霊泉寺温泉 共同浴場（長野県）

2023年の7月に長野県上田市にある霊泉寺温泉の共同浴場に行ってきました。昭和のようなレトロな雰囲気もある共同浴場で熱めのお湯の源泉かけ流しの温泉を楽しむことができました。

この日は埼玉県の川越市にある高速道路上のバス停から高速バスに乗り上田駅前まで行き、長野県のご当地ラーメンを食べてからバスで霊泉寺温泉へ。霊泉寺温泉にある遊楽という旅館に1泊して翌日は青春18きっぷを使って長野駅の善光寺や姨捨駅などに行ってきました。旅行全体についてはこちらの記事にて。

霊泉寺温泉へ公共交通機関で行く場合は北陸新幹線やしなの鉄道、東京方面からの高速バスも停まる上田駅から路線バスに乗り換え60分位で最寄りのバス停に着きます。バス停からは徒歩で25分ほど。周りに自然豊かな霊泉寺川沿いの道を散歩がてら歩いて行くのはとても気分爽快でした。

車で来た場合は温泉街に入ってすぐの霊泉寺というお寺の隣に無料の広い駐車場が有ります。

山々に囲まれ霊泉寺川沿いに旅館4軒と共同浴場1つがある霊泉寺温泉はお土産物屋さんや飲食店などがない温泉街ですが、その分静かな雰囲気がとても居心地が良く好みな雰囲気でした。

温泉街の奥の方に霊泉寺温泉共同浴場が有ります。入り口が2つあり奥（左側）が女湯、手前（右側）が男湯です。中に入るとドアとドアの間の位置にある部屋に受付の方がいます。入浴料は200円（2023年現在）でお金を入れる箱に200円を入れて受付の方に声をかけて入場しました。奥に進むとすぐの所に靴を脱ぐスペースが有り脱衣所への入り口につながります。

脱衣場には無料の小さな貴重品ロッカーがあり、あとは棚に置かれたカゴがあります。

脱衣所と浴室の間の壁と扉は曇りガラスでできています。外からの建物のイメージ以上に浴室は広く、天井までも高くて解放感あります。

シンプルな形の大きな浴槽が1つあります。同時に10人くらいは入れそうなサイズかと思います。窓ガラスも大きく外から光が入ってきていました。お湯の温度は高めなのと良く体が温まりそうな温泉のような感じがしました。冬などに入るのもまた気持ちよさそうです。

泉質はアルカリ性単純温泉（低張性 アルカリ性高温泉）温度は43.8度、phの8.9のアルカリ性です。加水、加温、循環無しの源泉かけ流しでお湯が使われています。消毒は有りとなっていたのですが、塩素の臭いのようなのは感じなかったので浴室の清掃時に消毒剤を使用しているという事なのかもしれません。

この共同浴場と同じ源泉を霊泉寺の旅館でも使われていますが、そこに表示されてた分析表だとカルシウム・ナトリウム-硫酸塩温泉となっていたので（分析したのは違う時期）カルシウム・ナトリウム-硫酸塩温泉に近い単純温泉のようです。

窓の下に空いた穴を通ったパイプから源泉が投入されています。（写真左側の岩のような所からは流れていませんでした）窓の外には時計が置いてあって時間が分かるようになっていました。

洗い場は4ヵ所ありますがシャワーは無く、2つの蛇口からそれぞれお湯と水が出てくるので出る量を調整して桶に貯めて使用します。シンプルなスタイルでこの共同浴場の雰囲気とマッチしててめちゃ良いなと思いました。ボディーソープやシャンプー、石鹸類などは置いて無いので持参が必要です。

温泉街も共同浴場もとても好みの雰囲気でした。また霊泉寺温泉には行ってみたいと思ってるのでその時にまた共同浴場にも入ってみたいと思います。霊泉寺は宿の温泉はぬる湯（源泉は同じらしいですが宿への配管などの途中で冷めるかららしいです。）の所もあり共同浴場は熱いお湯なので一か所の温泉街で両方楽しめるもの良いなと思いました。（ぬる湯と共同浴場と同じ熱めのお湯の両方を使用している旅館もあるようです）