊富です。

浴室は2か所ありチェックイン日と翌朝で男女入れ替えになっています。入浴できる時間はチェックイン~24時までと6時~10時まででした。宿のインスタによると日帰り入浴はやっていないようです。この日は左にある浴室が男湯になっていました。

脱衣所もとても綺麗で清潔感あるように感じました。

ロッカーは無くシンプルに棚とカゴがあるタイプですがこの宿は棚とカゴもオシャレですね。

洗面台とトイレも脱衣所にありました。

ファンヒーターや体重計なども用意されています。

脱衣所にあるベンチもオシャレな形状でした。

脱衣所と浴室の間はガラスになっています。

浴室に入ると正面に浴槽があります。

浴槽は十和田石が敷かれています。十和田石は秋田県の薬師森という山から採掘されている緑色凝灰岩で石の中に含まれている金属などで独特の色や模様、性質があるそうです。

浴槽は一部が浅くなっていて深い部分でもそこまで深くなくゆったりと体を斜めにして入浴する感じでした。お湯の色は微かに白く濁っていて温泉らしい硫黄の香り(硫化水素の香り)も感じました。お湯の温度はちょうど良い熱さで42℃くらいでしょうか。とても気持ちいいお湯でした。

浴槽の底には消しゴムのカスのような白い湯花が大量に積もっていて浴槽に入るとお湯の中で舞います。

源泉はパイプで浴槽内から投入されていました。

浴槽の横にある岩の上の方からも源泉が投入されていました。浴槽内の方がメインなのかこの日はこちらの岩の方から流れてくる源泉は少量のようでした(2つの湯口を外気温やお湯の温度などで調整しているのかもしれませんね)。

源泉が投入された分だけ浴槽淵からお湯があふれている源泉かけ流しです。

洗い場は4か所ありました。

大きめのガラス窓からは庭が見えます。

浴室全体の雰囲気もとても良いですね。

壁には奥入瀬渓流の絵が描かれていてこの絵は銭湯などに絵を描いているペンキ絵師の田中みずきさんによるものです。その下には岩が敷きつめられていますが八戸の石が使用されているそうです。

高い天井は板が張ってありますがこの板の木は青森ヒバが使用されいてるそうです。

翌朝には浴室の男女入れ替えがあり、チェックイン日に入ったのと逆の浴室が男湯になっていました。

こちらの浴室の脱衣所も前日に入ったのと似た造りです。

同じくロッカーは無しでオシャレな棚とカゴがあります。

洗面台、ストーブ、扇風機などと並んでもう一つの浴室には無かったベビーベッドが設置されていました。

もう一つの浴室の脱衣所にあったベンチと同じもののようですがこちらには4つあって円形に並べられていました。

こちらの浴室も脱衣所との間はガラス張りになっています。

浴室に入ると前日の浴室と左右対称の配置になっていました。

浴槽のサイズも同じくらいだと思います。

こちらも浴槽の手前が浅い部分になっていて奥の方が深くなっています。

浴槽の底には湯花が沢山沈んでいました。

パイプの湯口で浴槽内に源泉が投入されています。

岩の上の方にも湯口があって石を伝わって少しずつ源泉が投入されていました。

浴槽に源泉が投入された分だけ浴槽淵の切り掛けからお湯があふれています。

こちらの浴室にも洗い場が4つ。

朝の日が昇ってくる時間には窓から明かりが入ってきてちょっと幻想的でした。こちらの浴室の壁には絵はありません。

こちらの浴槽も大きなガラス窓がありますが一番右のほうが扉になっていて外に出れるようになっています。

前日に入った浴室は内風呂のみでしたが翌朝入ったこちらの浴室には露天風呂が付いています。

露天風呂は内風呂と比べるとコンパクトなサイズです。

露天風呂も内風呂と同じ源泉が使用されていてます。

露天風呂も浴槽内のパイプから源泉が投入されています。パイプ近くには湯の花が大量にありました。

岩の上からも源泉が投入されてしました。

露天風呂も源泉かけ流しです。源泉が投入された分のお湯が浴槽淵の切り掛けからあふれています。

露天風呂の浴槽の外にも内湯にあったような岩が並んでいています。

泉質は単純温泉(低張性中性高温泉)。源泉名は猿倉温泉混合泉で猿倉温泉のいくつかの源泉を混合して配湯されているようです。pH6.51で中性の温泉で泉温は55.8℃。加水、加温、循環、入浴剤添加、塩素消毒剤のすべてが無しで源泉そのものを楽しめる湯使いでした。

夕食は1階にある薪ninaという食事スペースでいただきます。食事の開始時間は予約サイトで宿泊の予約をする際に時間ごとに分かれたプランになってました。18:30スタートと19:30スタートがあったので僕は19:30の方で予約していました。

