銚子~旭(温泉、ラーメン、銚子電鉄)2023年1月

2023-01-05

宿で朝食を頂きます。家庭的なメニューの朝食。

宿のすぐ近くのバス停から旭駅まで旭市コミュニティバスの路線バスに乗車します。車両は、いすゞの小型バス ジャーニーJ

旭駅から総武線に乗ります。車両は209系2100番台。

銚子駅に到着しました。銚子駅で銚子電鉄に乗り換えても良いのですが、散歩がてら仲ノ町駅まで歩いて行くことにしました。

銚子駅から歩いて銚子電気鉄道線の仲ノ町まで来ました。駅の周りは醬油工場に囲まれています。

銚子電鉄の1日乗車券の弧廻手形を購入。700円で一日乗り放題です。銚子電鉄の駅員さんがいる有人駅と列車の中で車掌さんから購入する事もできます。銚子駅から犬吠駅まで乗った時の片道運賃が350円なので例えば往復乗って途中で乗り降りするならこの切符の方がお得になります。

銚子電気鉄道線の列車に乗ります。車両は2000形

レトロ調な内装になっていました。車内では録音された案内放送が流れるようになってますが、駅の案内の他、窓から見える景色や観光案内もあったりというのがとても良かったです。

銚子電鉄は銚子駅から終点まで乗っても20分ちょっとの短い路線ですが、市街地の他、木々の間を通る場所や郊外の広々とした田畑の中を通る場所もあり景色の変化を見るのも楽しいです。

終点の外川駅まで乗りました。

外川駅のホームの先の線路にはデハ800形という銚子電鉄で以前走っていた車両が保存、展示されています。

車両は先ほど乗ってきた車両の折り返し運転なので同じく2000形ですが、前後で違うデザインの先頭部になっているのでだいぶ印象違います。この2000形、元々は京王で走っていた車両を伊予鉄道に譲渡され、その後銚子電鉄にやってきた車両になります。伊予鉄道時代に中間車に運転台を取り付けされたのが行きに乗った貫通扉がある先頭車、京王時代からの元々の先頭車がこちらの非貫通の方だそうです。

次に来たのが犬吠駅。洋風のテーマパークのようなデザインのホームや駅舎が特徴的でした。

改札の隣には売店があり、有名な銚子電鉄のぬれ煎餅をはじめとしたお菓子類や名産品など品揃え豊富なお土産やグッズが販売されてました。僕も、ぬれ煎餅を購入しました。犬吠駅は駅前に駐車場もあるので車で来た人も買い物したりできるようになってました。

犬吠駅からまず海と反対方向の丘に登っていきます。畑の間の道からの景色も広々として遠くに海も見えて気持ち良かったです。

銚子駅から10分位歩いた所にある 地球の丸く見える丘展望館 に来ました。駅からは徐々に丘を登っていく位置にあるので距離の割には良い運動になりそうでした。ここは銚子電鉄の弧廻手形を受付でのチケット購入の時に提示すると割引で入る事できました。1階はお土産物屋さん、2階は展示こーな、3階に展望が良い飲食コーナーがあり、3階の飲食コーナーの横にある扉から出て階段を登っていくと屋上の展望スペースに行けます。

この展望スペースが素晴らしい景色でした。そこまでの景色だと思ってなかったので衝撃的でした。

展望スペースの中央にはさらに高くなっている所がありこの上に登ると迫力の360度大パノラマを楽しめます。

高くなっている所から眺めた景色ですが、展望の良さがなかなか画像で伝わらない感じで実際は大きく広がる景色が素晴らしかったです。施設の名前のとおり地球が丸く見えました。正月休みも落ち着いた時期だったからか展望スペースに行った時たまたま他に人がいなかったので(その5分後くらいから数人登ってきた)それもあって一人広大な景色の中にいる感じが凄かったです。

銚子が半島のようになってるので景色の多くが海というのも他の場所で中々見れない景色だと思いました。

2階の展示室では銚子の地理などについての展示がされていました。これは化石。

大きなスクリーンに映像を投影されている部屋もありました。周りにイルカの絵が描かれている部屋で、旭市の畑で謎の金属片が見つかってもしかしてUFO??という感じのちょっと昔の映像が流れててちょっと狂ってる感じで楽しかったです。

地球の丸く見える丘展望館を出た後は一度犬吠駅まで戻り、駅の反対方向の海側の方にさらに10分ほど歩いて行きます。

犬吠埼灯台に来ました。犬吠埼といえば初日の出の名所という事で名前は知っていましたが(行ってみようと思って調べたことあったけど混雑とか寒さとか大変そうで断念)今回初めて来ました。塀の切れ目の入り口から入るとすぐの所の小屋が料金を支払う受付になってました。灯台の敷地の近くには食堂的な飲食店やお土産物屋さんもありました。

