東京税関 情報ひろば(カスタム君)

2023-12-22

2023年の12月に東京税関 情報ひろば(広報展示室)へ見学に行ってきました。

今まで全国の色々な税関広報展示室を見学してきたもののよく考えると一番近くの東京税関広報展示室には行ったこと無いなと思い、自分主催のイベントが平日開催だった日に仕事の午後半休をもらったのでイベント前に行ってきました。(土日祝日はお休みなのです。横浜税関と門司税関や空港などにある広報展示室は土日祝日も見学できますが他の所はだいたい土日祝は休み)

東京税関の情報ひろばはお台場にあります。最寄り駅は東京臨海新交通臨海線(ゆりかもめ)のテレコムセンター駅。駅からは徒歩5分かからないくらいで近いです。建物の目の前をゆりかごめが通るのでゆりかもめの中から建物を見る事もできます。

東京税関が入っている建物は東京港湾合同庁舎。

かなりの大きさの建物で圧巻です。

東京税関の石碑。

1階正面に入口があります。建物が立派すぎてちょっとビビりながら中へ。

入口を入った所に入館者受付票を記入する台があるのでこちらで受付票に名前、住所、電話番号、などを記入します。受付票を記入したら受付に進みます。

受付で受付票を渡し、身分証明書を提示して本人確認後、来庁者用の入館証のようなものを貸していただけるので首からぶら下げて中に入ります。自動改札のようなゲートの扉を受付係の方が開けてくれる(受付からリモートで)ので中に入るとかなりの広さ。どこにいけばいいのか一瞬戸惑う位広々としてますが、すぐ近くにあるエスカレーターで2階に登ればOKです。以前は同じく2階に職員食堂があり受付で申込めば一般の人も食事する事ができたようですが今は食堂自体が無くなってしまったようです。

エスカレーター降りた近くに東京税関 情報ひろばがあります。出入口は2か所ありどちらから入っても大丈夫そうです。

2つの出入り口の間には東京税関情報ひろばの表示がありカスタム君がお出迎え。

クリスマス仕様のカスタム君もお出迎えしてくれました。何故か2体います。

入口はガラスの扉の周りに関所のようなちょっと和風なゲートが設置されて凝っています。

TOKYO CUSTOMSの提灯。外国人観光客に喜ばれそうですが外国人観光客で情報ひろばに来るのはかなりの日本ツウですね。

日本語版とENGLISH VER.のパンフレットが入り口にありました。海外観光客へのウェルカム具合がすごいです。

中から見ると和風のゲートがよく見えます。

歴史ありそうな看板が並んでいます。

税関の歴史の展示。

中は広々としていて大きな窓ガラスから光が入ってきて気持ちいいです。

モニターに表示されている展示物や模型などの後ろの窓から走っているゆりかもめが見えました。

そして窓際にそびえるカスタム君!!

東京税関 情報ひろばのカスタム君。なんとなく犬らしさが強いです。

そして何故かとても大きいです。他の税関広報展示室の個体と比べると1.5倍くらいはあるような気がします。

斜めから見ても犬らしさが強いです。野生に近いカスタム君。

 

耳のボリューム感も他の税関広報展示室のカスタム君に負けません。

胸にはしっかりと埋め込まれたCのマーク。

巨体を支える脚部はしっかりとしていて剛性感あります。

しっぽも大き目ですが後ろの窓ガラスに密着されていて長さはよくわかりませんでした。

カスタム君のプロフィール。身長180cm体重90kgというのはよく知られていますが東京税関 情報ひろばのカスタム君は他のと比べてやけに大きいのでそれ以上の重量がありそうに思えてしまいます。