薪ninaは広々としていて居心地がいい空間で内装も凝っていました。

部屋の真ん中あたりには薪ストーブがあります。11月半ばで寒くなってくるシーズンでしたがこのストーブが暖かったです。薪ストーブが使われている時間帯は館内の廊下にも薪ストーブの香りが広がっているのを感じられて心地よかったです。

この日は1人客はカウンター席、2人以上はテーブル席でした。

夕食は焼き鳥をメインとしたコース料理で青森の食材も多く使われていました。

前菜は鬼おろし、いぶりがっこのクリームチーズ添え、十和田産長芋と自家製にんにく味噌。鬼おろしはザクザクっとした歯ごたえで癖もなく爽やかで焼き鳥の口直しなどにも食べれる感じでした。いぶりがっこのクリームチーズ添えは濃厚な味。長芋にのっている味噌も美味しかったです。

冷菜で奥入瀬渓流で育った青い森紅サーモンのカルパッチョ。青い森紅サーモンは青森で養殖されていて、出荷前の仕上げ期間に青森県特産のりんごとにんにく入りのえさを与えて育てているそうです。

温菜に季節野菜のバーニャカウダ。野菜もソースも美味しかったです。

焼き鳥は焼き立てが1本づつ提供されます。まずは ささみししとう。塩味とスパイスで素材の味が活かされている感じがしました。

皮のねぎまはタレで味付けされていました。

シャモロック手羽先はワイルドな旨味がありつつ柔らかかったです。塩とスパイシーな香辛料も良く合っていました。

せせりは味噌ダレとたっぷりのネギと一緒にいただきます。脂がのった肉に味噌ダレがマッチしてネギでサッパリする感じもしました。

ぼんじりも脂がのってジューシーでした。

青森シャモロックのスープしゃぶしゃぶ・ラーメン。少し塩味がついたスープでシャモロックのささみをしゃぶしゃぶで頂きます。シャモロックのささみは柔らかくて濃厚な味でした。お肉の他には北海道産のしいたけと青森産の野菜もあるのでこちらも鍋に入れます。最後にラーメンの麵を入れますが麺にゴマがかけてありゴマの風味も加わります。優しい味の塩ラーメンになりました。

デザートは杏仁豆腐で濃厚な味でした。お茶は初めて飲むタイプの味でしたがスッキリとする感じでした。

朝食も夕食と同じ薪ninaにて。朝食の時間は7:30、8:00、8:30からチェックインの時に選ぶことができました。

この日の朝食は かっけ(麦とそばの2種類)、温野菜用の野菜、紅サーモンの漬け、十和田の納豆、青森産の卵、青森の漬物、ヨーグルト、サラダ、みそ汁。

かっけは青森の郷土料理で蕎麦粉や小麦粉を水でこねて平らにして三角に切ったもので豆腐や野菜と煮てタレをつけて食べます。今回初めて食べたのですがツルっとした感じとモチっとした感じで味噌ダレも良く合っててとても美味しかったです。

ガスコンロと鍋で湯豆腐を温めて頂きます。タレはダシが効いた醤油味ですがごま油のような風味もありました。かっけや野菜もこちらの鍋で茹でて頂きます。

ご飯は青森産の青天の霹靂というお米でモチっとして甘味もあり美味しかったです。

朝食はドリンクがセルフサービスで自由に選んで飲めるようになっていました。コーヒーやお茶類の他、青森らしいリンゴジュースや牛乳などもありました。りんごジュースは青森のもののようで濃厚でまろやかでした。

宿までのアクセスは東北新幹線の八戸駅や七戸十和田駅から車だと1時間弱で着きますが冬場は雪も積もりそうなので時間に余裕をもっておいた方が良さそうです。公共交通機関だとジェイアールバス東北が八戸駅や青森駅からのバスを運行していますが予約が必要な路線があったり冬は運休の路線があったりするようなので宿の予約をする前にジェイアールバス東北のHPなどで調べておいた方が良いと思います(路線バスのページの中に対象の路線も載っていました)。

奥入瀬渓流温泉 灯と楓は源泉かけ流しで白い湯花が多く舞う気持ちがいい温泉に入ることができ建物全体がリノベーションされておしゃれで居心地いい温泉宿でした。2つある温泉浴場はチェックイン日と翌朝で男女入れ替わりになるので露天風呂がある浴室と壁に大きなペンキ絵が描かれている浴室の両方に入れるのも良かったです。夕食の焼き鳥を中心にしたコース料理は青森産の食材を多く使用していて翌朝の朝食も青森の郷土料理のかっけなどを食べれてそれぞれ美味しかったです。宿泊プランや空室の確認、口コミの閲覧などは楽天トラベルの宿のページじゃらんの宿のページからできました。

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