青春18きっぷ(福島)温泉、ラーメン 2023年9月

2023-09-08

2日目は早起きして温泉に入れる時間の6時になってすぐに温泉へ。

前日と浴室が男女入れ替えになり朝は大浴場の方が男湯になっていました。見事なタイル壁の浴室でこのタイルは湯koriになる前に営業していた旅館が創業した1962年に作られたものだそうです。温泉のお湯と窓から入ってくる朝の日差しがとても気持ち良かったです。

朝食付きのプランで予約をしていたので宿で朝食を頂きます。チェックインの時にピザトーストかカレーを選べたのでピザトーストを頂きました。サクサクのピザトーストの他にサラダやスープ(何種類かの中から選べます)デザートの他、淹れたてのコーヒーも頂きました。美味しかったです。

朝食を頂いた後にチェックアウト。通常は10時チェックアウトなのですがちょっとリーズナブルな9時チェックアウトのプランだったのでチェックアウト後は駅の待合室で列車が来るのを待ちました。

磐梯熱海駅で青春18きっぷの5回目にスタンプを押して頂きこの夏の最終日スタートです。

ホームで列車を待っていたらフルーティアふくしまの回送列車がやってきました。この列車は車内で福島の果物を使ったスイーツを食べる事ができるので乗ってみたいなと思っていたのですが今年(2023年)で運転を終了してしまう予定で、切符もとれない(普通の切符ではなく旅行商品で申込むようになってます。特に1人席が少ないので1人席だと予約がすぐに埋まってしまってました)ので乗ることは出来なさそうです。今回走ってるところを見る事をできたのは嬉しかったです。

磐越西線の列車に乗ります。車両はE721系。

まだ少し雲が多いですが2日目は台風の影響もなくなり徐々に晴れてきて観光日和になりました。磐越西線は窓からの景色がとてもう良かったです。

乗ってきた列車の終点会津若松駅に到着。

会津若松駅は磐越西線の路線の途中にある駅なのですが、まっすぐ進む事ができずスイッチバックして進行方向を逆にして進むようになってます。(定期列車はこの駅が終点&始発になっていてそれぞれの方向に折り返すようになってるので乗り換えが必要になっています)

赤べこと米俵がホームに飾られていました。

こちもホームに飾られていた巨大なあかべぇ。赤べこをイメージしたゆるキャラです。

乗り換えの列車まで1時間ほどあるので駅の周りを散策します。この日は色々と観光予定でまた会津若松駅に戻ってくるので荷物をコインロッカーに預けて身軽に。頻繁に旅行に行くようになって1年以上たった最近になってようやくコインロッカーに荷物を預けるととても楽なのを覚えました(笑)

駅前にも大きな赤べこが。近くにボタンがあったので押すと赤べこの首が動くのかなと思い、ワクワクしながらスマホを動画モードにしてからボタンを押したのですが、音声が流れるだけでした(笑)

レンタサイクルの看板にもあかべこが。完全に自転車のペダルに足が届いてないあかべこがめちゃかわいくてテンション上がりました。

乗る列車の発車時間が近づいたので再び改札から駅に入り磐越西線の列車に乗ります。車両はキハ110系。郡山駅から会津若松駅までは電車でしたがここからは気動車です。(会津若松駅から喜多方駅までも電化されているので今のところは電車も走れるのですが、今後会津若松駅~喜多方駅区間は電化されている設備を撤去して非電化区間になるそうです。)

窓からの眺めもとても気持ちいいです。

喜多方駅に到着しました。喜多方といえばラーメン!ラーメンを食べに来ました。

喜多方には沢山ラーメンを食べれるお店があるのでどこで食べるか迷いました(前回来た時は喜多方ラーメンの元祖と言われている源来軒に行きました。10年以上前に)が、色々なお店の情報をネットで検索して食べてみたいなと思った 食堂なまえ というお店に来ました。車通りが多い道から路地に入って住宅街の中にあるお店ですが店に着いた時も帰る時も行列ができていました。

