2023年の1月に横浜税関本関の庁舎公開があったので見学しに行って来ました。庁舎内の通常では見学できないエリアの見学ができたり動くカスタム君が登場する時間や税関職員さんによる税関音楽隊の演奏会、麻薬探知犬のデモンストレーションなどもあり充実した内容でした。
最寄り駅の横浜高速鉄道みなとみらい線の日本大通り駅から横浜税関へ向かいます。
横浜税関 本関です。緑色のドーム状の屋根の塔がありクイーンの塔と呼ばれています。今回の庁舎公開では範囲外でしたが、過去には屋上にも入れる時もあって屋上からだと塔がすぐ近くでみれたようです。
横浜税関資料展示室クイーンのひろばから入場します。クイーンのひろばは年末年始やメンテンナンス日を除くと土日も含めいつでも見学できるので横浜観光などの際にもおすすめです。
以前にもこちらには来た事がありました。クイーンのひろばについてはコチラの記事にて。 続きを見る
横浜税関 資料展示室 クイーンのひろば(カスタム君)
クイーンのひろばの展示の一つ。顔はめパネルの一つが躍動感ある麻薬探知犬になってます。
クイーンのひろばではスクリーンに映像が映し出されていました。なんと青汁のCMでもおなじみの八名信夫さんがご出演!
シブいですね。
税関の文字と共に出現するカスタム君。現行カスタム君と比べてシンプルな旧タイプのカスタム君です。
八名信夫さんとカスタム君は友達という設定のようです。密輸ダイヤルをご紹介。
ポーズを決めているお二人。
150周年おめでとうというサインが展示されていました。渋澤健氏ってどなたかな?と思ったら渋沢栄一さんの子孫らしいです。渋沢栄一さんが税関という名称を全国で統一するのに関わっていたらしいのでその関係でしょうか。
クイーンのひろばの奥に扉があります。
この扉の先の中庭に面した廊下を通り受付に進みます。
クイーンのひろばの見学は受付無しでできますが、ここから先は受付が必要です。記載台で氏名などを書いて受付へ。
普段、見学では入れない場所に入ることができました。1階からエレベータに乗って上の階の一部にも入る事ができます。
3階には保存室があります。こちらは旧税関長応接室。歴史を感じる内装や家具が並びます。天井近くの壁には歴代横浜税関長の写真が飾られてました。
創建当時からそのままの個所もあるそうです。横浜税関本関は1934年に建造されたそうなので90年ほどたってるんですね。
こちらは旧特別会議室。シンプルながら品のある感じで良いですね。
旧税関長室。こちらのソファーなども豪華な感じします。
税関長が座っていた椅子と机です。
戦後の8年間、この横浜税関本関庁舎は連合国軍に押収されていたそうです。教科書でも名前を見たことあるマッカーサー元帥が執務していた部屋を見ることができたのはなんか嬉しかったです(ミーハー)
接収されていたころの本館庁舎。
税関旗。日の丸に青い部分が足されただけかと思ったら色々な意味が込められてるそうです。
服も展示されていました。
重大な公の儀式に着用した大礼服という礼服だそうです。
階段で1階まで降ります。積極的に階段を使いたくなるほど素敵な造りです。
見事な模様の床。
撮影スポットとして案内されていました。
密輸はダメというポスターが沢山貼られていて軽い狂気を感じて良かったです。
再びエレベーターに乗って7階まで登ると展望テラスに出る事ができます。
テラスからは横浜港の景色がよく見えて気持ちいいです。性能良さそうなカメラでここからの景色を撮影してらっしゃるかたも多かったです。
テラスと同じ階の屋内にには記念撮影スポットも設置されていました。税関の子供用制服を着用して撮影もできるようです(子供のみ)
謎の薬品とカスタム君が紹介するウォークラリーにも参加しました。
ウォークラリーで税関150周年記念ボールペンをいただきました。(他にもカスタム君グッズなどもありましたが抽選だったので選べなかった)
そしてみんな(全人類)お待ちかねのカスタム君(横浜税関仕様)が降臨です。
展望テラスで楽しそうにはしゃぐカスタム君にみんな(全人類)が釘付けです。
横浜税関のカスタム君は活きがいいです。毛並みや色も良いような気がします。
カスタム君と一緒に記念撮影!!
背面の下部には通気ダクトのようなものがありますが尻尾とこのダクトが顔に見えることから実はこちらが顔であるという説も考えられています。
この写真のカスタム君は貫禄ありますね。さすが身長180センチメートル、体重90キログラム(公式プロフィールより)。麻薬探知犬がモデルのカスタム君ですがそんな大きな犬に荷物を調べられたら密輸入しようとした人もおもわず自白しちゃいますね。
楽しそうに元気いっぱい動くカスタム君。目がキマっています。
ボディが地面すれすれです。こんなに傾いてもバランスをとれるカスタム君。体感の鍛え方が違います。
展望テラスと同じ階の会議室では税関音楽隊の演奏会が開催されていました。この横浜税関の税関音楽隊は2024年で結成70周年の歴史があるそうです。
アンパンマンのマーチが演奏された時は近くの席に座っていたご家族のそれまでおとなしかった子供が大はしゃぎしていてアンセム感ありました。
1階ロビーでは麻薬探知犬デモンストレーションを見学できました。1日に2回開催されて時間になると椅子は満席で立ち見も多数でていて麻薬探知犬の人気がうかがい知れます。
麻薬探知犬のデモンストレーションでは麻薬の臭いをつけてある箱を麻薬探知犬が探してくれます。麻薬の臭いをする箱を発見するとその場所で座ってハンドラーさんにお知らせ。正解を選んだ後はハンドラーさんとダミーと呼ばれるタオルを丸めたものを使って遊ぶのですが(麻薬探知犬は麻薬の臭いがするものを見つけて正解するとハンドラーさんが遊んでくれるので遊びの一環として麻薬の臭いがするものを探してくれるように訓練されてます)、物凄い勢いでハンドラーさんが持っているダミー(タオルを丸めたもの)に噛みついて遊ぶので一瞬ビビります。
デモンストレーションの後には質問コーナーがあったのですが、麻薬探知犬ファンの皆さんの質問がかなりマニアックだったり犬に対する動物愛護的なものを感じるのだったりで想像を超えた世界でした。
横浜税関の庁舎公開では普段はいる事ができないエリアに入ることができたり音楽隊の演奏、麻薬探知犬のデモンストレーション、そしてカスタム君に会えたりと充実したイベントでした。年に何回か庁舎公開はあるようで情報はカスタム君Twitterアカウントなどで知ることができます。横浜税関本関は広報展示室のクイーンのひろばが受付不要で土日祝も休みなく見学ができ(他の税関の広報展示室のほとんどは土日祝はお休みで、平日の見学も名前等の記帳だったり身分証明書の提示が必要な場所もあります)多くの税関コレクションを気軽に見る事ができるのでイベント以外の時もお勧めです。