大回り乗車 (房総方面) 2021年9月

2021-09-25

8月から何度か大回り乗車で列車に乗ったりしてたのですが、海が見たいと思い東京の大都市近郊区間内で車窓から海が見えそうな外房線、内房線方面に行ってみることにしました。房総方面に鉄道で行ったことなかったのでわくわくです。(車では何度かありました)
前日までに事前に色々と調べておきました。今回のルートは事前に調べておかないと列車の本数が少なかったり大回り乗車のルールから外れてしまうので下調べ重要でした。(全行程の乗る列車の時間も調べておいてます)

今回の出発は北朝霞駅です。東武東上線沿線に住んでるので東上線で朝霞台駅(北朝霞駅徒歩1分の東上線の駅)まで移動して乗車です。
9:21出発の列車に乗ります。

武蔵野線で出発です。車両は231系です。

西船橋駅に到着。ここまでで約1時間。

都心をバイパスさせる貨物列車用の路線として作られた武蔵野線なので結構な距離を移動できます。
武蔵野線で進むと京葉線にも乗れますが今回は大回り乗車でのルートの都合上、その前に西船橋で乗り換えです。

西船橋駅からは総武線(緩行線)に乗車。ホームドアがあって微妙な写真ですが車両はE231系。
中野電車区 開設100周年イベントして、この週から一部の列車にヘッドマークをつけているらしく、他の駅でも撮影している人がぼちぼちいました。

千葉駅に到着です。高校生の時に大学受験でこの千葉からモノレールに乗換て受験する大学に行った記憶がありますがそれ以外来たことないような忘れてるだけなのか。
ちなみにその大学は落ちました。

この千葉駅は改札内に飲食店や駅弁屋さんがあるので、大回り乗車で通るときは貴重な存在です。ペリエ千葉という商業施設があり、このフロアマップのエキナカ3階とエキナカ4階は改札内にあるので大回り乗車の途中でも利用できます。前後に時間の調整できるならこの駅で食事とるのも良さそうです。

僕は食べてみたい駅弁があったので改札がある階であるエキナカ3階のホームから登った通路にある万葉軒で駅弁を購入しました。

千葉駅からは総武本線に乗ります。車両は209系2100番台。千葉で走っている黄色と青のラインです。

通勤用のロングシートの座席だった209系ですが、千葉で使われているこの黄色と青のラインの209系は先頭車にボックスシートがついてます。

空いていて4人掛けのボックスシートに1人座っても席が空いてるような状態だったのでボックスシートに座ることできました。
進行方向に向いてすわるとやっぱり景色が見やすくて良いですね。景色は自然も多いですが駅の近くには住宅も沢山あって見ていて飽きませんでした。

成東に到着です。のどかな雰囲気で癒される感じの駅で、ホームが4つありこの駅が終点だったり始発だったり特急も停まったりと乗換時間も心地よく過ごせました。
降りたホームには、屋根とベンチがずれた場所にある不思議な作りな待合場所があったのが不思議でした。乗り換えする人も多いみたいで他のホームにプレハブみたいな待合室があったり改札の出た駅舎の中にも待合室があるのが見えました。

このように今回のメインである外房線、内房線方面に行くには遠回りなのですが、この成東経由のルートでいくことが大回り乗車では重要になってきます。

ちなみにとても遠回りなので乗換案内とかで検索するときは上手く経由地を設定検索しないとこのルートで出てきてくれませんでした。

ここで乗換が30分以上あるのでホームのベンチに座り千葉駅で買ってきておいた駅弁を。

万葉軒のトンかつ弁当です。

このトンかつ弁当はハムカツくらいの暑さの薄いお肉のソースかつがご飯にのったお弁当です。全然豪華ではないですが、旅にきて駅弁を食べてる感じがしてとても好みで美味しかったです。
550円という駅弁の中でもかなり手ごろな価格で、箱とかスーパーのお惣菜が入ってるような透明のケースに紙の包み紙をかけてあるだけというシンプルなものですが、この包み紙のなんともいえないレトロな感じが素晴らしいのでこのままずっと残ってほしいなと思うものでした。

 

総武本線が1~3番線でこれから乗る東金線は0番線です。1番線があったところにさらに隣にホームを作った場合このようになるようです。
ちなみにJRは駅長室に近いところが1番線になってるのが一般的です。