食堂なまえの 極太手打ちチャーシュー麺です。こちらのお店は麺が2種類あったので太い方の麺のメニューにしました。澄んだ醤油味で絶妙なダシのスープはインパクトは強くないですが毎日でも食べれそうな味でとても美味しかったです。うどん位の太め極太手打ち麺はモチモチとしていて麺自体の味も美味しかったです。チャーシューは脂身の部分も美味しかったです。優しい味のスープですが極太の麺にもに負けないスープでラーメン全体も美味しかったです。極太麺を使用しているからか注文後の商品提供までにも時間がかかるので時間に余裕をもっていった方が良いかと思います。(美味しいので待つのは全然OKです)

美味しいラーメンを食べて大満足の気分で駅まで戻っている途中に踏み切りでSLばんえつ物語が通過していくのを見る事ができました。新潟県の新津駅から会津若松駅までの間を走っている蒸気機関車が客車をけん引している列車です。

客車は最前部と最後部が展望車になっています。この列車も乗ってみたいです。

喜多方駅で列車を待っているとびゅうコースター風っこがやってきました。臨時団体列車(旅行商品の列車?)のようで喜多方駅にしばらく停車するスケジュールだったようです。

側面がトロッコ列車のように窓が無い作り(冬場には窓ガラスを取り付けできるようになってます。冬には車内にストーブを設置したストーブ列車としても使われています)の観光列車です。こちらもいつか乗ってみたいなと思っていたので今回偶然目撃出来てラッキーでした。フルーティアふくしま、ばんえつ物語、風っこ と頻繁に珍しい列車を見かける1日でした。

風っこはそのまま隣のホームに停まっていましたが、磐越西線の列車が来たので乗車します。車両はGV-E400系。

会津若松駅に戻ってきました。

暑いので水分補給もしっかりと。駅にあるNEW DAYSで酪王カフェオレを購入して飲みました。美味しい!!

会津若松駅前からバスに乗ります。会津若松市内を周回している まちなか周遊バス あかべぇ です。観光地などを廻るのに便利な会津バスの路線バスです。車両は日野自動車の小型バス リエッセです。

飯盛山下というバス停で降り徒歩で2~3分位で飯盛山へ上る階段への道に着きます。

道の左右にはお土産物屋さんなどが並んでいます。

小池菓子舗 飯盛山店 というお店に寄ります。以前テレビで見た事あって行ってみたいと思ってました(ミーハー)

あわまんじゅうを頂きました。お店で作り立てを販売していて箱入りのお土産用の他に単品でも購入ができました。あわともち米で作られた生地はモチモチとしつつツブツブが口の中でほぐれるような食感でした。作り立てというのもあって温かくて柔らかかったです。中の餡はまろやかで丁度良い甘さの味付けでした。あわが使われているおまんじゅうを初めて食べましたがとても美味しかったです。

飯盛山は階段もしくは有料のエスカレーターで登ることができます。僕は無料の階段で(笑)

確かに有料でもエスカレーターを使いたくなる登りです(笑)

一気に景色が良いところに登ってきました。

現地に行くまでこの山だと認識していなかったのですが、飯盛山は戊辰戦争で会津藩の白虎隊のメンバーがこの山から城下町が燃えているのを見たのちに自刃した地と歴史の教科書で読んだことがあった場所でした。以前は若松城周辺から上がる煙を見て落城したと誤認ししたのでという説が一般的で僕もそう思っていたのですが、後でネットで検索したらそれは間違えた噂で実際は違う理由だったという説が有力なようです。

飯盛山に来た理由の会津さざえ堂という建物です。この建物、通路が二重らせん構造になっていて入り口から入ってグルグルとスロープ状の通路を登って一番上まで行くとそのまま下りの通路になり上りの通路にぶつかることなくそのまま一番下の出口につながっています。こういう構造の建物はかなり珍しいようです。1796年に作られてた建物で国の重要文化財に指定されています。

