谷川岳温泉 湯吹きの湯 谷川岳登山の宿 土合山の家(群馬県)

2022-09-16

2022年9月に谷川岳などに行った際に土合駅の近くの源泉かけ流し温泉の谷川岳温泉 湯吹きの湯がある宿、土合山の家に宿泊しました。

その時の旅行全体の事はこちらの記事にて。

土合、温泉、谷川岳2022年9月

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今回泊まる土合山の家の最寄り駅は上越線の土合駅。新潟方面に向かう下りホームがトンネルの中にあり階段が物凄い長い事で有名です(東京方面へ向かう上りホームは地上にあります。

駅舎は工事中でした。土合駅には水上駅からバスで来ることもできるので階段を登るのが大変そうだなという場合は路線バスが便利です。また、新幹線で来る場合は上毛高原からも路線バスがあります。

土合駅道沿いに谷川岳ロープウェイ方面に歩くと踏切があって線路を渡ります。この線路は先ほどのトンネル内ホームの逆方向の東京方面に向かう上り列車の線路です。

線路を渡ってすぐの道沿いに土合山の家の入り口があります。

敷地に入ってすぐの所にはキャンプ場があります。土合駅から徒歩で来れる立地で周りは山々という場所なのでキャンプに来るのも便利な立地だし楽しそうです。結構新しめの施設のようで通り掛けにちょっと道から見た感じだと炊事場やトイレなども新しくて綺麗な感じでした。このキャンプ場の他にも土合駅を出て反対方向に進んだところにある谷川岳ドライブインにもキャンプ場があり、ドライブインと2か所のキャンプ場共に今回泊まる土合山の家と同じ会社が経営しているようです。谷川岳ドライブインはレストランがあるほか、お土産なども売ってるようなので早く現地について昼食を食べたいときや帰りにお土産を買いたいときとかに良さそうです。

温泉の日帰り入浴は基本土日祝営業のようで、この日(金曜)はお休みでした。土日祝でも営業時間は時期によって違うようなので日帰り入浴したいときは行く前に電話で問い合わせした方が良さそうです。

キャンプ場を過ぎると建物が見えてきます。駐車場もかなり広いです。高台にあって右の方には上越線上り線の線路と土合駅のホームが見えます。

もう少し進むと駅舎も見えました。

翌日帰る時にホームから見たらこんな感じでした。ほぼ駅前(裏)という便利な立地。

二階建てで部屋は30部屋位あります。今回は9月の平日だったので天気予報を見て数日前に予約をしましたが、登山やウインタースポーツの拠点に便利な場所なので時期や曜日によっては早めに予約が埋まるようです。

建物の一番奥の方に玄関があります。

玄関近くには水場がありました。

玄関を入ってすぐの所で靴をぬいで館内へ。建物の奥(外で歩いてきた方向)に向かうとすぐの所に食堂と売店兼受付があって部屋などの案内をしていただきました。

部屋のサイズは人数によっていくつかのサイズがあるようで今回は1人泊だったので6畳の部屋でした。1人では十分な広さです。

部屋に入るとスリッパを脱ぐスペースがあり、トイレや洗面台などは無しのシンプルな部屋です。ありがたいことにWi-Fiがあるのでスマホなどを使ってネットで翌日の登山に向けて天気などをネットでチェックしたり計画の確認するのにも便利です。

布団は押し入れに入っていてセルフサービスで敷くようになってました。

お湯が入ったポットとお茶、インスタントコーヒーなどが部屋の用意されていました。タオルはぐんまちゃんの袋に入ってました(タオルの上にあるのは歯磨きセット)。

部屋のテレビは地上波の電波を受信できない(周りが山なのでのようです)ため、衛星放送のみが観れるようになってました。

扇風機などもあり。

食堂の横から部屋の方へ向かう廊下はちょっと広めで柱がある変わった作りでした。建物は昭和の雰囲気を感じます。旅館のような豪華な設備などは無く登山のための宿泊に使うシンプルな建物の宿ですが山小屋のような不便な所は無いので普通に快適に泊まれると思います。

部屋の前の廊下。

谷川岳開拓時代や清水トンネルが掘られた時代のものと思われる機材などが展示されていました。この土合山の家、清水トンネルの工事にも関わり、谷川岳の登山ルートなどを開拓し登山者の指導や環境保護にあたり,「谷川岳の主」とよばれたかたによって清水トンネルができたのと同じ1931年に作られた宿らしいです。(出来た当初の場所からは移転してるようです)僕は温泉が良さそうだなと思って予約して泊まったのですが、谷川岳を登るにはこれ以上ふさわしい宿が無いなと思うようなとこに泊まって翌日谷川岳に登れたのは嬉しいです。

洗面所は谷川岳からの清水が蛇口からでてくるので登山などに水筒を持ってく場合ここで美味しいお水を入れる事ができます。洗面台は結構広くてカランも沢山あったので朝とかに他の人と時間がかぶったりして問題なさそうです。

日帰り入浴用の休憩室は玄関から入って建物の一番奥の方にありました。(温泉施設への扉のすぐ近く)

