2024年の9月に熊本県水俣市の鶴の湯温泉にある温泉ゲストハウス TojiyAに宿泊して来ました。温泉旅館をリノベーションしたゲストハウスで源泉かけ流しの気持ちがいい温泉に入る事もできる宿でした。
この日は熊本、長崎への3泊4日の旅の初日で羽田から熊本まで飛行機で移動後カーシェアの車を借りて人吉のラーメン屋さんと日帰り温泉施設に寄ってからこちらの宿に宿泊しました。翌日以降は熊本で温泉に入ったりフェリーで長崎に渡り軍艦島やペンギン水族館などにも行ってきました。旅行全体についてはこちらの記事にて。 続きを見る
熊本と長崎で温泉、食べ歩き、税関、ペンギン、軍艦島など。2024年9月

湯の鶴温泉は熊本県水俣市の市街地から10キロ弱と近場の山間部にあり湯出川沿いに温泉宿などが並んでいます。今回はカーシェアの車を運転して行きましたが水俣駅などから路線バスがあるので公共交通機関でも行きやすい温泉地かと思います。

約700年前に温泉に浸かって傷を癒している鶴を見かけ発見した温泉というのが湯の鶴温泉の名前の由来と言われているそうです。温泉地あるあるの動物、傷を癒しがちのパターンですね。

温泉ゲストハウス TojiyAは四浦屋本店という旅館として営業していた施設をリノベーションして2017年にオープンしたゲストハウスです。四浦屋本店はかなり歴史がある旅館だったらしく幕末には坂本龍馬が訪れた事があったり明治時代にあった西南戦争(西郷隆盛と政府の戦い)では政府軍が入浴したと言われているそうです。建物は昭和の時代に建てられたようです。入り口より左側は増築された部分で右側の方は昭和の初期に建てられた物らしいです。

建物のすぐ前は崖になっていてその下には湯出川が流れています。

川を挟んだ道路沿いに敷地の入り口があります。

道路からの入り口から宿の建物までは川の上に橋が架かっています。

橋を渡って玄関に向かいます。

建物は色々な個所がリノベーションされていて玄関も和風の雰囲気がありつつモダンな感じになっていました。

玄関を入ってすぐのところにフロントカウンターがありこちらでチェックインをしてもらいました。日帰り入浴もできるのでその場合もこちらが受付のようです。玄関付近は土足で歩けるエリアで玄関から右に曲がった所と左に曲がった所それぞれに靴を脱ぐスペースがありました。建物の中の明かりは全体的に控えめな明るさで落ち着いた雰囲気でした。

フロント近くにはロビーがあります。こちらも和風モダンという印象ですね。

その奥には庭にある池がありその手前も共有スペースになっていました。

玄関の横もラウンジ的な共有スペースになっていてテーブルと椅子や靴を脱いでくつろげる小上がりもありました。窓の外は川が見えます。

今回宿泊したのは入り口から入って右の方の1階にある部屋でした。奥には大浴場の入り口も見えます。廊下などの照明は少し暗めで落ち着いた雰囲気です。

廊下と部屋の間にスペースがありました。廊下側の扉はガラス張りで鍵がかかり部屋側は障子の扉があるので部屋にいる時は両方閉める感じですね。

部屋は歴史ある旅館の建物の造りを活かしている和風の部屋でした。

部屋の奥には広縁もあります。

広縁には木の幹をくり抜いたような椅子と木で作られたオブジェのようなものが設置されていました。

窓からは建物のすぐ前を流れる川が見えます。

衣桁とハンガーがあり、寝具は折りたたんだ状態で用意されています。

反対側はシンプルに机のみ。部屋にテレビは無いので川の音を聞きながらのんびり過ごしたりしました。多くのゲストハウスと同じく浴衣やタオル、アメニティ類は無いので持参するかフロントにて有料で借りたり購入したりもできるようです(僕は旅行行く時は一通り持って行っています。)

机の上には宿泊情報のファイルとエアコンのリモコンがありました。

エアコンは新しいものが設置されていたので暑かったり寒かったりする日も快適にすごせそうです。

布団はセルフサービスで広げて使用します。

洗面台は部屋に無く廊下沿いにありました。オシャレな洗面台ですね。

トイレも部屋に無いので共用のものを使用します。

トイレは新しいものが設置されていました。

大浴場の入口は1階にあります。玄関から通路を通って一番奥でした。

脱衣場は棚にカゴが並んでいます。

浴室は脱衣所の下の階にあります。

服を脱いでから階段を降りて浴室へ。

階段を降りた所から脱衣所の方を眺めるとこんな感じでした。浴室がある場所は玄関などがある1階から下った地下部分にあり高さ的には宿の前を流れる川に近いようです。

こちらが大浴場の浴槽です。浴槽は広めで6人位とかもゆったり入れそうです。

浴槽のお湯は入る時少し熱めに感じましたがお湯の中につかると丁度良い温度だと思いました。透明なお湯で温泉らしい香りをかすかに感じます。とても気持ちいいお湯でした。

階段の横部分の壁から源泉が投入されいます。

源泉が投入された分だけお湯が外に流れていき源泉かけ流しでお湯が使われています。

浴槽から脱衣所がある1階部分まで吹き抜けですが明かりが入ってくる窓から遠いので昼でも夜でも浴室は暗めで落ち着いた雰囲気でした。壁や床などはヒノキが張られていますが旅館からTojiyAに改装する際にこの内装になったようです。

