つなぎ温泉 癒しの宿 ロデム(岩手県)

2023-01-26

2023年の1月に2泊3日で岩手県に旅行に行ってきました。温泉に入ったり美味しいものを食べたりと盛りだくさんで楽しんできました。

その旅行全体の事はコチラの記事にて。

1日目の宿泊する宿へは盛岡駅前のバス停からバスに乗り向かいました。盛岡駅は東京から新幹線で2~3時間で到着します。青春18きっぷでも朝早めに出発すれば1日で夕方には到着すると思います。(ちなみに最終バスは18時台の19時ちょい前でした)

繋温泉(つなぎおんせん)行きのバスに乗ります。暗いところでバス停に向ってくるバスを撮ったらめちゃブレてました(笑)

盛岡駅前はターミナルにバス停が沢山あるので少し早めに行って目的のバスが停まるバス停を確認しておくと良いと思います。盛岡駅前から発車するバスは交通系ICカードが使える路線と使えない路線がありましたが、繋温泉に行くバスは交通系ICカードが使えたので支払いが楽です。

今回泊まる宿は素泊まり専門の宿なので食事が必要な場合はバスに乗る前に買っておくと盛岡駅周辺はお店が沢山あるので便利です。地図で見ると繋温泉にも1件コンビニ(ファミリーマート)があるようですが、宿からは15分ほど歩く場所にあり、今回はバスの時間が遅いのであらかじめバスに乗る前に買っておきました。

30分ほどで終点の繋温泉バス停に到着です。

癒しの宿 ロデムに到着しました。バス停からは歩いて5分くらいで道も1本なので分かりやすい場所だと思います。

入口を入ると玄関で靴を脱ぎ左手に受付があります。こちらで受付をして鍵と浴衣(浴衣の帯は部屋にあります。受付の際に丁度良いサイズの浴衣を手渡ししてくれるシステムのようです)を受け取り2階の部屋まで移動します。

いくつかの大きさの部屋がある宿ですが今回は一番手ごろな価格の3千円台の金額の部屋です。それでも8畳と十分な広さもあり綺麗に清掃もされていてこのお値段でというのは凄いなと思いました。部屋にも必要最低限の設備は揃っていますし鉄筋コンクリートの建物でエアコンもあるので外は寒い日でしたが建物の中は快適でした。

一人で観るのには充分なサイズのテレビにコップや電気ケトル、ティッシュなどが綺麗に設置されています。奥の方にあるのは対カメムシ用に準備されているガムテープ(この日は時期的に全く見かける事ありませんでした。)畳も綺麗で気持ちいです。布団などの寝具は一式押し入れに入っているのでセルフサービスで寝る前に自分でひきます。

広縁もあり窓の外も広々とした景色が広がります。

斜め前の方には湖や山が見えます。この湖は御所湖というダム湖でダムの先は雫石川となり盛岡駅の方面に流れているようです。山は地図で見た方角的に岩手山でしょうか?

今回泊まった部屋や、同じサイズ(8畳)の部屋は建物の側面に並んでいてこのように湖は斜め方向に見えるのですが、もっと大きい11畳や20畳の部屋だと正面に御所湖が見える位置にあるのでさらに眺めが良さそうです。2人以上ではもちろん、1人でも大きな部屋に泊まる事もできる(しかも1人4000円台で)ので大きい部屋や眺めが良い部屋が良い場合大きい部屋も良さそうです。(しかも大きい部屋は部屋にトイレも付いてます)

広縁の横には冷蔵庫が。その横の扉を開けるとタオルや浴衣の帯などが入っています。

部屋の入り口は鉄のガッチリとした扉で防音性も高そうです。玄関~部屋の入り口を入った場所までは絨毯なのですが、スリッパは無いので気になる人はマイスリッパを持っていくと良いかもしれません(絨毯も綺麗だったので靴下でも気になりませんでしたが)

廊下にはセルフで使える電子レンジがありました。コンビニなどでお弁当を買った場合はここで温めることができそうです。

今回泊まった8畳の部屋にはトイレが付いていないので共用のトイレですが、洗面台も部屋の数より多いくらいあるしその奥の扉の先には小便器と個室トイレがありウォシュレット付きでした。洗面所の入り口には洗面所とトイレ用にスリッパが置いてあります。

廊下には自動販売機もありました。価格はコンビニとかと同じか安いくらいの価格で良心的でした。

温泉がある大浴場は1階にあるので温泉に入る時は1階に移動します。

大浴場の近くにも自販機がありました。こちらの宿は日帰り入浴もやっているのでその休憩所的に設置されているようです。

その先に大浴場の脱衣所の入り口があります。

日帰り入浴のお客さん向けか脱衣所の入り口を入った所にはコインロッカーもありました。

脱衣所は棚にカゴが置いてあるタイプ。数も十分あります。

洗面台も清潔感ありハンドソープやティッシュ、ドライヤーなども揃ってました。

脱衣所から浴場への入り口です。

浴槽は結構広くて余裕を持って入っても8人くらいとかは入れそうな感じします。

窓の外には、すだれのようなもので外からの目隠しはありますが日が出てる時間は日が入ってきそうです。(この写真は朝撮りました)大浴場はチェックインから夜は22時まで入ることができ、22時からは清掃の時間でした、朝は6時から入ることがでるので出発前に朝風呂に入れて気持ち良かったです。

