石川県、富山県への3泊4日の旅の3日目は能登半島にある和倉温泉の温泉宿からスタートです。朝から気持ちがいい源泉かけ流しの温泉へ。

この日も朝食は宿で頂きました。朝食もとても美味しかったです。
チェックアウトして路線バスに乗りますがその前に宿の近くにあるお店に寄ります。

能登ミルク本店 に行きました。能登ミルクは奥能登で牛に優しい飼育環境で育てられたこだわりの牛乳で和倉温泉の温泉街にあるこちらの店舗では牛乳やお土産用クッキー、グッズなどの販売と共に店内にカフェがあり当きょやイタリアで修行しジェラートマエストロ・マイスターを取得した方が作るジェラートなどを飲食できます。

能登ミルクジェラート ダブル カップ (能登ミルク、和倉温泉の源泉)を頂きました。能登ミルクの方は牛乳らしい味とコクがしっかりありつつスッキリとしていて甘さもちょうど良かったです。和倉温泉の源泉の方はミルクの味に程よい塩味とほんのり苦味もあり泉質が塩化物泉の和倉温泉らしさだ~と思う味でした。両方とても美味しかったです。ジェラートの種類は10種類くらいあったので今回は初めて食べるので基本の能登ミルク味と温泉好きとしては温泉が使われているのを食べてみたいと思い和倉温泉の源泉の2種類を選びました。ジェラートは約200種類あり定期的に入れ替わるようなので和倉温泉の源泉はいつでもあるわけではないようです。カップの他にコーンも選ぶこともできました。(カップのロゴが素敵だなと思い今回はカップで注文しました)
能登ミルク本店は和倉温泉の温泉街にあり、すぐ近くには総湯という日帰り温泉施設もあるので湯上りにジェラートを頂いたりするのも良さそうです。和倉温泉駅からは離れた場所にありますが和倉温泉駅からの路線バスのバス停も近くにあります。
路線バスに乗るためにバス停に移動します。

能登島交通の路線バスに乗ります。車両は日野自動車の大型バス ブルーリボンⅡ
能登島交通の路線バスは和倉温泉バスターミナルにある北鉄能登バスの和倉温泉バス停から結構離れたところ(徒歩3分くらい)にある和倉温泉バス停に発着するので和倉温泉から能登島交通の路線バスに乗る場合はバス停の場所を調べておいた方がいいと思います。

バスは能登島大橋を渡って能登島へ。能登島七尾湾にある大きな島で能登半島とは能登島大橋と中能登農道橋(ツインブリッジのと)という2つの橋で繋がっています(僕が行った頃は中能登農道橋は震災の影響で通行止めでしたが2025年6月に復旧したそうです)。能登島の道路は地震の影響か路面が荒れている場所もあったので車やバイクで行く場合などは慎重に運転した方が良さそうでした(普通に通行はできるのでスピード出したりしなければ大丈夫と思います。2025年4月時点)。

のとじま水族館(のとじま臨海公園水族館)に来ました。能登島にある水族館で2024年の能登半島地震で休館になっていましたが半年後に営業再開。そして2025年の3月にイルカショーも再開して全面再開しました。

のとじま水族館のシンボル的なジンベイザメです。入り口を入ってすぐのジンベエザメ館 青の世界の中にあるパノラマ大水槽という大きな水槽の中を優雅に泳いでいました。

のと海遊回廊というエリアは大きな水槽があり通路などにプロジェクションマッピングの映像が投影されいたり鏡などをうまく配置されていて全体が一体感ありただ並んでいる水槽を見て周るのではなく海をイメージした空間の中を歩いていく感じがとても良かったです。

水槽のくぼみにベンチが設置されていて座って魚を眺められるようになっている観察ドームというのも設置されていました。

クラゲの光アートというクラゲが飼育されているエリアではクラゲと光による幻想的な雰囲気を楽しめました。

本館のレクチャーホールではマダイの音と光のファンタジアというショーが開催されていてマダイの群れがが音楽に合わせて勢いよく泳ぎ回る美しいショーを観ることができました。

