川原湯温泉 王湯

2022-06-17

2022年の6月に群馬へ1泊2日の旅行に行ってきました。1日目はまず吾妻線の川原湯温泉駅近くにある川原湯温泉 王湯へ行きました。

この旅行全体のことはこちらの記事にて。川原湯温泉の後に八ッ場ダムに行った他吾妻線沿線の2か所の温泉に行ったり美味しいものを食べたりしました。

最寄りの川原湯温泉駅は草津温泉へ行くバスが発着している長野原草津口駅の一つ前の駅です。以前は特急列車の草津号が停車していましたが2017年より通過駅となっていて駅も2021年から無人駅となっています。吾妻線はSuicaが使える駅と使えない駅があり、川原湯温泉駅ではSuicaが使えないため、乗車する駅で切符を購入してから乗るか車内で清算する必要があります。また、帰りに川原湯温泉駅から乗る場合は改札近くにある乗車駅証明書発券機で乗車駅証明書というバスの整理券みたいなのを発券して降りる駅か車内で清算する乗り方になります。

川原湯温泉駅から徒歩1~2分の所にある川原湯温泉あそびの基地 NOAというキャンプ場やカフェなどが入っている施設にも笹湯という温泉があるのですが、今回は駅から少し離れた場所にある温泉街にある王湯に入りに行きます。(笹湯も同じ年の9月に行ってきたのでまた別の記事に書こうと思います)

川原湯温泉は八ッ場ダム建設によってダム湖の中になってしまうため、2014年くらいから今の位置に移転していて、元々の温泉街にあった共同浴場の王湯は高台に新設され移転されています。笹湯も同じ名前の共同浴場があり、その名前を使用しているようです。吾妻線も前後の駅あたりから路線を引き直して川原湯温泉駅も移転してきています。

川原湯温泉駅から温泉街に行くには湖沿いの道を歩いて行くか、写真右手方向にある階段を使って(写真には写ってないもっと手前の方に階段があります)高台に登って公園のようなスペースを抜けた先のトンネルを通っていくルートがありますが、湖沿いかのルートで行きます。

写真に写ってる駅前ターミナル(八ッ場ダムの方でイベントがある時に臨時のシャトルバスが出たり東京方面からの高速バスが停まったりするようです)の右側の道を真っすぐ進んでいきます。道の右手にある建物は牛乳の会社の工場で土曜、日曜は牛乳やヨーグルトの直売もやってるようです。(この日は平日だったのでお店はやってませんでした)

そのまま真っすぐ歩いて行くあがつま湖の近くに出てきます。歩道も広く近くに山も見えて景色がいいのでこの日のような天気が良い日は歩いてるだけでとても気持ちいい道です。

途中で左に曲がれるところがあります。

湖畔に近いところに降りれるようになっています。

温泉公園駐車場となっています。駐車場の方に向って降りていきます。徒歩ですが。

駐車場に降りていく道のコーナー内側に何か目印のようなものがあります。

ここに衣掛石が埋まっていますと書いてあります。

衣掛石です。でかい!

この川原湯温泉は1193年に源頼朝が狩りの途中に見つけた温泉と言われていて、温泉に入る際に衣装を掛けたのがこの衣掛石と言われているそうです。温泉あるあるである源頼朝、石使いがち。です。(他には腰かけたり馬を繋いだりと色々な土地の温泉で石使った伝説が残ってます

この衣掛石はレプリカで、先ほどの場所に本物が埋まっているそうなんですが、これは、元々共同浴場の王湯の前に置いてあった本物の衣掛石を1930年に道路拡張工事をするときに、邪魔だったのかどかして埋めてしまったというぞんざいな扱いをされていたのが、八ッ場ダムを造るための工事の一環でこの公園あたりを工事してた時に掘り出されたそうです。それで本物を移動して保管しようとしたら脆くなっていて崩れそうだったので移動はあきらめてまた埋めちゃったそうです。

という事が書いてありました。3Dデータででっかい石のレプリカ作るとかお金かかってそうですね。

衣掛石(レプリカ)のすぐ近くに屋根がついた施設があります。

屋根のある場所の下には柵があり穴が開いています。

川原湯温泉の元の湯源泉です。

八ッ場ダム建設で温泉街が移転する前にこの場所近くに移転前の共同浴場 王湯があり、この元の湯源泉が他の源泉と合わせてこの王湯や温泉街の他の施設でも使われていたそうで、その源泉を移転後の川原湯温泉でも使える用にダム建設でのダム湖の水から保護し源泉をポンプで汲み上げるようにした施設になります。

八ッ場ダム建設の際に、温泉街を移転するためにそれまで使われてきた源泉の代替として新しく新湯という源泉が高さが高い位置で掘られて移転前の温泉街でも新湯源泉は使われていたそうですが、温泉街が移転してしばらくの間は元の湯源泉の工事が終わるまで使えず、移転先の温泉街では新湯源泉のみ使われていたようです。