シャワーやカランがある洗い場は無く貯めてある温泉のお湯を桶で汲んで使用します。

こちらにも源泉がどんどんと投入されています。

オケは壁のフックのようなとこにひっかけてありました。

イスなども用意されていました。シャンプー、石鹸類は固形石鹸のみだったのでシャンプーなどを使用したい場合は持参するかフロントで購入もできるようです。

泉質はアルカリ性単純温泉(低張性 アルカリ性 高温泉)。源泉の温度は51.0度でpH8.6のアルカリ性の温泉です。お湯は源泉かけ流しで使用されていて加温や加水、循環や消毒剤の投入も無いようです。

貸し切りで使用できる露天風呂もあります。露天風呂は建物の大浴場とは反対側の奥の方にあるので大浴場からは一旦靴を履いて玄関前を通って靴を脱ぎ廊下を歩いて行って右に曲がった所にありました。貸切の予約は必要なく空いていれば利用可能で使用中の札をかけて扉の鍵をかけて使用します。

扉を開けてすぐの所にコンパクトな棚があり脱衣スペースになっています。

露天風呂のスペースと脱衣スペースが一体になってる感じでした。

浴槽のサイズは内湯と比べると小さめで1~2人用くらいのサイズでしょうか。

壁のパイプから源泉が投入されていました。

源泉が投入された分だけ浴槽淵の切り掛け部分からお湯が溢れていく源泉かけ流しの温泉になっています。

浴槽のすぐ奥は崖のようになっています。

露天風呂ですが屋根も付いているのでちょっとした雨程度なら入浴できそうです。

シャワーがある洗い場もありました。ダイレクトに庭と一体になってる感じの洗い場でちょっとワイルドですね。

夕食の提供は無い宿ですが自由に使用できるシェアキッチンがあるので食材などを買ってきて自炊したりお弁当などを買ってきて電子レンジで温めたりすることができます。

使用できる時間は夜は22時まで。冷蔵庫も共有のを使用できるので何日か滞在して湯治をしたい場合などにも良さそうですね。ごみ箱もあったので持ち込みで弁当などを買ってきた場合も食べ終わったゴミはこちらのキッチンのゴミ箱に捨てる感じになるかと思います。

屋台山鯨という屋台が玄関前の道を挟んだところにあります。こちらはTojiyAが運営している屋台で宿泊者以外も利用することができ地元のお客さんも来店なさっていました。

屋台なのでお酒飲みたいなと思い梅酒のソーダ割を頂きました。お酒の種類は沢山ありお値段も手ごろでした。

おつまみに冷奴と枝豆を注文。冷奴は出汁醤油と鰹節のっています。枝豆はオリーブオイルなどで炒めてあって普通のおつまみの枝豆より香ばしさと温かさが加わり美味しかったです。

やきめしはボリュームたっぷりでした。しっとりめのやきめしで鰹節もかかっています。メニューはおつまみからご飯ものまであり値段も手ごろでした。時期によってはおでんもあったりするようです。TojiyAからすぐ近くなのも便利ですし宿のオーナーさん、スタッフさんや他のお客さんとゲストハウスらしい交流も楽しめる場だと思います。

朝食はフロントの横のカウンターに用意されていました。

セルフサービスでパンをトーストしてカップにコーヒーを注ぎます。

入口近くのラウンジで頂きました。

館内に自動販売機は無かったですが玄関前の道路を歩いて数分の所に自動販売機がありました。温泉街にコンビニなどは無いようだったので他に必要な物があれば温泉街に来る前に買ってから来た方が良さそうです。

駐車場は宿から少し歩いた場所にある湯の鶴温泉保健センターほたるの湯という市営の温泉施設にある駐車場を使用できます(温泉街の共用駐車場のような感じだと思います)

TojiyAの前の道を100メートルとど移動したところを曲がった所に駐車場があります。湯の鶴温泉の道は狭くて車のすれ違いが難しい所も多かったので慎重に運転した方が良いかと思います。(山の間の川沿いの温泉街なのでどうしても道は狭くなってしまうんだと思います)

駐車場はこの写真に写っている部分以外もあって結構な台数を停められそうでした。
湯の鶴温泉は山に囲まれた川沿いの温泉街ですが路線バスもありますし車でも市街地から近いので交通の便は良いと思います。温泉街の道は狭くてUターンできる場所もなかなか無いのでカーナビなどで行く場合はあらかじめ駐車場の有る湯の鶴温泉保健センターほたるの湯にセットしておくと良いかと思います。
温泉ゲストハウス TojiyAは自然に囲まれた川沿いの温泉地にあり、湯治宿のような雰囲気とゲストハウスらしい雰囲気が合わさった宿でした。今回は1泊での宿泊でしたが宿泊料も手ごろですし何泊か連泊してのんびりと温泉に入ったりしながら滞在するのも居心地が良さそうです。宿泊プランや空室の確認、口コミの閲覧などは楽天トラベルの宿のページからできました。