湯村温泉 弘法湯(山梨県)

2022-05-27

2022年の5月に山梨へ温泉に入ったり美味しいものを食べたりと1泊2日の旅行に行ってきました。

その旅行全体のことはこちらの記事にて。

1日目はお昼ご飯にラーメン、その後山口温泉という温泉に行った後に甲府駅からバスに乗ってこちらの湯村温泉通りバス停まで。

このバス停から宿までは1分位とかですぐ近くなのですが狭い道なので入ってくるバスが限られているため、丁度いい時間にこのバス停までのバスが無い場合は同じく甲府駅から湯村温泉入口というバス停を通るバスに乗るとバスの本数も多いです(湯村温泉入口は大通り沿いなのでちょっと歩きますが、5分くらいだと思います。そちらのバス停からだと途中にコンビニがあるのでコンビニに寄りたい場合もそちらのバス停が便利そうです)

湯村温泉通りバス停で降りてバスが進んでいった道を歩いて行くと道の上に渡り廊下がある建物が見えてきます(写真だと良く見えませんが、乗用車の前に乗ってきたバスが走ってます)

この建物が今回宿泊させてもらう旅館です。湯村温泉にある杖温泉 弘法湯です。

入口がある建物と道路の上の渡り廊下でもう一つ建物が繋がっていてこちらの建物もこの旅館です。

旅館らしい佇まいが素敵な入り口です。

蛇口から流れっぱなしになってるのは温泉の源泉だそうです。

部屋の踏込には壺と書が飾られていました。

前室もあります。トイレも部屋にあり高機能なウォシュレット付きなのが嬉しいです。

旅館らしい部屋でテンション上がります。数人で泊まるのにも十分な広さの部屋なので今回のような一人旅ではかなり贅沢な広さです。

部屋ではWi-Fiも使えるしテレビもあるのでのんびりと部屋で過ごし気が向いたら温泉に好きなだけ入りに行くという幸せ。

部屋の奥には広縁が。旅館の部屋に広縁がついてるとやはり嬉しいです。冷蔵庫もあり自由に使えました。

窓の外には川が見えます。川の音を聞きながら広縁の椅子でまったりと過ごすのは最高です。住宅街の近くを流れるような整備された小川なので見た目は普通な感じだなと昼は思っていたのですが、夜になってまさかの驚きがあるとはその時は思いもよりませんでした。詳しくは後程。

部屋にはお茶とお茶請けのお菓子にくるみゆべしが用意されていました。

ちょうど部屋からすぐの所に貸し切り風呂がありました。2階に上る階段途中の踊り場から入っていく感じでした。

貸し切りには特に予約も必要なく空いていれば自由に使えます。ドアのノブにかけてある札をひっくり返して使用中にして中から鍵をかけれるようになってました。ドアを開けたところにはコンパクトな脱衣所と洗面台がありました。

貸切風呂の湯舟は2人くらいでゆったり入れるサイズ。1人で入るには広々と楽しめます。ぬる湯の源泉かけ流しの温泉で湯量もかなり多く湯舟の端からどんどんとお湯が流れていってました。貸切風呂にも洗い場がありました。

貸切風呂はこの後に入った大浴場より新しめの作りのように見えました。(脱衣所の洗面台は使用後に自動で洗面台を洗浄する高性能タイプ!)

貸切風呂の入り口のところの階段をさらに登り2階に行くとなにやらレトロなブラウン管と昔のパソコンのようなコンピューターがあります。

近くで見るとパソコンにしてはキーボードもなく、フロッピーディスクを入れるところもありません。そしてコントローラーが。

FAMICOMBOXという業務用のファミコンでした!本体の横にコインを入れる機械がついているのでここにお金を入れて遊ぶようです。あとでネットで調べてみたら中のカセットは日本のファミコンのカセットサイズではなくNESという海外向けのファミコンのものと同じサイズのカセットが入ってるそうです。(ゲーム名がみえるところがカセットです)

 

隣の本体には違うゲームのカセットが入ってました。光線銃型のコントローラーも。今も動くのかはわかりませんが、せっかくなので宿のかたに聞いて動くなら遊んでみればよかったなと後になって思いました。

歴史を感じる案内板。手書きでしょうか?