結構な人数がくつろげそうなスペースです。

谷川岳の美味しいお水が飲めるようになってました。

部屋でくつろいでいたら時間になり温泉に入れるようになりましたと案内があったので早速温泉へ。廊下の突き当りに温泉施設の谷川岳温泉 湯吹きの湯への通路への扉があります。

ここの温泉は数年前に新しく作られたのでここから先は急に新しい感じの施設になります。

途中、池の上の渡るようになってました。半分野外の用のな作りですが天井もあり側面も壁があるので雨が降ってても問題なさそうです。突き当りが温泉入口。(右側が男湯、左側が女湯)

通路の下の池には魚もいました。

木の断面に文字が書いてある看板的な物。

宿泊する建物と比べて温泉施設はかなり新しいです。(2021年に新しく温泉を引いてきて作られたそうです。)

脱衣所のカゴは木の質感が活かされた棚に置いてありました。

鍵がかけられる貴重品ロッカーもあるので、日帰り入浴や外のキャンプ場のお客さんも安心して温泉に入れそうです。

洗面台も清潔感があって嬉しいです。

脱衣所からの扉の先に内湯があります。浴室も綺麗で清潔感ある感じです。お湯は、ほのかに硫黄(硫化水素)のような香りと鉄のような香りも感じました。湯温の温度計が設置されていて42度と丁度良い感じの温度になっていて山登りの後に入る場合でも疲れがとれそうです。

浴槽は充分広いサイズがり5~6人とか入ってもゆったりとくつろげそうです。窓ガラスに貼ってあるのは窓開け禁止の貼り紙です。窓をあけたら露天風呂の奥の山まで見えて景色良さそうですが、お湯が冷めないように窓開けは禁止されているようです。

溢れたお湯は奥の方に流れるようになってました。

洗い場は5か所ほどありシャンプー、ボディーソープなども用意されています。

内湯の奥にある扉から外にでると露天風呂があります。露天風呂の周りは広めの庭のようになってます。

この日は温泉に入れるようになった時間すぐに入ったらかなり湯温が低く、暖かいお湯が投入されていってだんだん温かくなっていました。(夕食をたべたあと、夜にもう一度入りに行った時にはちょうど良い温度になってました)お湯は写真に写ってる投入口以外に側面のパイプからも投入されてました。

周りは壁に囲まれていますが、露天風呂の湯舟から壁はそんなに近くないので広々として解放感ありました。そして塀の向こうには山が見えるのがとても良いです。

泉質はアルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性温泉)でpH9.2。

源泉の温度が34度と低めなので加温のみされていますが、加水、循環ろ過、入浴剤や塩素消毒剤の投入無しという素晴らしいお湯使い。

時期や曜日によって違うようですが、この日は温泉に入れるのは17時から20時の間でした。平日で日帰り入浴をやっていない日だったから17時からだったのかもしれません。
源泉の温度が低めで加温しつつ循環ではなく源泉かけ流しなので燃料代とかがかかるの考えるとお客さんが少ない日とかは短めの入浴時間になってしまうのかな?と思うと好きな時間に入れても循環ろ過してるとかより全然好みですす。
遅い時間まで入れないのは登山のお客さんがメインの宿なので夜廊下とかを歩いて音がしたりして翌朝に備えて早めに就寝するお客さんの迷惑にならないようにと考えると妥当な時間なのかなとも思います。

夕食は18時から食堂で頂きました。左上にあるのが赤城牛と野菜でこれを右の鍋に入れて鍋の下の固形燃料で加熱して頂きます。野菜を敷いてその上に肉をのせて蓋をして加熱すると蒸し焼きみたいになるとのと、お肉の脂がとけて野菜も美味しくなると伺ったのでその通りに食べてみたのですが、かなり美味しかったです。お肉が旨味もあり脂が甘く野菜と一緒に美味しく頂きました。コンニャク芋の生産が盛んな群馬県だけあってコンニャクのお刺身も美味しかったです。

ご飯とお味噌汁はセルフサービスで好きな量をよそって食べれるようになってました。おかずがご飯が進む系の味付けでご飯も美味しく頂きました。

デザートにアイスクリームが出てきたのも嬉しかったです。

朝食は朝6時から。朝食も栄養バランス良さそうなメニューでそれぞれ美味しかったです。これから登山やウインタースポーツに出かけるという時でもしっかり栄養とれつつ量も食べきれないほどは多すぎないのでちょうど良さそうです。前日の夕食の時に翌朝の朝食の時間の事を聞きましたが、谷川岳のロープウェイの始まる時間の事も気にしてくださったりととても親切にしていただきました。

土合駅から徒歩ですぐの場所にあり谷川岳への登山などにとても便利な立地なのはもちろん、青春18きっぷでの旅の途中に泊まるにも良さそうです(朝食の時間が早いのも18きっぷの旅と相性良さそうです)。温泉に入れる時間は短めですが、源泉かけ流しの温泉に駅近くで入れるところが何気に上越線沿線は少な目(駅から遠いことが多い)なので日帰り入浴をやっている日に寄るのも良さそうです。

予約は楽天トラベルや、じゃらんなどではできないようですが、宿のHPの予約システムが空室カレンダーなども見れて使いやすいので予約しやすいかと思います。支払いは現地決済で現金のみのようです。

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