海の自然生態館で観れるイワシのビッグウェーブは大きな水槽の中で約10000尾のイワシが一斉に勢いよく泳ぐショーで圧巻でした。

ウミガメさんたち。かわいい。

イルカたちの楽園という施設ではトンネル水槽という大きなトンネルで水槽の中を通れるようになってて周りを泳ぐイルカを観察できます。

のんびり泳ぐイルカさん。

水槽は上からも見えるようになっていて奥に見える海と一体のような眺めでした。

水槽の上に顔を出してくれたイルカさん。

アザラシ万華鏡という水槽には水中に透明のアスレチックのようなものが設置されていてその間をアザラシさんが泳いだりしています。

水槽の前に円柱状の水槽がありトンネルのようなとこで繋がってるので時々アザラシさんが泳いできてました。

建物の外にあるアザラシプールにはアザラシテーブルという小さなステージが併設されていてアザラシのお食事タイムというステージでは飼育員さんが解説をしながらアザラシさんが餌を食べてる姿を観ることができます。

食事を終えてアザラシプールへと帰っていくアザラシさん。陸上を動くアザラシさんは動きの一つ一つがかわいくてお客さんからも歓声が上がっていました。

ペンギンのお散歩タイムでは飼育員さんに誘導されて通路をマゼランペンギンが歩いていきます。これもかわいすぎてテンション上がりまくりでした。

お散歩のゴールのペンギン広場で休憩するペンギンさんたち。一番手前のペンギンさんはまだ子供なので毛の模様が大人ペンギンと違います。

お散歩を終えてペンギンプールに帰ってきたペンギンさんたち。スロープを上ってペンギンプールへと入ってきます。

ペンギンプールは側面が透明になってて泳いでるペンギンさんを間近で観察できました。

水中を泳ぐペンギンさんたち。

イルカショーを観にイルカプールに来ました。能登半島地震から中止になっていたイルカショーが1ヶ月前に再開したという事で完全復活~ただいま~という横断幕も張られていました。

3頭のイルカさんたちのショーでした。

水面から体を出して泳ぐイルカさんたち。

3頭同時にジャンプするイルカさんたち。

イルカプールの隣にはイルカトレーニングセンターという施設もありました。

屋内のプールがあり建物内全体が見える高いところから見学ができるようになっていました。休止中でしたがイルカとのふれあい体験ができるプログラムもあるようです。

能登島交通の路線バスに乗ります。車両は日野自動車の大型バス ブルーリボンⅡ。

路線バスで和倉温泉駅近くを通るので和倉温泉駅から鉄道に乗ることもできますが列車の時間的に七尾駅から乗る方が良さそうだったのでそのまま七尾駅までバスで行くことにしました。能登島交通のバス停は七尾駅前からちょっと離れたとこでした。

七尾線の列車に乗ります。車両は521系100番代。521系100番代はJR西日本に所属している車両とIRいしかわ鉄道に所属している車両があって今回乗ったのはIRいしかわ鉄道の車両でした。JR七尾線からIRいしかわ鉄道線に乗り入れ金沢駅へ向かいます。

金沢駅に到着しました。

IRいしかわ鉄道線の列車に乗ります。車両はハピラインふくいの521系。北陸新幹線開業によってJR西日本の北陸本線だった路線が富山、石川、福井それぞれの区間に分かれた第三セクターの路線となりJR西日本からの譲受車や新たに製造された521系車両がそれぞれに所属されています。

西金沢駅に到着です。

この駅でIRいしかわ鉄道線から北陸鉄道石川線に乗り換えますがIRいしかわ鉄道の西金沢駅を出て駅前の歩道のようなところを少し歩いていくとすぐの所に別の駅があります。

北陸鉄道の新西金沢駅です。新と駅名についてますが駅構内の踏切を渡ってホームに行くタイプの少しレトロで雰囲気がめちゃ良かったです。

北陸鉄道石川線の列車に乗ります。車両は北陸鉄道7000系。東急7000系だった車両です。東急7000系は 1962年にデビューした日本初のオールステンレス車両1990年に北陸鉄道に譲渡され北陸鉄道7000系に改造されて使用されてるそうです。

野々市工大前駅に到着です。ここから歩いて移動です。駅名とかでひらがなにしたときに同じ文字が並んでいるのを見るのが何故かとても好きなのですがこの駅も の が2つ並んでていいですね。