1874年に造られた歴史あり今も現役の灯台で国の重要文化財に指定されていたり世界の灯台100選に選ばれていたりするそうです。中に入って登る事が出来るのですが観光用の建物では無くて本物の灯台だからか、すれ違うのがギリギリの狭さの外周に沿って設置されてる階段をグルグルと登っていくと上の方でさらに狭くなっていて登るのはちょっとハードでした。

一番上まで登ると外のベランダのような所に出る事が出来て海が良く見えます。そこも結構狭いので高いところ苦手な僕はちょっとビビりました(笑)

灯台の周りには資料の展示室や休憩所などいくつかの建物があります。そしてこの画像の建物は旧霧笛舎という建物。

2008年に廃止されて現在は使われていないそうですが圧縮空気によりサイレンを鳴らす装置がある建物になります。この大きな装置を使って音を出していたとかテンション上がります。ここも国の重要文化財になってるそうです。

展示されてるパネルの近くにスイッチがあり、押すと霧笛の音を聞くことができます。(実際の装置が動いているわけではなく、録音された音がどこかにあるスピーカーから出てる感じだと思います。音量もそんなに大きくないです)

海側から見た霧笛舎と灯台。霧笛舎が使用されていた頃は屋根にある筒のような所から音が出ていていたんでしょうかね。

灯台の敷地を出て灯台がある高台から階段で海の近くまで降りていくこともできます。詳しい場所まではわかりませんが、東映の映画のオープニングでよく流れてた岩場と海の映像は犬吠埼で撮影されたらしいです。

犬吠駅に戻ってきました。駅舎の入り口の横には たい焼き売店があります。こちらも銚子電鉄の事業の1つのようです。

たい焼き(カスタード)を頂きました。衣の表面はパリッとしていてクリームも濃厚で美味しかったです。

犬吠駅から再び銚子電鉄の列車に乗ります。車両は2000形。

観音駅で降りました。歩いて少しの場所にある中華ソバ 坂本というお店でラーメンを食べようと思ったのですが14時に着いた時には営業が終了していました。ネットの情報だと15時までと書いてあったので間に合うかなと思ってましたが残念です。次回はもっと早い時間に食べに来たいと思います。

さのや 今川焼店というお店に来ました。観音駅から徒歩で7分位(路地を通っていくので少し道は分かりにくいかもしれません)の場所にあります。
1907年創業の歴史がある今川焼屋さんです。

黒餡と白餡をそれぞれ1つづつ購入しました。焼きたてを紙で包んでくれるのもめちゃ良いです。

かなり分厚い今川焼きで表面はカリッとして中はもちっとしてなかなか噛み切れない弾力があります。中に入ってる餡子も多く、白餡はなめらかこし餡でした。黒餡は粒あんで豆の感じが強くて好みでした。両方の餡とも甘すぎず丁度良く感じました。ボリュームもあり味もとても美味しかったです。

またもや散歩がてら1駅ほど歩いて仲ノ町駅まで来ました。リアルにレトロな駅でかなり素敵です。

弧廻手形を購入してますが、ここでは入場券を別途購入します。入場券はこの硬券以外にもキャラクター物など何種類か選べるようになってました。この仲ノ町駅の駅舎は銚子電鉄の本社にもなってるようです。改札で希望するとお菓子やお土産物も本社の中(?)で購入できるようです。

コチラの駅、ホームの端が列車に合わせてかさ上げしてあるうえに駅舎のひさしが低いので気を付けないと頭をぶつけそうな造りになってて味わい深いです。

そして車庫が駅に併設されてるのですが、入場券を購入して駅員さんに車庫の見学をしたい事を伝えると車庫を見学することができるのです。

こちらは現役の車両の3000形伊予鉄道で使用されていた車両で元々は京王の車両です。

こちらは引退した車両で2015年まで使用されていたデハ1000形。元々は営団地下鉄の車両として銀座線や丸ノ内線の支線で使用されていた車両を銚子電鉄に来る際に改造されて使用されていたものです。カラーリングが丸ノ内線のカラーになっているのが懐かしさあります。

この小さな機関車はデキ3形という電気機関車で1922年にドイツで製造されて輸入され、山口県で使用されたのちに1941年から銚子電鉄にあるそうです。車両自体は今でも動くようですが、本線は走ることができないようです。

しばらく列車の待ち時間があったので仲ノ町駅から徒歩で銚子駅まで戻ってきました。再び銚子駅から列車に乗ります。銚子駅から銚子電鉄に乗る場合は一度JRの改札から入ってJRのホーム経由で銚子電鉄のホームへ行くのですが、JRの改札で弧廻手形を提示すれば通れます。銚子電鉄の駅には通常の駅名の他、ネーミングライツでつけられた名前があるのですが、銚子駅は絶対にあきらめないという駅名がついてます。その他の駅などは銚子電鉄のHPに詳しく載ってました。