案内板が設置されていた下の窓です。案内板が描かれた頃にはなかった家がたったのか、あまり山は見えませんでした。

男性用の大浴場に行くには2階から渡り廊下を渡って隣の建物に移動しました。

この渡り廊下の下は道路。来るときに乗ったバスがバス停で降りた後にこの下を通過していました。なかなか最近の建物ではかなり大きな施設でしかこういう道路を渡る渡り廊下って見かけない気がするのでかなりテンション上がりました。

大浴場の脱衣所には弘法大使の像が。この温泉の由来として弘法大使が大きな石を杖でどかしたら温泉が出てきたという伝説的なのがあるそうです。弘法大使は全国各地の温泉地で色々な温泉出したりする伝説を残してるので温泉好きにとっては大変ありがたい存在ですね。弘法大使といえば筆を選ばなかったり筆を誤る事も時にあることがことわざになるほどの温泉以外でも偉人ですが、他の情報みようとぐぐったら弘法大使という名前になる前は空海という名前だったそうで、あ!歴史の教科書で見た事ある名前!と思いました。大浴場の脱衣所は広々としたスペースがありました。

大浴場の浴槽です。貸切風呂よりも大きいサイズでこちらもぬる湯の源泉かけ流し。

かなりの勢いで源泉が投入されています。

そのぶん湯舟の端からも勢いよく温泉が流れ続けています。貸切風呂もとても気持ち良かったですが、大浴場の広さもノビノビできて気持ち良かったのと、一人で貸切風呂何度も借りるのも家族連れとかで入りたい人待たせたら悪いかなと思い、この後はこちらの大浴場に何度か入りました。この日2回と翌朝に入りましたが、ちょうどタイミングよかったようで1回だけもう一人入っていた以外は一人で独占状態でした。

こちらの温泉の泉質はナトリウム-塩化物泉(低張性-弱アルカリ性)で泉温は37.5度と温めの温度。どんどん投入されてくる源泉の心地よい音と、ぬるめの温度でずっと入っていたくなる温泉でした。

こちらの宿には自家源泉を2か所所有しているようで2種類の温泉分析書がありました。地蔵温泉と杖温泉の2種類で現在は地蔵温泉の方だけ使っているようです。(杖温泉の分析書に未利用と貼り紙が上から張ってありました)地蔵温泉の方だけで湧出量が毎分167リットルと書いてあったので1つの旅館で使うのには充分以上の量あるのですね。ネットでこちらの温泉の情報を検索していると大浴場の方は加温しているというのを見かけますが、今は加温していないようです。(寒くない時期だけなのか、1年中なのかはわかりません)

大浴場は洗い場の数も貸切風呂より多く広かったです。

お食事は部屋に持ってきていただいて机にセットしてくださりと至れり尽くせり。食べ終わったら内線で伝えると片づけに来てくださりその時に布団も敷いてくださいました。

こちらの宿は夕食の種類によって、スタンダード、グレードアップ、リーズナブルと3種類のコースがあるのですが今回はリーズナブルプランで。それでも旬の素材、山梨の特産物もある美味しい手作りのお料理をこんなに食べれて大満足でした。普段そんなに食事を食べる量が多くないので結構な量を食べられるかなと思ってリーズナブルプランにしたのですがどのお料理も美味しくて完食でした(写真に写ってる以外にご飯とお吸い物もあります) グレードアッププランだと馬刺しがついてきたりするそうなので気になります。

夕食の後に宿の方にホタルが窓の外の川に出てくると教えていただき、ええ!マジで!?と思いながら聞いていた時間帯まで待っているとなんとホントに部屋からホタルが見えてテンション爆上がりました。ちょうどその日の朝に大雨(山梨に向かう列車のなかで遭遇した豪雨ですね)が降ったそうで、もしかするとこの日は見えないかもというのも聞いていたのですが、結構な光をみれました。雨が降ってなければもっと多かったのかなと思うと残念ですがまさか宿の窓からホタルがみえるとは思ってなかったのでとても嬉しかったです。後でぐぐったらホタルが見えるのはだいたい5月下旬あたり(ホタルの種類によるみたいです)なのでラッキーでした。

翌朝の朝食もボリューム、味共に大満足。栄養もたっぷりです。僕は普段の朝食はパンを食べるだけなのですが、旅行行って朝食出るとガッツリ食べちゃいますね美味しく完食。鍋の中はお味噌汁が入っていて固形燃料で温められていて熱々で食べれるのが朝から贅沢させていただきました。

こちらの宿、出川哲朗充電させてもらえませんか?に登場したことがあるそうで出川さんと具志堅さんのサインがありました!

温泉好きの間で有名でネットでも評判良いこちらの旅館、前から気になっていたので今回泊まれて嬉しいです。予約も満室になってる場合が多いので金曜に泊まれてラッキーでした。温泉は素晴らしいし食べ物は美味しいし建物の雰囲気もとても好みでした。そして旅館の従業員の皆様はとても親切で感謝です。また泊まりに行きたいなと思います。宿泊以外にも日帰り入浴もできるようです。(日帰り入浴の時間とかは電話等で確認したほうが良いかもです)

 

Ⓒ2021 ROMANTIC TECHNOLOGY