この新湯源泉は元の湯源泉と比べて個性が少ないタイプの源泉のようで、2014年の移転後の王湯に入った温泉ファンの口コミでは移転前と比べて(元の湯が使われていた頃と比べて)評価が低いくなっているものを見かけました。(移転前の王湯のレトロな雰囲気が人気あったというのもあるようですが)

その後、元の湯源泉も使えるように工事が終わり、2020年より元の湯源泉と新湯源泉の両方を混合して各温泉施設や宿泊施設で使われるようになっているそうなので移転直後の頃と比べてお湯の個性も強くなって移転前の川原湯温泉のお湯の雰囲気が味わえるようになってるようです。僕は移転前のは行ったこと無いので移転前と比べる事はできないですが、王湯(と、後日笹湯にも)に入ってとても良いお湯の温泉だと思いました。

という事で聖地巡礼的に源泉や石を見た後、再び道に戻り進んでいきます。八ッ場大橋という大きな橋も見えてきました。この八ッ場大橋は湖の川原湯温泉側と国道145号上信自動車道が走っている側を渡ってる大きな橋です。(この日の後程渡りました)

湖沿いから少し山沿いに道なりに進んでいくと歩道から登れる階段に王湯の案内標識があります。

階段を上ると建物がありました。

川原湯温泉 共同浴場 王湯です。移転してきた2014年に作られた新しい施設ですが和風の貫禄ある建物でテンション上がります。

入口の横にある大きな笹のマークは笹竜胆(ささりんどう)という源氏の家紋で、川原湯温泉を発見したのが源頼朝ということで使われてるそうです。

ネットで温泉を調べてたら見かけて2年くらい前から来てみたいと思っていたのですが、ちょうどコロナウイルス流行の影響とかがあってなかなか来ることができなかったので今回来れてとても嬉しかったです。

入口を入って靴を脱ぎ券売機で入浴料の券を購入して受付で渡します。

脱衣所の前には毎年1月に開催される湯かけ祭り用の桶が展示されていました。この湯かけ祭りは1月20日の早朝にこの王湯の近くの野外でふんどし姿で温泉のお湯をかけあうというお祭りで400年以上の歴史があるそうです。

脱衣所にはカゴの他ロッカー(有料)もあります。有料でもロッカーがあった方が安心して温泉入れるのでありがたいです。新しい施設というのもあり脱衣所も綺麗で洗面台などもあり便利です。

内湯はゆったりめで4~5人くらい入れそうな広さでしょうか。(ぎゅうぎゅうにつめればもっと沢山)洗い場にはシャンプーやボディーソープもあったのでタオルだけ持参すれば大丈夫です。

ちょっと焦げたような独特な香りがとても心地よい温泉でテンション上がります。温度は熱すぎず気持ち良い熱さでした。

源泉かけ流しで循環や塩素も無し、泉質は含硫黄-カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉(低張性中性温泉)で新湯源泉と先ほど見てきた元の湯源泉を混合して使用されています。

中性なのと傷に効く温泉ということからか近くにある草津温泉の後に入る草津の上がり湯とも呼ばれてきた(群馬の他のいくつかの温泉も同じように呼ばれてたりするみたいですが)ようですが、ここの温泉だけでも十分楽しめると思います。

内湯にある扉を出ると露天風呂があります。

露天風呂から八ッ場あがつま湖も見える位置にあるのですが、間にも木があるのでそこまでは見えない感じです。柵のすぐ先が崖のように低くなってる

2階には大きな休憩所もありました。飲み物の自動販売機があったので温泉を出てから畳の上でのんびり休憩するのに良さそうです。

2階の休憩所からは八ッ場大橋とその奥に八ッ場ダムが見えます。(網戸だったのでちょっと網模様になってる写真です)

少し高台にあります。道の上の橋を渡ると駐車場があります。

駐車場横を通る広い道の先にはトンネルがあってこのトンネルを通って川原湯温泉駅の方に行くこともできます。その場合は駅の近くの高台にある公園のような所を通って階段を下りると駅に着きます。(写真の右側の方に行くと王湯や、今回来るときに通った道があります)行きに通った道の方が景色がいいので天気が良い時はそちらの道を。天気が悪い時はトンネルを通った方が雨の影響少なさそうです。(トンネルには広い歩道もありました)

川原湯温泉は駅から歩いて行ける距離にあるので青春18きっぷでの旅行で寄ったり、近くには八ッ場ダムがあって観光で行くのも良いと思います。吾妻線沿線には温泉が色々あり川原湯温泉を含めてそれぞれ個性あってお湯も良いところが多いので他の温泉とセットでの旅行だったりも良さそうです。

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