再び銚子電鉄の列車に乗ります。車両は2000形。銚子電鉄の銚子駅のホームはJRの改札から入って階段を登って2番、3番線ホームへ行き、そこからホームの先まで歩いて行くとあります。

この後の予定は特に決めてなかったのですがなんとなく気になった本銚子駅で下車。

ホームにあるこちらの駅舎はテレビ番組の企画でヒロミさんがリフォームした建物なんだそうです。

少し歩いて海の方へ。本銚子駅付近は少し高台になっているので海に向って坂道を下っていく感じでした。風力発電のプロペラが見えたので近くで見えるかなと思い歩いて行ったのですが思ったより遠くにあるようで近くにまではいけませんでした。

本銚子駅から銚子電鉄の列車に乗ります。車両は2000形。この日乗ったのはすべてこの1編成が往復で行ったり来たりしている列車でした。

銚子駅に戻ってきました。夕方で日も暮れてきたので今回の銚子観光はこれで終了で帰路へ。

帰りは普通列車で帰ります。東京駅に向かう場合、普通列車の場合も総武線の方が時間は短いのですが、成田線の列車が丁度良い時間にあったのと、せっかくなので成田線の今まで乗ったこと無い区間に乗ってみようと思い成田線の列車に乗ります。車両は209系2100番台。成田線は隣の松岸駅から先の区間なので松岸駅までは総武本線です。

夕焼けが見える風景を眺めながら旅先でのことを思い出しつつ列車で帰るのは良いですね。ありがとうございました銚子&旭。

銚子駅から乗った列車の終点である成田駅に到着です。成田駅からの成田線は佐倉駅方面へ向かう本線、我孫子駅方面に向かう通称我孫子支線、成田空港方面へ向かう通称空港支線と各方向へ分かれています。東京駅方面へ向かうので引き続き、本線の列車に乗りかえます。(我孫子駅~上野駅経由で帰る事もできますが)

佐倉駅からまた総武本線に合流して千葉駅まで向かう成田線の列車です。車両は209系2100番台。

千葉駅で乗り換えます。今回は乗り換えるだけでしたが千葉駅は改札内に駅弁が売っているお店が有ったり飲食店も色々あったりするので千葉方面へ普通列車で出かける場合の食べ物確保に便利です。

総武快速線の列車に乗ります。車両はE235系1000番台。一気に新しい車両になりました。車両の正面とホームの明るさの差が激しくてうまく写真撮れませんでした。

東京駅に帰ってきました。昼ご飯が今川焼とたい焼きだけだったのもあってお腹すいたので東京駅で夕食を食べていくことにしました。東京駅は改札内の地下に沢山の飲食店有るので便利ですがたまにしか行かないのでお目当てのお店の場所行くのに迷子になりそうです(笑)

NIPPON RAMEN 凛 RIN TOKYOで醤油らぁ麺を頂きました。透明感ある東京駅JR改札内にあるグランスタ東京のお店で八重洲地下中央口改札の近くにあります。旨味がしっかりとしてる醤油味の上品なスープに小麦の味がしっかりとした麺。シンプルな具ものっていてそれぞれも美味しいしラーメン全体の完成度もとても高い印象です。そしてお店の雰囲気、丼などの食器など全体的に高級感があり従業員さんの対応も落ち着いた感じでした。お料理の価格は普通のラーメン屋さんより少し高価ですが、ラーメン好きはもちろん普段ラーメン屋さんに行くことない客層にも満足してもらえるようなお店だと思います。

こちらのお店は札幌にあるJapanese Ramen Noodle Lab Qというお店とJR東日本のグループで飲食店などを手掛けるJR東日本クロスステーションのコラボレーションという形で営業しているようです。こういう拘りの味のお店と利便性がある場所での店舗を運営している企業とのコラボで味も美味しく利便性も良い場所にお店ができるのはとても良いなと思います。

1泊2日での千葉県への旅行でしたがのんびりしつつ色々な場所を廻ることができ気持ちい温泉に入れたり、美味しい食べ物や素晴らしい景色を眺めたり懐かしい雰囲気を楽しんだりと満喫できました。2日目は銚子電鉄に乗って色々な所に行ってみましたが地元のお客さん(特に小学生くらいの子供たち)が駅員さんや乗務員さんと仲良さげにお話ししているのを何度か見かけ、地元に愛されてる鉄道でめちゃ良いなと思いました。今回行けなかった場所だったり食べれなかった物もあるのでまた行ってみたいと思います。

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