冬の北海道で流氷とSLと温泉など。2025年2月

2025-02-28

冬の北海道旅行2目は川湯温泉駅近くの温泉宿からスタート。

朝食も宿のレストランで頂きます。温泉宿の定番と言えるような和風の朝食で美味しかったです。こちらの宿、宿泊料は手頃ですが温泉は良いし食事は美味しいしとても良い宿でした。駅から近いので鉄道旅の途中に寄るのにも便利です。

この日もまずは鉄道で移動なのでチェックアウトして駅へと向かいます。。

川湯温泉駅から釧網本線の列車に乗ります。車両はH100形。

斜里町から網走市へ向かっているあたりで海が見えます。遠くの方に見える白いのは流氷なのかもしれないですが遠すぎてよく分からずでした。

網走駅に到着です。網走には子供の頃に来た事があったので数十年ぶりです。ここからバスで移動しますが路線バスがしばらく来ない時間だったので先にお昼ご飯を頂きます。

キッチンモリヤというお店へ。駅の建物にあるレストラン&喫茶店です。隣にコインロッカーがあったのでこの後の観光で身軽になるように荷物を先に預けましたがそんなにロッカーの数は多くなかったので預けたい場合早めに預けた方が良さそうでした。

こちらお店は網走駅の名物駅弁である かにめし を製造販売しているモリヤ商店のお店で駅の改札外待合室にある駅弁売店の横にキッチンモリヤがあります。駅弁売店の方ではかにめしの他にも魚介を使った駅弁などを販売していてキッチンモリヤでもカニ丼などのメニューがありました。今回はカニではないメニューですが、美味しそうだなと思い食べてみたいものがあったのでこちらのお店でいただきます。

鉄板ナポリタン を頂きました。ケチャップの味が効いていて熱々の鉄板でだんだん麺の下の方が加熱されて食感が変わってくるのもまた美味しかったです。具はナポリタンの定番という印象のタマネギやピーマン、ソーセージで相性ばっちりです。上にのった目玉焼きは半熟で麺に絡めて食べたりするのも美味しかったです。とても美味しいナポリタンでした。

キッチンモリヤは網走駅の待合室隣にあり駅の建物の外から直接店内に入る事もできますし待合室(改札の外にあります)にある駅弁の売店横からも入れるようです。

食後はバスで移動して網走の定番観光地へ向かいます。

網走バスの路線バスに乗ります。車両は三菱ふそうの大型バス エアロスター。

駐車場にあるバス停に到着。橋を渡って受付へ。

博物館 網走監獄です。こちらには子供の頃に旅行で来たことがあり2回目でした。再犯です。門の左にある受付で入館料を払い受付をしてもらいました。罰金及び懲役ですね。

こちらの博物館は明治時代から網走刑務所で使用されていた建物を昭和になり建て替える時に移築して保存公開しているものがメインの博物館で広い敷地の中に沢山の建物があります。

網走刑務所正門から入所します。この門は1924年(大正13年)に建てられたものを再現し1983年に建てられたそうですが使用しているレンガは特殊な製法を用いて高温で焼き上げて独特の色に仕上がっているそうです。

門からすぐの所にある庁舎は刑務所管理部門で使われていた建物で1912年(明治45年)に建築されたものを移築、復原していて国の重要文化財に指定されているそうです。

この博物館の一番の見どころであると思われる 舎房及び中央見張所です。こちらも国指定重要文化財で1912年(明治45年)に建てられ1984年まで使用されていた建物をこの地に移築、復原されています。

建物に入ってすぐの所に中央見張所があります。

中央見張所から放射状に5つの舎房が建てられていて見張所から監視できるようになっています。

それぞれの舎房に雑居房と独居房が並んでいます。刑務所というなかなかお世話になる事のない場所ですがこの建物はとても素晴らしいです。

頑丈そうな扉ですね。扉の上にも窓みたいのがあるので室内の天井も結構高そうなので快適かもしれません。

取調。

便所あり。

裏側にも行くことができました。中央から45度づつ5つの舎房がありますがこちらから見ると放射状に広がってるのがよく分かりますね。

それぞれの房の窓が並んでいます。この舎房は当時の標準的な獄舎の特徴を備えている木造の放射状舎房が完全な形で残る唯一のものなんだそうでとても貴重なものですしその建物の中に入って見学できるこの博物館は素晴らしいと思います。

浴場の建物です。こちらは明治時代に作られた建物を再現して建てられているようです。

脱衣場は広々としてて脱いだ服を置く棚が壁際ではなく部屋の中央部分にあって反対側が見える造りになってるのは珍しいですね。

入浴のルールは厳しく決まっていたようで脱衣に3分、入浴3分、体を洗うのに3分、上がり湯入浴3分といった感じに看守の号令のもとに入浴していたそうです。当時は夏場は月3回、それ以外は月1回しか入浴できなかったそうです(現在の刑務所は週に2~3回入浴できるようです)。

子供の頃の旅行でこの網走監獄に来た時の事で唯一覚えていたのがこのお風呂でした。入れ墨が入った全裸男性型人形の展示が子供の頃の自分にはインパクトあったんだろうなと思います。