成東からは東金線に乗ります。車両は先程と同じく209系と2100番台です。こちらもお昼の時間帯だからか空いていたので先頭車のボックスシートに座れました。

この房総エリアの209系ですがE131系導入で余剰となった編成の一部が2022年から伊豆急行で使われることになるそうです。伊豆急行の車両乗った時にみかけた海側ボックスシート山側ロングシートに改造されたりするのか気になります。(ちょうど元の状態で1編成のなかに両方のシートありますし)

大網駅で乗り換えです。この大網駅、駅の構造が変わっていて東金線と外房線のホームがハの字のように離れていて、今回の場合だと先頭側のホームの端の連絡通路を使うと階段上り下りをしないで乗り換えできます。ホームの真ん中らへんだと一旦階段で降り改札のある階の通路を通っていく形になります。(3つあるホームのうち1つはこのルートのみなので外房線を逆方面は階段ルート)

乗り換え時間が少ない場合構内図を見ておいた方が無難だと思います。

このように遠回りしてきましたが、この図で言うと大網の左側を通って東京方面から来た列車に乗り換えです。大回り乗車でなければ千葉~蘇我経由でそのルートで来た方が速いです。

外房線にやってきたのは京葉線から乗り入れてきていた233系5000番台。東京駅とか幕張、舞浜あたりのイメージの京葉線の車両だったのでこっちの方で乗るとは思ってませんでした。そういえば京葉線乗った時上総一ノ宮行というの見たことあった気がします。

上総一ノ宮に到着です。

ここからが本日のメインイベントです。

ここからは外房線~内房線の木更津行きにE乗り換えです。車両はE131系。

このE131系は今年(2021年)にデビューした新しい車両でワンマン運転(車掌さんが乗ってないで運転手さん一人での運行)に対応した2両編成です。

2両編成のかわいらしい編成ですが、トイレもあり(上総一ノ宮から木更津まで3時間あるのでトイレ必須)ボックスシートが2か所づつある他はロングシートという色々なものを詰め込んでいるような車両です。(同じE131系が相模線とかに導入予定のようですがそちらはロングシートのみ+トイレ無しだったりと使われる路線によって違う仕様みたいです)

先程乗ってきた10両編成から2両編成に乗り換える人が多く席に座れない人も多いくらいの混み具合。
僕も階段を上って駅舎があるホームにあるトイレ(ボルトタイプのハンドソープもあって綺麗なトイレでした)に寄ってから乗車したので席に座れませんでしたが、地元のかたが多い客層だったようで、途中の駅でどんどん降りて途中からはガラガラでした。(もしかすると時間帯とか夏とかのシーズンによっては混むのかもしれませんが)

とても景色の眺めが良いです。

車窓から海が見える場所が多くなってきました。ずっと海のそばを通るわけではなく、海の近くを通ったり離れて海が見えなくなったりの繰り返しな感じでしたが見ごたえばっちりです。
途中で空いてきて運よくボックスシートに座ることができ(ボックスシート海側の窓側、進行方向に座れるとなると、1編成に2席しかない)写真も撮れました。
ボックスシートに座れない場合、ボックスシート横の2人掛けのロングシートの進行方向逆側のとこだと体を90度曲げると外の景色見れそうです(空いていて2人分を1人で座れる場合のみ)写真をとったりしないのでしたら、海側を正面にしてロングシートに座るとずっと景色をみることもできそうです。

途中の駅の安房鴨川駅。鴨川というと大学生のときにバイト仲間とバイト先の会社が保有してたリゾートマンションに泊まり夏の海で楽しんだのを思い出します。(遠い目)その時は車でしたので鉄道で来たのは初めてです。夏に遊びに行ったりしたいなと思いました。その時は大回り乗車ではなく普通に(笑)