カレーのチャンピオン 野々市本店に来ました。金沢カレーと呼ばれれているご当地カレーの元祖といわれているお店で石川県を中心にチェーン展開をしていてこちらの店舗はその本店であり直営店です。洋食タナカという名称で1961年に創業後、カレーのターバンというお店を共同経営で創業。その後カレーのターバンと分離してからしばらくしてカレーのチャンピオンという店名になったそうです(分離したターバン出身のお店には首都圏などにも多く店舗を展開しているゴーゴーカレーがあるそうです)ゴーゴーカレーは食べたことがありましたが本場の金沢カレーを食べるのは初めてなのでかなり楽しみにしていました。他の場所にも店舗はありますがせっかくなので本店に行きました。

カレーのチャンピオンのキャラクターがお出迎え。チャンピオンというだけあって腕の筋肉がムキムキです。このキャラクター、公式HPによると1996年に登場しお客さんにも親しまれているキャラクターで2022年にはリニューアルされている(けど新旧を比べてもほとんど変わっていないように見えます)んですが名前は無いそうです。店内に入り券売機で食券を購入してカウンター席へ。

Lカツカレー レギュラー を頂きました。カレーのチャンピオンを代表するニューでカレーライスの上にキャベツとトンカツが載っています。創業時の洋食タナカが洋食店で別々のメニューだったトンカツ定食とカレーを一つのメニューにしたものだったのでこのキャベツが載ってるスタイルになってるそうです。
コクと旨味がある濃厚なカレールーで辛さは辛すぎないピリ辛という感じで好みでした。ザクっとした衣がついた程よい暑さのカツもやシャキシャキのキャベツで味も食感も食べ飽きない感じしました。カレーがライスともカツにもあう感じで濃厚なカレーやカツを食べる途中でキャベツを食べるとスッキリするのもバランス良いと思いました。
お皿にセットされているのはスプーンではなくフォークですが、フォークで食べるのがこのお店の食べ方なんだそうです。カレーをフォークで食べるのは慣れないのでちゃんと食べれるのかと最初不安になりましたがカツ、キャベツが食べやすくカレーやご飯も意外と普通に食べれました。(標準はフォークですがスプーンも用意されていて店員さんに頼むと借りれるようです)
食べてみたいと思っていたカレーですが期待を上回る美味しさで食べに来てよかったな~と思いました。カツ以外のトッピングも色々あるようなのでまた食べに行きたいです。
カレーのチャンピオン野々市本店は最寄り駅の北陸鉄道 野々市工大前駅から徒歩で7分ほどでした。駐車場もあるので車でも行きやすいかと思います。
カレーを食べた後に野々市工大前駅まで歩いて戻ります。列車の本数があまりなくて1本乗り損ねるとしばらく待つ事になるのでちょっと急いで移動。

北陸鉄道石川線の列車に乗ります。車両は北陸鉄道7000系。

新西金沢駅に戻ってきました。

駅前を通り西金沢駅へ。

IRいしかわ鉄道線の列車に乗ります。車両はハピラインふくいの521系。金沢から乗ってきたのと同じ521系ですが先ほどのより新しい車両でフロント周りの見た目のデザインもだいぶ違います(七尾線で乗ったのと同じようなタイプですね)。

金沢駅に到着。改札から出て金沢駅周辺を散策します。

金沢に来たら見てみたいと思っていた金沢駅前の鼓門です。能楽の鼓をイメージして2005年に造られたもので木造なんだそうです。かなりの大きさで近くで見ると圧巻でした。

金沢駅から乗る列車の時間は決めていなかったのですが、ちょうどあいの風ライナーという快速列車があったので乗ることにしました。乗車券の他にライナー券というのが必要でしたがこの次の列車だと結構待ちそうだったのと、せっかくなのであいの風ライナーというのに乗ってみたいなと思いまして。

ライナー券が必要というのは分かったのですが急に乗ることになってライナー券の買い方が良く分からず改札の窓口で聞いてみたらあいの風鉄道の社員さんが対応してくださって端末でライナー券を発行してもらえたので購入できました。あとで調べたらちょうど4月から金沢駅も窓口で購入できるようになったようでした。窓口以外では車掌さんからも購入できるようです。

