2024年の9月に北海道函館市にあるホテルテトラ湯の川温泉に宿泊してきました。函館駅や函館空港からのアクセスもしやすい函館市市街地にある湯の川温泉にあるホテルで源泉かけ流しの気持ちが良い温泉に入る事ができました。ホテルテトラグループという全国展開をしているホテルですがこのグループは宿ごとの特色を活かした営業をしているようでホテルテトラグループの運営になる前の時代から源泉かけ流しの温泉に拘り営業しているようです。
この日は函館への3泊4日の旅の3泊目でした。初日は羽田空港から函館空港に移動し函館駅近くのホテルに泊まり函館山などの観光へ。2日目は函館駅周辺の観光後に函館市の東側の方にある恵山の麓の恵山温泉旅館に宿泊してから湯の川温泉い移動してこちらの宿に宿泊しました。旅行全体についてはこちらの記事にて。 続きを見る
函館で温泉とラーメンと税関と夜景など。2024年9月
湯の川温泉は函館駅周辺と函館空港の間に位置していて街中にある温泉です。函館駅からの路面電車の終点の停留所がある他、函館空港、函館駅の両方からも路線バスがあるので公共交通機関でのアクセスも良い温泉地だと思います。函館空港からの距離が近いので空港へ向かう飛行機も低いとこを飛んでて大きく見えました。空港からバスで10分程度という近い場所で温泉宿などが多くある温泉地って結構珍しいのかなと思います(空港近くで地下深くまで掘削した温泉施設は時々見かけますが)。湯の川温泉の歴史は古く現在、湯倉神社がある場所で1453年に木こりが温泉を発見して傷を癒したと言われているそうです。
函館市電の湯の川停留所方向から歩いて行くと松倉川を渡る橋がありその川沿いに建物があります。湯の川停留所からは徒歩で10分位です。
4階建ての建物とその隣にある3階建ての建物がホテルテトラ湯の川温泉です。
建物の裏側に駐車場がありました。停めれるスペースは決まっているようなので車で行く場合は宿に駐車場所を確認した方が良いようです。
道道沿いの正面に入口があります。
入口の横にスキンヘッドの中年男性のキャラクターがいました。
テトラホテルのマスコットキャラクター コウジくん です。先代社長の三浦孝司さんをモチーフにしたキャラクターなんだそうです。
駐車場の近くにもコウジくんがいました。クローンでしょうか。
玄関から建物の中に入るとフロントがあり宿泊のチェックイン、チェックアウトや日帰り入浴の受付はこちらでお願いできます。
今回宿泊した部屋は2階でした。エレベーターを降りると廊下の左右に客室の扉が並んでいます。
客室の扉を開けて入ってすぐの所までは靴で入れます。
今回宿泊したのは6畳の和室です。シンプルですが落ち着いた雰囲気で好みでした。
2階のお部屋だったのと窓の外がすぐ1階の屋根だったので景色はそこまで良い部屋ではありませんでしたが川沿いの部屋だったので川の向こう側の景色が見えます。右の方に写っているのはイオン湯川店で買い物に行くにはこのイオンが便利でした。
窓の近くにはテレビや冷蔵庫、電気ケトルがありました。
タオルハンガーの上にバスタオルとタオル、歯ブラシ。
冬場に使用すると思われる暖房器具。
壁の上部にはエアコンも設置されていました。
客室は禁煙の部屋は無く喫煙可(2024年宿泊時時点)だったので灰皿もありました。僕はタバコは吸わない(しかもタバコの煙で体調悪くなる)ですが特に煙草の臭い等は気になりませんでした。これは前日とかに泊まった人が喫煙するかとかによるかもしれません。机の上にはウェルカムメッセージカードが置いてあって嬉しい気持ちになりました。
壁にはハンガーを掛けるフックが設置されていました。
部屋にはあらかじめ布団が敷いてありました。
今回宿泊した和室以外にベッドがありバス、トイレも部屋に付いている洋室もありす。(1人でも宿泊できますがツインの部屋のみで和室より洋室の方がちょっと宿泊料は高いです)
和室の部屋には洗面台やトイレが付いていないので共用になっています。洗面台は蛇口が3つ横にならんだタイプ。
洗面台の隣はトイレです。共用トイレの個室はウォシュレット付きでした。
温泉浴場は1階にありフロントの前を通り建物の奥の方に向かうと浴室入口があります。宿泊者はチェックイン~翌朝10時まで好きな時間に入浴でき日帰り入浴もできるので昼間は宿泊客ではないお客さんも入浴していました。
脱衣所に入ると靴を脱ぐスペースと洗面台があります。
洗面台にはドライヤーなども設置されていました。
脱衣スペースは少し狭くなっています。
シンプルにカゴが並んでいるタイプです。
脱衣所から浴室に入ると手前に洗い場が並んでいて奥に浴槽があります。
浴槽は4~5人くらい入れそうなサイズでしょうか。
無色澄明のお湯で温度は少し熱め。43~45度くらいに調整されているそうです。温度も高めですが泉質的にも体が良く温まるようで冬などに入るのにもとても良さそうです。