温泉のは源泉かけ流しで使用されていて優しい感じに硫黄の香り(硫化水素の香り)がして温泉らしいお湯で気持ちいいです。そんなにも硫黄の香りは強くないので温泉に慣れてない方でも抵抗なく入れるかと思います。加水はされていますが循環や消毒剤は使用されてないのも嬉しいです。

泉質は単純硫黄泉(低張性アルカリ性高温泉)。pHが9.1なので石鹸くらいのアルカリ性の温泉で美肌効果ありそうです。源泉の温度は65度と高温のため加水をしているようです。

源泉の投入口の横にはイエスキリストのセリフ(聖書に書いてある言葉?)が書いてありました。こちらの宿はキリスト教の団体が運営しているらしいです。とはいえこのように聖書の言葉(?)が書いてあるのを数か所見かけたのと部屋に聖書が置いてあったくらいで、特に変わっているなという事はありませんでした。(僕は特にどこの宗教にも属してないので気になりませんでした。お寺も神社も行きますし。)

源泉投入口の反対側の壁には温度計らしき装置がついてたので気になってみてみると

なにやらデジタルで性能良さそうな温度計がついてました。気になって型式を検索してみたところ、無線で温度の情報を送信して受信機で温度を確認したりパソコンでデータを記録したりできるみたいです。ハイテク!!

洗い場は数が沢山ありここも清潔感あって気持ちよく使用できました。シャワーはよく温泉とかでみかける栓を押すと一定時間お湯が出てきて自然に止まるタイプでしたが、ここのはお湯が出てくる時間が長くて使いやすかったです(お湯が出てくる時間が短いとこのだと頭洗うだけでも何度も押すことになるので(笑))

翌朝は天気も良く綺麗な雪景色でした。今回泊まった部屋はこの画像の左側当たりの方です。

正面の部屋は広い方の部屋です。ネットで以前の写真とかを見ると1階に喫茶コーナーみたいのがあったようですが今は無いようです。

宿の前の道から見た御所湖です。

バスに乗る時間より少し前にチェックアウトして繋温泉の温泉街を見て回りました。繋温泉には旅館や民宿などが多くありました。この画像の建物は、猫石足湯という足湯です。

猫石というのは足湯のすぐ近くになるこの石で、元々はもっと大きかったのが道路工事の時に切り取られて半分以下のこの大きさになってしまったようです。温泉あるあるの歴史ある石、道路工事で雑に扱われがちになります。この猫石、源義家が合戦の際に兵糧が尽きて山の動物を食べたりしてら、食べられた動物の骨などが大きな猫の石になって殺生を戒めたというお話の石らしいです。

そしてその近くには繋石(つなぎいし)という石が(雪に埋まってますが)こちらは源義家が温泉に入る時に馬のひもを繋いでいたので繋石という名前になったそうです。温泉あるあるの源氏、石使いがちになります。この繋石が繋温泉の名前の由来の石になってるそうです。

旅館や民宿がある地域から少し山の方に登っていくと多分温泉の源泉施設と思われるものがありました。

その横には源泉公園という公園がありました。

こちらにも足湯がありました。

そして足湯の隣には手湯と、その奥には温泉玉子をセルフで作れる装置がありましたが、現在は休止中でした。温泉玉子作ってみたいです。

温泉街にはもう一つ足湯がありました。そんなに広くない範囲に足湯が3ヶ所もあり至れり尽くせりです。

前日にバスを降りたバス停。同じ敷地内には観光案内所があり隣には商店などもあったりしました。

バス停がある前の道も綺麗な雪景色です。(左中央がバス停の待合所です)

道を挟んで反対側には御所湖の手前に公園がありました。写真の駐車場のとこまでは入ってる車がありましたが、その先の公園は冬期は閉鎖されているようです。奥の橋を通ってバスがやってきます。

バス停から路線バスに乗って盛岡駅まで行きました。

盛岡駅からバスで30分くらいでいける場所にある温泉街で温泉も源泉かけ流しの宿が多いようで気になっていた繋温泉ですが、今回泊まった癒しの宿 ロデムは低価格で泊まれますが源泉かけ流しの温泉に入れて、建物もとても綺麗で部屋からは湖も見えて居心地良かったです。

今回、じゃらんで予約をしました。宿泊プランや部屋の空室などはこちらのページでご確認いただけます。


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