2023年の7月に長野県に1泊2日の旅行に行ってきました。高速バスで上田まで行きラーメンを食べてから霊泉寺温泉へ。翌日は長野まで行き善光寺へ行ったり蕎麦を食べた後青春18きっぷを使って帰ってきました。
高速バスのバスのりばに行くために今回は川越駅からスタートします。
1日目の目的地のある霊泉寺温泉へは長野県の上田駅から路線バスで行けます。上田駅までは青春18きっぷだと中央線~小海線で小諸まで行ってしなの鉄道に乗り換えるとしなの鉄道の区間以外は18きっぷが使えるルートですが結構遠回りで時間がかかる。横川まで行ってバスで軽井沢、そこからしなの鉄道というルートだと18きっぷの使える区間が少ない。新幹線だと大宮駅からも5000円以上かかる...という事で以前から興味あった川越から乗れて上田駅まで行く高速バスに乗って向う事にしました。
行きは温泉に沢山入りたいのでチェックインの時間までには現地に着きたいですが、帰りは夜に家に帰れれば良く、時間があるため上田駅から長野駅方面に遠回りして観光をしつつ青春18きっぷで帰るという計画です。
という事でまずは川越線の高麗川駅方面の列車に乗ります。車両はE231系3000番台。
的場駅で降ります。川越駅からは2駅とすぐ近く。
単線の路線にある小さな駅で懐かしい感じもある駅舎です。ここから今回乗る高速バスの停まる川越的場バスのりばまで歩いていきます。
住宅街を抜けて広い道に出ます。こちらは埼玉県道15号で川越日高線と呼ばれている道で川越から秩父方面にドライブに行く時とかに昔よく通ってました。少し歩いて行くと道の上に関越自動車道が通ってるところが見えてきます。
関越自動車道の下を潜ったら左に曲がります。道沿いにバスのりばを案内する看板も立ってました。
関越自動車道の横の道をしばらく歩いて行くと右側に公園が見えてきます。バスのりばにはトイレが無いのでトイレを使用したい場合はこちらの公園のトイレを借りれそうです。
公園の向いあたりに階段があります。
階段の手前に門が有ります。関係者用の出入り口のような作りに一瞬入って良いのか?と思いましがバスのりばと書いてあるので開けて入って大丈夫です。的場駅からは徒歩で15分位でした。
階段を登っていくと高い塀に向っていきます。
ここも厳重そうな扉ですが持ち手を持って扉を横にスライドさせると簡単に開きます。
扉の先でまた数段の階段があり、登り切ると川越的場高速バス乗り場に出ます。
高速道路上の停留所というと車がビュンビュン走ってるとこで待つのかな??と心配になりそうですが本線から分かれた所にバスのりばがあるので停車するバスしか来ない場所になります。
今回乗る上田線のように長野に行く路線の他に富山や新潟方面に行く路線もあるようです。
上半分が透明、下半分が半透明になってる待合室もありました。
待合室は中にベンチがあるだけの簡易的なものですが雨が降ってる時とかは重宝しそうです。
この日は東京方面の道が渋滞していたようで、乗る予定のバスより早い時間帯の他方面に行くバスが数台到着。このバスかな?と近づくと〇〇行きですとマイク&スピーカーで案内あったり、上田行きですか?と聞くと〇〇行きですと答えてくれたりするので違う行き先のバスの場合は乗らずにそのままのりばで待ちます。到着するバスはどの車両も車両前部の運転席横に乗車扉があり、乗る人を予約の名簿で確認してからバスの中に入っていくようになってたので間違えて乗ってしまうという事は無いかと思います。(今回、高速道路の途中の乗り場から高速バス乗るの初めてだったのでそこらへんの流れがよくわからず心配でしたが運転手さんはみんな親切でした。)
都内の渋滞の影響で予定の時間より10分ちょっと遅れで上田方面行きのバスが到着。乗り込みます。西武観光バスと千曲バスの共同運行の路線で車両はいすゞのガーラ。千曲バスの車両でした。
指定席なので座れないという事は無いので安心です。僕は楽天トラベルからバスの予約をしました。
途中の上里サービスエリアで休憩があります。高速道路のサービスエリアにくるの久しぶりなのでテンション上がりました。サービスエリアに到着するときに出発時間のアナウンスがありましたが早めにバスに戻ったら人数確認後に案内の時間より早く出発したので集合時間ギリギリまでサービスエリアでのんびりするよりトイレだけ行ったらバスに戻る感じの方が良さそうでした。(この日は都内の渋滞で遅れていたからかもしれないですが)
乗っていたバス、車内に北斗の拳の広告みたいのが沢山あるなとは思っていたのですが外に出てみたら横にめちゃでかく北斗の拳のイラストががいてありました。
上里サービスエリアを出発後は下仁田などいくつかの停留所で停まっていましたが川越的場のように高速道路上にバス乗り場があるのではなく、バスが一旦高速から一般道に降りてそこそこの距離を走ってバス停で人を下ろしてまた高速道路に乗ってという感じでした。