煉瓦造り独房です。煉瓦造りの技能を持つ囚人により1912年(明治45年)に建てられ後に移設復原された建物でこちらは登録文化財です。窓の無い真っ暗な部屋で壁は40センチ扉は二重の造りで規則違反者を反省させるためにこの建物の中に閉じ込めていたそうです。

教誨堂という建物は精神的、倫理的、宗教的な強化指導を行う教誨のために建てられたものでこちらも重要文化財に指定されています。

当時の網走刑務所の建物は受刑者たちが建てていたそうですが、こちらの建物は 神仏が宿るところ と精魂込めて建てたそうです。

釧路地方裁判所網走支部法廷復原棟です。こちらは外観は明治から昭和にかけて使用されていた裁判所を再現し内装は1952(昭和27)年から1991(平成3)年まで使用されいてた釧路地方裁判所網走支部及び網走簡易裁判所のものを移設して展示されています。

戦後の昭和~平成初期の裁判所ものなので刑務所の展示に比べると現代的な感じがしますね。

こちらは休泊所と呼ばれる建物を再現したもので受刑者が刑務所の外に出て日帰りができない場所で作業をする際に使用されていた簡易的な宿泊施設です。

建物の中は屋根の形状そのままの内装で木の寝床が壁際に設置されています。網走刑務所の受刑者は当時未開の地だった北海道のオホーツク側の開発のための道路を作るなどの作業をしていたそうですが未開の自然や極寒の地であったり熊が出るような過酷な環境の中での作業や食料不足などもあり死者も多く出たそうです。このように北海道の開拓の歴史には当時の刑務所に収容されていた受刑者の労働力が大きく関わっていたそうです。

味噌醤油蔵という小屋は自給自足を目ざしていた網走刑務所が醤油や味噌などの調味料を作るために建てた施設の再現の展示です。大きなな樽は醤油用で約9000リットル入るサイズなんだそうです。

耕耘庫という建物を再現した展示です。農園刑務所として受刑者が農業も行っていた網走刑務所で農機具などを保管していた建物です。農機具をメンテナンスしている受刑者の展示もありました。

監獄歴史館という建物には網走刑務所の受刑者たちが中央道路と呼ばれる道路の開削をテーマにした映像展示の他、現代の網走刑務所についての展示もありました。

罪を犯した人が、刑務所に送られるまでの流れです。罪を犯してしまったときの参考になりますね。

現在の網走刑務所の舎房を再現した展示もあります。共同室(定員6名)と単独室(定員1名)があるそうです。

単独室は畳が敷かれたコンパクトな和室で民宿やゲストハウスのように布団は自分で敷くタイプ。寝巻きも用意されていて個室に洗面台とトイレも設置されています。僕が旅でちょいちょい泊る安い宿より設備が充実していますね。さすがに部屋に直接トイレがあるのは泊まりたくないですが。

旧網走刑務所 二見ヶ岡刑務支所は網走刑務所から離れた場所に農園作業の拠点的に建てられていた支所のようです。いくつかの建物が廊下で繋がった造りになっているのですが一番古い建物は1896(明治29)年に建てられたもので他には大正時代や昭和初期に作られた部分もあり平成になってからこの地に移築、復元して展示されていてこちらの建物も重要文化財に指定されています。この博物館の他の建物と比べて古い時代に建てられたものですが、これは網走監獄が一度火事でほぼ全焼してしまい1912年(明治45年)に再建したものだからのようです(この支所は別の場所にあったので火災の被害にあっていない)。

旧網走刑務所 二見ヶ岡刑務支所には当時の受刑者の様子が再現された展示が多くありました。こちらはお食事中の受刑者の皆さん。

作業中の受刑者の皆さん。

無事、お務めを果たしてきました。もう罪は犯しません。

今回行かなかった施設に監獄食堂という飲食施設があり、現在の網走刑務所で提供されている料理を再現した監獄食というのも食べれるそうなので次回収容されることがありましたら食べてみたいなと思います(今回は路線バスなどの時間の都合で先に網走駅で昼食を食べてきました)。

網走監獄に行ったのは2回目(再犯)で前回が子供の頃だったためほとんど覚えていたなかったのですが大人になって行ってみると歴史ある建物の外観や建物内の見学ができ色々と普段の生活では縁が無い刑務所などについても学ぶことができとても見ごたえある博物館だと思いました。広々とした敷地の中を歩いて見学して回れるというのもまた良いですね。

博物館 網走監獄は天都山という山の中腹にあり網走駅からは少し距離があるので歩いていくのは難しいですが網走駅前からの路線バスがあります。網走駅前のバス停は駅の建物を出た場所からちょっと歩いたところにあり乗る路線によって乗り場が離れているので路線バスで行く場合は網走バスのHPにバス停の図もあるので確認しておくと安心だと思います。駐車場もあるのでレンタカーなどで観光する場合も行きやすいかと思います。博物館 網走監獄に行くときに間違えて網走刑務所とナビにセットしたり刑務所前というバス停で降りてしまうとこの博物館ではなくガチで現役の網走刑務所に着いてしまうので間違えないように注意が必要です。

