2023年の2月に特急草津号に乗って草津温泉に行ってきました。草津温泉は以前行ったことあるものの結構前(多分10年以上前)だったので久しぶりに行ってみたいなと数年前から思っていたのですが、計画を立てたものの予定が合わなくなって行けなかったりというのがあったり、特急草津号の車両が変更になる前には乗ってみたいと思いこのタイミングで行くことにしました。
今回はパンダでお馴染みの駅からスタートです。
という事で上野駅です。埼玉県民なので上野駅から列車に乗って出かけるというのは初めてな気がします(上野発の列車だと大体大宮から乗るので)
上野駅の次の駅が尾久駅の駅名標。反対側は駅名無しです。
上野駅のJRの線路は2階建ての構造になっていて、山手線や京浜東北線、上野東京ラインといった上野駅から東京駅方面に続いている線路のホームは2階にあります。この写真中央に2階の線路が見えますが上野東京ラインを通る常磐線の列車ですね。
今回乗る列車に乗るホームは1階にあり、このように始発駅になっています。上野東京ラインが出来る前の東北線、上越線などの普通列車やそれよりもっと前の東北、上越新幹線が出来る前の在来線の特急列車や寝台列車が沢山走っていたころはこの上野駅から色々な列車の始発駅でした。北海道に行く北斗星とか乗ってみたかったです。
こちらはTRAIN SUITE 四季島に乗るための専用のホームの入り口。四季島のお値段からして僕がここから列車に乗る事は無いでしょう(笑)
今回乗る特急 草津号です。車両は651系。上野駅から列車の名前の由来の草津温泉最寄りの吾妻線 長野原草津口駅まで走っている特急列車で、2023年3月のダイヤ改正でこの651系が定期列車の運用から外れると共に列車の名称も 草津・四万号(四万は同じく吾妻線沿いの四万温泉)に変更になるため、その前(しかもギリギリだと混雑しそうだから前の月に)に乗ってみたいというのがありました。
651系については別の記事にて。 続きを見る
特急 草津号(651系)
少し前の特急列車らしいシートです。
列車の中では上野駅で購入していた駅弁を食べます。上野駅は改札の中に駅弁屋があって品数も豊富にありました。今回食べたのは牛肉弁当です。
ご飯の上に3種類の牛肉がのっていてそれぞれ山椒風味、ピリ辛味、みそ味と違う味付けで楽しめ美味しかったです。牛肉の他には味付きの煮卵なども入ってました。ちなみにこの牛肉弁当、その後リニューアルされて現在は別の内容になってました。
東北線~高崎線~上越線と経由して吾妻線へ。吾妻線は吾妻川に沿って敷かれている路線で時々吾妻川に近づくと列車の中からも眺める事が出来ます。
草津号の終点長野原草津口駅に到着しました。一つ手前の川原湯温泉駅までは何度か来た事ありましたが長野原草津口は初めて来ました。(以前草津温泉行った時はバスだったので)
長野原草津口駅から草津温泉バスターミナルまではJRバス関東の路線バスで向かいます。草津号から降りた人がかなりの数いてバス待ちの行列になってましたが、次から次に臨時のバスが来てくれてお客さんがいる限りは全員乗ることができるようです。5台くらいは連続で来ていたと思いましたが、その後は一度草津温泉に行ったバスが戻ってきて乗車のようです(台数などは毎日そうなのかまではわかりませんが)草津温泉までは山を登っていくルートになるのですべて観光バスのタイプのバスで全員座って乗車できます(助手席までも使用)大き目の荷物も床下のトランクにしまえるので安心です。(僕はリュック1つなので手に持ってました)
ちなみにこの写真は翌日の帰る時に撮った写真なのですが、だいたいこんなイメージです。(行きは人が沢山並んでました)
今回乗った車両は三菱ふそうのエアロバス。バスの運賃の支払いは交通系ICカードも使用できます。
草津バスターミナルは2階建て構造になっていて2階が路線バスなどが停まるようになって1階は宿からの送迎バスなどが停まるようになっていました。待合室も広くてベンチも多くあり、飲食店やお土産物屋、コインロッカーなど充実した施設でした。
草津温泉バスターミナルに到着し、少し歩いた所(ちょっと坂道がある道ですが5分くらいだと思います)にあるのがこの湯畑。この池のようなとこはすべて温泉です。お湯の中の四角い枠は徳川幕府の8代将軍徳川吉宗の時代にお湯を汲み上げて江戸に運ぶ際に使われていたとか。硫黄の香り(硫化水素の香り)が凄いです。
そしてこの温泉は奥にある湯樋(ゆどい)と呼ばれる木の通路みたいなところに流れていきます。
この湯樋を通っていくことでお湯を冷ましています。さらに湯の花がここにたまり、それを回収して旅館やお土産物屋さんで販売したりもしてるそうです。湯の花が採れるので湯畑というようです。
そしてその先には温泉が滝のようになっている湯滝が。
左側の滝壺のお湯が草津温泉の多くの温泉施設や宿で使用されてるそうです。右側のエメラルドグリーンの池のようなところのお湯はそのまま使用せずに流されていくとか。湯畑の周りには足湯や手洗える手湯などが設置されていました。
ちなみにこの湯畑、全体の形状などを岡本太郎さんが監修、デザインしたらしいです。
夜にはライトアップもされていました。自然からの恵みの温泉をこのようなエンターテイメントみたいな感じにしてしまう人間は面白いですね(笑)僕はどちらかというと温泉はもっと落ち着いている場所が好みですがこれはこれで楽しかったです。
湯畑から徒歩で5分位の所にある草津温泉326 山の湯ホテルという温泉宿に宿泊しました。先ほどの湯畑源泉のお湯が
草津温泉326 山の湯ホテルについて詳しくはこちらの記事にて。 続きを見る
草津温泉326 山の湯ホテル(群馬県)
今回宿泊した部屋はダブルベッドのお部屋。寝心地良かったです。他にはシングルベッドが2つのツインルームや和室もあるようです。
草津温泉は源泉が沢山あり宿によって色々な源泉が使われたりしていますが、こちらの宿の温泉は先ほど見てきた湯畑の源泉です。豊富な湯量を活かした源泉かけ流しです。
夕食の提供が無い宿なので夕食は飲食店に食べに行こうと思いいくつか候補を探しておいたのですが、ちょっと貧血みたいな感じに調子が悪くなってしまい夜までベッドでゴロゴロしてコンビニでおにぎりを買ってきて食べました。せっかくの旅行で勿体なかったですが湯畑の目の前にコンビニがあるのはとても便利でした。とんかつかハンバーグか焼き鳥かなどと夕食の候補をいくつか考えていたのですが(笑)