車内は4列シートで隣のシートとの境目にカーテンがあって隣に人が座っていても顔が見えないようになってました。(この日は空いてたので隣には誰もいなかったですが)
空調や手元用のランプもそれぞれ独立して使える用になってます。
上田駅前に到着しました。バスを後ろから見たら思ってた以上に派手なバスでした。なんで北斗の拳何なんだろ?と思い気になってすぐぐぐってみたところ、長野県佐久市のPRのために佐久市と千曲バスが作ったラッピングバスで 原作者の武論尊さんが佐久出身との事で作画の原哲夫さんと共にイラストを提供してくれてたそうです。
予定の時間より15分ほど遅れての到着でした。高速バスだとどうしても渋滞などの影響で鉄道に比べて遅れたりするのが多いかと思いますので、乗り換えの予定などは時間を余裕をもって旅の計画が必要ですね。今回はここから乗換のバスと1時間以上間を開けてその時間に昼ごはんを食べる(最悪めちゃ遅れたら昼飯はコンビニでなんか買って済ませるかなと)計画にしていたので遅れても問題なしでした。
バス停を降りてすぐの場所で新幹線の高架下にある麺将 武士(もののふ)というラーメン屋さんでお昼ご飯を頂きます。
王様中華そばを頂きました。醤油味で旨味が強いタレのスープにブラックペッパーが効いていてパンチがあります。ネギは大きめに切られていて最初のうちはちょっと硬めですがスープに馴染んでくると熱によってか甘みもでてきました。麺は中太のストレートでツルツルとした麺でした。以前から食べてみたいと思ってたのですがとても美味しかったです。
この王様中華そばは、長野県の店主たちが長野のご当地ラーメンを作ろうと集まって考え出されたもので長野県などにある色々なラーメン屋さんでメニューにあるようです。長野市にあったものの閉店してしまった中華そば 光蘭というお店の中華そばの特長を再現して(ネギやブラックペッパーなどがその特徴のようです)それぞれのラーメン屋さんで作っています。
千曲バスの路線バスに乗ります。鹿教湯線という路線で車両はいすゞの中型バス エルガミオ。途中のバス停で駅と停留所名についてるのに駅じゃなさそうな所があったのですが、どうやら廃線になった鉄道路線の駅があった場所のようでした。この路線バスの終点にある鹿教湯温泉も気になるので別の機会に行ってみたいです。
1時間ほどで最寄りのバス停の宮沢に到着。ここからは徒歩25分位です。予約した時にお願いするとバス停まで宿が送迎もしてくださるそうですが丁度散歩に良い距離だなと思ったので僕は送迎はお願いせずに歩いて行きました。
霊泉寺川に沿って自然豊かな気持ちいい景色の道を歩いて行き少し大きな橋を渡った所で温泉街が見えてきます。温泉街の入り口あたりには名前の由来になっている霊泉寺というお寺もありました。
霊泉寺温泉は周りを山々に囲まれた静かな場所にある温泉街で温泉街の入り口から一番奥まで歩いても5分くらいの範囲の中に4軒の旅館と1つの共同浴場があります。飲食店やお土産物屋さんなどもありませんが、この静かで落ち着いた雰囲気が最高に好みで居心地が良かったです。
チェックインの時間より早く着いたのでまずは霊泉寺温泉 共同浴場へ。源泉かけ流しの温泉に200円で入ることができる共同浴場です。
霊泉寺温泉 共同浴場について詳しくはこちらの記事にて。 続きを見る
霊泉寺温泉 共同浴場(長野県)
天井が高く広々とした造りの共同浴場でレトロな雰囲気がとてもシブくてテンション上がります。宿の温泉もこの共同浴場と同じ源泉を使ってるそうなのですが、こちらの共同浴場は熱めの湯温で宿はぬるめの湯温になってます。(同じ場所から湧いてる源泉ですが配管などの造りで宿に行くお湯は少し冷めるようです。)
この日に宿泊させてもらった霊泉寺温泉 旅館 遊楽です。
霊泉寺温泉 旅館 遊楽について詳しくはこちらの記事にて。 続きを見る
霊泉寺温泉 旅館 遊楽(長野県)
和室でとても落ち着く雰囲気です。周りもとても静かな温泉街なのでのんびりとした時間を過ごすことができました。
そしてこの大浴場が、ぬる湯の源泉かけ流しでいつまでも入っていたくなるような素晴らしい温泉でした。特に暑い季節に最高だと思います。今は1日に2組しか宿泊の予約をとってないようなので、温泉は貸し切りで使用することができました。
もう一つ浴室が有りこちらは小さめの浴槽があります。大浴場と同じ源泉ですが小さい浴槽にどんどん源泉が投入される分冷めにくいのかこちらの方が少し温度が高く感じました。
夕食も宿で頂きます。とても美味しい家庭料理という感じのメニューで最高です。玄関近くのスペースで頂くのですが、女将さんと、もう一部屋の宿泊客の方と食事後に世間話などをしたりできたのも楽しかったです。
温泉と静かな夜を満喫して就寝。寝心地良いお布団でした。