かなり歴史がある建物ですが拝観料を支払うと(建物の近くに受付の小屋があるのでそちらで支払い)中に入る事ができます。実際はいってみると歴史を感じる作りで貴重な体験をでき、今回行くことができて良かったです。沢山の人が入ると危ないので的な理由で団体割引が無いという案内が書いてあってちょっとビビりました(笑)

帰りは行きに乗った まちなか周遊バス あかべぇ と同じルートを反対方向に回る会津バスの まちなか周遊バス ハイカラさん で会津若松駅まで戻ります。車両は三菱ふそうの小型バス ローザ。元々は普通の箱型の形状のバスであるローザをベースにしたボンネットバスで以前はメーカーで改造したボンネットバス仕様もあったようですが現在は設定が無いため通常の箱型のローザを宮城県の業者さんが改造して作った車両らしいです。

車内はロングシート。手前側のシートの布地なども会津のものを使っているそうです。

元々は箱型のボディでエンジンの上も室内で運転席がある作りだったのを運転席を後ろに移動してエンジン回りのボディーを無くしてボンネットを作ってボンネットバスにしているという凄い改造車でした。これが普通の路線バスとして使用されてるのは気合入ってます。

会津若松の駅にあるお土産物屋さんで帰りの列車で飲むように宝来屋の冷やしあま酒を購入しました。宝来屋という甘酒や味噌などの糀を使った商品を製造している100年以上の歴史がある会社の甘酒です。優しい甘さの甘酒でとても美味しかったです。

青春18きっぷの旅なのでそろそろ帰路へ。磐越西線の列車に乗ります。車両はE721系。

あかべぇがかわいかったので甘酒と一緒に購入してきました。

行きと同じく郡山駅で乗り換えます。

東北本線の列車に乗ります。車両は701系1000番台。

新白河駅に到着。外はだいぶ暗くなってきました。白河ラーメンを食べたいところですが今日はそのまま乗り換えです。

引き続き東北本線の列車に乗ります。車両はE531系3000番台。この先の黒磯駅が直流区間なので交直流両用の車両が使われている区間です(行きと反対方向)

黒磯駅に到着。栃木県まで戻ってきました。行きはこの駅で待ち時間がありましたが帰りはスムーズに乗り継ぎできるスケジュールでした。

東北本線(宇都宮線)の列車に乗ります。車両はE131系600番台。房総方面、相模線、日光&東北線とどんどんと増えているE131系ですが今度は鶴見線も走るようになるようですね。

宇都宮駅に到着。餃子を食べて帰りたい所ですが行列ができてると帰りが間に合わなくなるので我慢して引き続き列車に乗ります。

東北本線(宇都宮線)の列車に乗ります。車両はE231系近郊タイプ。

大宮駅で乗り換えます。埼玉に帰ってきました。

ラストスパート。川越線の列車に乗ります。車両はE233系7000番台。

今回の青春18きっぷの旅の終点川越駅に到着です。そして2023年夏も終了。お盆休みに入ってすぐに新型コロナのせいで発熱、旅行が中止になって18きっぷ使い切れないかな...と思いましたが利用期間終了1日前に無事使い切りました。

福島には以前、車でよく来ていた時期があって白河ラーメンや喜多方ラーメンを食べに行ったりもしていたのですが、しばらく来ていなかった(列車で通ったり常磐線でいわきの方には行ってましたが)ので今回行けて良かったです。青春18きっぷで来るのにも時間的に余裕があって寄り道などもできますし運賃的にもお得感もあるので良いと思います。磐越西線は乗っていて気持ちいい景色でしたし沿線に行ってみたい温泉がいくつかあったりするのと、会津若松で観光の時間が短くて他にも見たい場所があるのでまた来たいと思います。喜多方や白河のラーメンも沢山お店があるのでまた食べたいですし、福島三大ラーメンのうちまだ食べた事無い郡山ブラックも食べてみたいです。

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