カスタム君がさんまのまんまに出演した時の写真も掲載されてました。平成22年となってるので10年以上前のことをいまだに展示していてかわいいですねカスタム君。

まんま(右)に似ていると話題になるカスタム君ですが当時のカスタム君(左)と現在のカスタム君もだいぶ見た目が違います。

ポールとパーテーションベルトで窓際にしっかりと封印されていました。

一緒に記念撮影。背景の窓ガラスが光りで真っ白になっててなんだか合成みたいな感じになってしまいました。

入口近くにはCUSTOMS VISIONというコーナーがありました。

日本語か英語の2つのボタンのどちらかを押すとスタートします。僕は間違えて英語を押してしまったので全然何言ってるかわかりませんでした。

倉庫のような模型にホログラム的な立体映像が合わさって税関の仕事の紹介(だと思いますが英語なのでよくわらかず)の映像劇見たいのを見る事ができます。お金がかかってそうですね。

カスタムスビジョンの近くにも色々な展示がありました。

ワシントン条約で輸入が禁止されている動物たち。

沢山の動物(ワシントン条約規制対象)が並んでいます。

こちらはモニターの前に立って動くことでゲームなどができるコーナー。

次々に表示されてくる物を見て画面の前で左右に動くことで輸入してよいものか輸入してはダメなものかを回答します。画面に映ってるのは炭疽菌。

あへん吸煙具も輸入して良いか振り分けてみます。

麻薬探知犬の紹介コーナー。

ハンドラーさんが使うダミー(訓練に使ったりするタオルを硬く巻いたもの。麻薬探知犬が麻薬の臭いをかいでハンドラーさんに知らせるとこのダミーでハンドラーさんと遊ぶことができるので遊びたくて麻薬を探すようになる)なども展示されていました。

コピー商品クイズコーナー。

本物とニセモノが並んでいます。

ブランドものの財布とニセモノの財布。

コピー商品の水際取締り紹介コーナー。

東京オリンピックのメダル(のニセモノ)

すべて偽造品です。

大きな鉄腕アトムのフィギアも展示されています。

なんとアトムも偽造品。本物といっても分からなそうなクオリティ。全国のカスタム君にも見習ってほしいところです。

こちらは海外旅行と税金を学べるコーナー。

操作するコントローラーはバーコードリーダーです。

バーコードを読み取って操作します。クイズなどを楽しめます。

全問正解です。海外に行く予定は今のところないです。

一番奥には映像鑑賞コーナーもありました。

爆発物の原料たち。

税関 爆発物探知犬のお姿です。

税関広報展示室では定番の本をくり抜き隠された拳銃。その隣はコーヒー缶内にけん銃を埋もれさせて密輸しようとしたもの。

真鍮製の置物(鹿、鶴)内にけん銃。何故かこういう密輸品は怪しい置物に隠されがちです。

違法薬物たちが沢山並び圧巻です。

アルバムの表紙の中にあへん。

体内に飲み込み密輸される大麻樹脂。飲み込んで輩出したものから回収するというと、ジャコウネコの糞から採取するコーヒー豆を彷彿とさせますね。

マンゴの缶詰内に大麻樹脂、粉ミルクの缶の中に大麻草、生姜茶の箱の中に向精神薬。

貝殻細工内に隠された大麻草。こちらも見た目から怪しさをかんじてかわいいです。

大きなものから小さなものまで色々なグッズにかくされて密輸されています。

あへんの吸煙具。東京税関は他の税関と比べてあへん推しのような気がします。

白い粉、黒い武器と並んで定番の金塊。グリース缶の底にかくされていました。

金密輸入に使用された特製ベスト。金を密輸しやすいように作られた特別仕様のベストです。

ミッションカスタム君。カスタム君が不正薬物を紹介しています。

空港とかで使われている荷物をチェックする機械も展示されていました。

透明なケースでちょっと見づらくなっていますが荷物を横から通す機械ですね。

チャラいカスタム君が紹介する税関の組織、管轄。ちょっとわかりにくいのが東京税関と横浜税関は管轄が複雑で東京、埼玉、群馬、山梨、新潟、山形+千葉の一部が東京税関、神奈川、茨木、栃木、宮城、福島と千葉県の東京税関管轄以外の場所が横浜税関の管轄になっています。

東京税関 情報ひろば は巨大なカスタム君に会える他、クイズなどのゲームや輸入してはいけない品物の展示など見ごたえあって楽しかったです。お台場観光の際にもお勧めです(平日のみ入れるのと身分証明できる物が必要なのは要注意)

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