川の河口付近だと隣の車道も含めて橋を渡っていきます。

和田という名前がついてたのでパシャリ。

この駅、ホームとホームを繋ぐ跨線橋から海が見えるらしいので気になりましたが、1時間に1本しか列車が無いので降りるのは諦めました。

秋の少し曇りぎみの天気も心地よいです。

ここは結構海から近いところを通ってました。

外房から見えるのが太平洋、内房から見えるのが東京湾らしいですが、外房線と内房線の境目はそれ通りではないようです。

船が停まっているところも見えました。

海が見えないところでも気持ちいい景色です。

君津駅で乗り換えです。列車は木更津行ですが、ここで10分停車して先にこの君津駅始発の列車が発車するのでそちらに乗換になります。

 

上総一ノ宮から君津まで2時間40分ほど。車窓からの景色も綺麗でのんびり過ごすのに最高でした。

引き続き内房線に乗りますが、車両はE217系。

横須賀線~総武線~内房線と乗り入れてる列車でグリーン車も連結されてます。

行きで千葉駅から上総一ノ宮駅に行く際に成東駅経由にしたのは、この蘇我駅を帰りに通るルートにしないと大回り乗車のルールから外れてしまうからなのでした。(そうしないと2回蘇我駅を通ることになってしまう)

ここからは京葉線で東京駅まで。233系5000番台。ディズニーリゾートがある舞浜駅や幕張メッセがある海浜幕張駅も通るので混まないか心配でしたが(密にならないか)この日は空いてました。

東京駅に到着です。天井が低いのかやけに横長の駅名標でした。この京葉線のホーム、他のホームとビックリするくらい離れています。あと、何故か京葉線に近いトイレはハンドソープが設置されてなかったので、他の線が密集している方面にあるトイレの方がハンドソープもあって好みでした。

 

東京駅には18時過ぎに到着しました。ここで夕食用の駅弁を購入しました。東京駅は改札内にも飲食店が沢山あるので食事にも困らないのが良いですね。

ざわ… ざわ…

ここからは特急かいじ号に乗車です。

かいじ号についてはこの記事で。

特急かいじ号(JR E353系)

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大回り乗車でも特急券を購入すれば特急に乗れるのです。東京から八王子までで760円(運賃別)でした。
八王子までだと時間的には中央特快と全然変わらないのですが、このころ東京では緊急事態宣言も出ていて、遊びで乗るのに新宿あたりから混む列車に乗るの避けたいなというのと(いつも通勤では混んでるときに乗ってますが(笑))通勤の時によく見かけるあずさやかいじに乗ってみたいなと思いまして。19時15分発のかいじ号に乗りましたが、席はほとんど空いてました。平日とかだったら会社帰りの人とかでもうちょっと混んでたりするのでしょうか?

牛すきと焼肉弁当です。特急列車だと車内でのんびり駅弁食べれるのが良いですね。

東京駅は駅弁が沢山売っているのですが、列車に乗ることが目的な旅なので、なるべくその地の駅弁を食べたいなと思い、東京の弁当を選びました。駅弁や 祭というお店で買いましたが店内にはかなりの種類の駅弁が売っていてどれも食べたくなりました(くいしん坊)

牛すきと焼肉弁当は名前の通りのすき焼き風牛肉と焼肉が入っているほか味付けたまごが丸ごと入ってたりとボリューム、味、共に大満足でした。お昼に食べたレトロな駅弁もこちらのような今風の駅弁もどちらもそれぞれ良さがあって良いですね。値段は倍以上しました(笑)

八王子駅に到着です。

特急で乗らずに東京から快速(もしくは特快で途中で快速に乗り換え)に乗って西国分寺乗換で北朝霞の隣の新座までいくというのもできましたが、今回は特急に乗りたかったので。

八高線~川越線に乗り換えです。車両は231系3000番台です。この時間は空いてました。

八王子駅~川越駅間はそんなに走ってる列車多くないのに似たような感じだけど違う車両が3種類走っているのが面白いです。

川越駅に到着です。

朝9:30に北朝霞を出発して23:21に川越到着です。約14時間の大回り乗車の旅でした。外房~内房線の車窓はかなり良かったですし沢山の列車に乗れて大満足の一日でした。(東上線の地元の駅から朝霞台駅(北朝霞台駅)までと川越駅から地元の駅に乗ってる時間も含めるとさらに長い時間乗ってました(笑))

運賃は大都市近郊区間内のため、実際のルートではなく最も近いルートでの運賃が適用される特例により北朝霞駅~川越駅間の594円(ICカード)でした。

 

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