JR西日本 小野田線 クモハ123(123系)

2023-12-16

2023年の12月にJR西日本の山口県にある路線である小野田線へ123系電車に乗りに行きました。現役で走っている鉄道の車両で僕が一番好きな車両なのですが実際に現車を見るのは初めてだったのでかなり楽しみでした。

この日は山口県の川棚温泉から広島県への移動の途中にちょっと寄り道して小野田線へ。福岡、山口、広島への4泊5日の旅でした。旅行全体はこちらの記事にて。

小野田線は山陽線と接続する小野田駅と宇部線に接続する居能駅の間の路線で居能駅から1駅宇部線に乗り入れて宇部新川駅まで走っています。という事で今回は宇部新川駅に来ました。

宇部新川駅の改札の先に黄色い車両が見えます。

今回のお目当てクモハ123です。123系はこのクモハ123形のみですが、元々はお客さんを乗せる車両ではない電車を改造してお客さんを乗せるようにした車両です。ベースになった車両は3種類。荷物車という、荷物を運ぶ車両だったクモニ143が国鉄の小荷物輸送の廃止で使用されなくなり改造して作られたのが今回乗った車両です。廃車になってしまいましたが他には荷物や郵便物を運ぶ車両だったクモユニ147から改造された車両や、他の電車を回送するときなどに牽引する車両だった牽引車のクモヤ145から改造された車両もあったようです。

いかにも国鉄時代の列車らしいデザインでシブいです。

跨線橋から。以前は123系を2両だったり105系と連結して使用されていたこともあったようですが今は基本的には1両で使用されているようです。1両で走る列車。最高です。

扉は横にスライドするタイプです。半自動ドアで乗客が乗り降りするときにドアを開けるボタンが付いていました。同じクモハ123でも両開きのドアの仕様の車両もあるそうです。

横に長い窓が並んでいます上の3分の1くらいの部分が内側に倒れるかたちで開けれる窓です。窓も同じクモハ123でも違う仕様の車両があるようです。改造されたことによって作り出された123系なのでベースの車両や改造後の最初に使用されるようになった路線などによって色々なバリエーションがあったようです。(JR東日本やJR東海で使用されていた車両は廃車になってしまっていて今ではもう見る事はできませんが)

車内はロングシートですが扉が2つのためめちゃロングでした。荷物車だった時に荷物を積んでいた感覚で人を積んでる感じでめちゃ良いです。

途中に仕切りになるような手すりもなくただ席が並んでいて最高です。網棚はシンプルなパイプのタイプ。

1両編成ですし走行する区間もそんなに長くないですがトイレ付きです。ホスピタリティ〜(無人でトイレが改札内に無い駅が多いとかなんでしょうか?)

先ほどと反対がから見るとトイレがこちら側に無い分窓の数が多いです。

宇部新川駅から小野田駅まで乗車しました。13時台の列車に乗りましたが宇部新川駅から乗れる小野田線の列車はこの前の列車が9時台、後の列車は15時台とかなり少な目なので今回はこの列車に乗る(+宇部ラーメンを食べる)時間に合わせて前後の予定を組みました。

いつかは実車を見てみたいと思っていたクモハ123を見たり乗ったりすることができ大満足でした。今回乗った車両の仕様(’クモハ123 2~4)の他に別の仕様(クモハ123の5、6)も小野田線や宇部線あたりを走ってるようなので気になります。またこちらの方に来る機会に見たり乗ったりできれば嬉しいです。

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