壁際の湯口から源泉が投入されています。
湯口は温泉成分が固まって芸術的な形状になっていました。
源泉が投入された分だけ浴槽の淵からお湯が溢れていて源泉かけ流しで温泉が使用されています。浴槽の淵には温泉の成分が固まったものが付着していてテンション上がります。
浴室は縦に長い造りで浴槽以外のスペースは殆ど洗い場になっていました。
洗い場はこちらの壁際に4ヵ所。
その反対側にも2ヶ所
その並びにもさらに3ヶ所(1カ所はシャワー無し)と浴室の大きさに対して多めにある印象でした。お仕事などで宿泊するお客さんも多いようなので仕事後などに手早くシャワーを浴びてからゆっくりしたいという需要にも対応しているのかなと思いました。
浴槽の中に飛石のようなものが設置されています。
飛石の下はU字溝のコンクリートをひっくり返したようなものがお湯の中に沈んでいました。
飛石の先には扉があります。
扉の先には露天風呂があります。
露天風呂は少し低い位置にあるので内湯の扉と露天風呂の間には階段がありました。
露天風呂は岩風呂です。
浴槽のサイズは5~6人くらいは余裕で入れそうな感じでしょうか。
浴槽は深めで側面は岩が敷き詰められています。お湯の温度は内湯と比べて低いくらいに調整されているのでゆっくり浸かるのに良さそうな温度でした。
ホースから源泉が投入されています。
源泉は石囲いを通り浴槽の底の方から流れてくるようになっていました。
源泉が投入された分だけ浴槽の淵にある排水溝に流れ出てくようになっていて露天風呂も源泉かけ流しで温泉が使用されています。
露天風呂にも洗い場が3ヶ所ありました。内湯と露天風呂と合わせて12か所の洗い場がありました。
露天風呂ですが壁や天井もついているので天気が良くない時などにも入浴することができそうです。
天井は半透明なので昼間は明かりが程よく入ってきます。
泉質はナトリウム・カルシウム―塩化物温泉(等張性・中性・高温泉)。pH7.2で中性の温泉です。源泉の温度は63.8度と高めですが加水はしないで温泉の投入量などで温度の調整をしているようです。加温も循環も無しで塩素などの消毒剤のお湯への投入もないという素晴らしい湯使い。源泉名は湯川3丁目1号井~4号井源泉混合 となっていていくつかの源泉を混合し配湯しているお湯のようで同じ日に入浴した大盛湯と同じもののようでした(大盛湯は激熱の温度で使用されていたので適温に調整されているこちらのホテルとは結構違う印象でしたが)
浴槽の温度についても掲示がありました。
浴室の近くの通路には水分補給用の冷水も用意されていました。体が良く温まるタイプの温泉なので水分補給できるのはありがたいです。他にも館内にはいくつか自動販売機もありました。
コインランドリーも設置されていました。
食事付きのプランの場合、夕食と朝食は1階のフロント右側を奥に進んだところにあるレストランで頂きます。夕食の時間はチェックインの時に希望を聞かれたので19時でお願いしました。朝食は好きな時間にレストランにいけばOKでした。
夕食は日替わり定食で地元の食材をメインに使用しているそうです。他の席を見た感じ仕事で宿泊する方が多いようなのでこういった定食タイプの夕食が良いのだと思います。美味しかったですし観光地的なお食事では無いですがホッとする感じでとても好みでした。函館の観光地らしいお食事を食べたい場合は素泊まりにして函館市電に乗って函館駅近くに行くと飲食店も沢山あります。
朝食も仕事前に食べるのに丁度いい量という感じです。栄養バランスも良さそうで美味しかったです。
ご飯は好きな分を自分でお茶碗によそって食べます。朝食は納豆や海苔も用意されていてセルフサービスになっていました。
朝食では飲み物もセルフサービスで頂けます。
食後にコーヒーを頂きました。
函館駅や五稜郭、函館山といった観光地からは少し離れていますが函館市電や路線バスの本数は結構あるので公共交通機関でのアクセスもしやすいかと思います。函館市電の場合は徒歩で10分くらい歩きますが路線バスのバス停は宿の駐車場の近くにありましたのであまり歩きたくない場合はそのバス停に停まる路線バスの時間を調べていくと便利だと思います。
ホテルテトラ湯の川温泉は源泉かけ流しの気持ちがいい温泉に入ることができとても満足でした。建物は新しい感じでは無いですがしっかり清掃やメンテナンスされている印象で快適でしたし従業員さんもみな親切な印象でありがたかったです。函館駅や函館観光のスポットからは少し離れた場所にありますがその分落ち着いた雰囲気の場所で静かに過ごすことができるのも良いなと思いました。宿泊料も手ごろな価格なのも助かります。
宿泊プランや空室の確認、口コミの閲覧などは楽天トラベルの宿のページやじゃらんの宿のページでできました。