刑期が終了したので次の目的地に向かいます。

網走バスの路線バスに乗ります。車両は三菱ふそうの大型バス エアロスター。

オホーツク流氷館に来ました。天都山の頂上付近にある流氷とオホーツク海の生き物をテーマにしている施設です。こちらにも子供の頃に来たことがありました(建物は当時のものから建てなおされているようです)。

入口から入ってすぐのとこにある受付で入館料を支払いライトアップされた階段を下り地下階に移動します。

こちらの流氷海中ライブという展示では壁が内側に丸く配置されていて360度のプロジェクションマッピングで流氷の下の海の中の世界が表現されていました。映像は定期的に映写され解説アナウンスも流れてました。

流氷の下に潜るダイバーさんの映像も。映像が投影されている壁には小さい水槽が埋め込まれています。

この水槽にはクリオネがいました!水温2度以下の海に生息していて日本には流氷と一緒にやってくるので流氷の天使とも呼ばれています。貝の一種ですが翼のように手を動かしながら水の中をゆっくり移動しています。

かわいい姿を見れてテンション上がりました。食事をする時の様子は結構怖いらしいですが今回は見かけませんでした。

こちらは流氷体感テラスというコーナー。マイナス15度になっている部屋に入ることができます。子供の頃に来てここに入った時の事はかすかに覚えていました。僕が行った時は3月頭だったので普通に冬用の服装だったのでそのまま入場しましたが夏などで薄着の場合は防寒着を貸してもらう事もできるようです。

このマイナス15度の部屋の中には本物の流氷が展示されていて流氷に触る事もできます。

流氷に乗ったキツネもいました。

アザラシもお出迎え。キューキュー。

部屋に入る際にスタッフさんから濡れたタオルを手渡され、部屋の中で振り回してみてと言われていたのでタオルを振り回してみます。

振り回してみると水を含んだタオルが凍ってすぐに硬くなりました。

オホーツク流氷館は1階がお土産物や軽食販売コーナー、2階がレストラン、3階が展望テラスになっていて3階のテラスからは網走市街地やオホーツク海を一望できました。

流氷館がある場所は天都山の頂上付近ですが博物館網走監獄と同じ函館駅からの路線バスで来ることができます。今回のように同じ天都山にある博物館 網走監獄とセットで観光する人も多そうですが徒歩だと30~40分くらいかかるようなので路線バスの時間を調べて見学の予定を組んだ方が良いと思います。今回時間の都合で行けなかったのですが天都山には北海道立北方民族博物館という博物館もあって気になったのでまたの機会に行ってみたいと思いました。

オホーツク流氷館は実際の流氷が展示されて間近で見る事ができたりクリオネを見る事ができたりする他、映像での展示もあり流氷に着いて学ぶことが出来ました。また、近年地球温暖化の影響で流氷がいることなど自然保護について考える展示があったのも良かったです。

網走駅まで戻りこの日宿泊する宿へと向かいます。

網走バスの路線バスに乗ります。車両は三菱ふそうの大型バス エアロスター。後で写真のナンバープレートみて知ったんですがこの日3回乗った路線バスは全部全く同じ車両でした。

網走駅前のバス停で降りてコインロッカーから荷物を出し、この日に宿泊する宿へ徒歩で移動しますが徒歩での最短ルートにある第4種踏切という遮断器も警報音もない踏切を渡って行きます。自分で左右を確認して列車が来てないことを確認して渡るのでめちゃデカく危険と表示されてます。

歩行者専用の踏切なので線路を渡ることも狭いです。翌朝は線路の間の板の部分が凍って危険度アップしてました。

この日に宿泊した民宿ランプです。北海道を旅する旅人や鉄道好きに昔から有名な民宿のようで駅から近く手頃な金額で宿泊することが出来ます。

民宿ランプについて詳しくはこちらの記事にて。

シンプルな部屋ですが石油ファンヒーターもありしっかりと保温性もある建物で快適でした。アットホームな雰囲気も好みの宿でした。

素泊まりのみの宿なので夕食は外に食べに行きました。

レストランバー フロンティアに来ました。網走は駅から少し離れた場所に商店街がありフロンティアもその近くにあります。観光客もいますが地元のお客さんが多いレストランという雰囲気でした。洋食メニュー中心におつまみやラーメンなどメニューも豊富でした。テーブル席の他にカウンター席や座席席もあり僕のような一人でもグループやご家族でも入りやすいお店だと思います。

ハンバーグセットを頂きました。ハンバーグは柔らかで濃いめのソースがご飯との相性バッチリでした。ニンジンやグリーンピース、コーンが入ったポテトサラダと美味しいドレッシングがかかったサラダもあり栄養バランスも良さそうです。スープはワカメ入りでした。雰囲気も味もとても好みのお店で良い店見つけたなと思いました。

フロンティアがある場所は網走駅から徒歩で15分位でした。車で行く場合は近くに専用の駐車場もあるようです。

夕食後にコンビニ寄って翌朝の朝食を購入してから宿に戻り翌朝が早起きなので早めに就寝。次のページの翌日に続きます。翌日は今回の旅を計画するきっかけになったメインイベントです。

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