IRいしかわ鉄道線からあいの風とやま鉄道線へと乗り入れるあいの風ライナーに乗ります。車両はあいの風とやま鉄道線の521系。あいの風とやま鉄道線もIRいしかわと同じくJRの北陸鉄道が北陸新幹線開業時に第三セクター鉄道となった路線で元北陸本線のうち富山県内のエリアを運営しています。あいの風ライナーは平日の通勤客向け有料座席指定快速列車のようですが北陸本線時代に特急列車が停まっていたのと同じ駅に停車しているようです。

富山駅に到着しました。富山駅には中学生のころ(だったと思うけど記憶が微妙)に来て以来です。当時鉄道好きだったので鉄道好き友達と一緒に青春18きっぷで旅行した時でした。当時は北陸本線が第三セクターになる前だったので18きっぷが使えた頃でした。

富山駅周辺には路面電車が走っていますが、路面電車の路線と元々はJRの富山港線だった路線が富山駅で繋がっています。
中学生の時に富山に来たのは富山港線に乗るのが目的でした(今回は富山港線の区間には乗りませんでしたが)がそのころはJRの路線だったので今とは違いJRの富山駅から発着していたはずです。全然覚えてないですが。

富山駅の路面電車停留場は駅の建物の中にあります。この写真の右側の方がJRの北陸新幹線や在来線、あいの風とやま鉄道の改札があり建物の外に出ないでそのまま路面電車に乗り換えできます。

富山地方鉄道の軌道線の各路線と富山港線へと向かう路面電車が次々に発車、到着しています。
この日に宿泊する宿へ向かいます。

この日に宿泊したecoHotelです。駅からは15分くらい歩きますが手ごろな価格で宿泊できて快適なホテルでした。
ecoHotelについて詳しくはこちらの記事にて。 続きを見る
ecoHotel(富山県)

今回宿泊したのはセミダブルルームというお部屋(喫煙室ならさらにお手頃価格のコンパクトセミダブルルームというのもありました)でしたが広々としてお部屋で快適でした。
荷物を置いて夕食を食べに出かけます。また富山駅の方まで行くので歩いて行っても良いのですが路面電車に乗りたいなと思い近くの電停まで移動しました。

富山地鉄の桜橋停留場まで歩いて3~4分でした。

富山地方鉄道富山軌道線の路面電車に乗ります。車両は9000形。この9000形は富山市が所有していて富山地方鉄道が借りて運用している車両のようです。2009年に製造され最近の路面電車で主流の床が低い連接車両です。この9000形は短い2両の車体が繋がっていて2両の連結部に台車があります。

富山駅前停留場に到着です。

立山そば 富山駅店 にきました。こちらのお店は以前は富山駅のホームにも店舗があった立ち食いそば屋さんで現在は富山駅の新幹線改札近くで駅前ロータリータクシー乗り場の向かいにあり椅子席もあります。富山駅名物の駅弁 ますのすし を製造販売している源(みなもと)という会社が運営している駅蕎麦屋さんです。蕎麦とますのすしのセットもメニューにありました。
僕が前回富山に来た中学生のころ、こちらのお店の駅蕎麦が食べたくて食べた記憶があります。子供のころに読んでいた鉄道の本にこの駅蕎麦の事が載っててホームの店舗で容器も買うと蕎麦を列車の車内に持ち込んで食べる事ができるというのでとても気になっていた蕎麦屋さんでした(ホームの店舗に行った記憶はあるんですが店内で食べたか容器を買って車内に持ち込んだかはよく覚えていません)その本も何となくしか覚えていないのですが子供向けの本で漫画本より縦が短くページ数は多くて分厚かった記憶があります。写真の他に鉄道カメラマンが旅をする漫画も乗っていたとかだったと思ったのですが詳細は記憶が微妙です。ネットで検索すると鉄道大百科というシリーズを見かけたんですが多分そのシリーズのどれかだと思います。

かけそば を頂きました。かき揚げそばを食べたかったのですが、営業時間終了の少し前の時間だったので残念ながら売り切れてしまっていました。すっきりとして香りがよいつゆに柔らかめのお蕎麦、立山そばといえばの立山の名入りかまぼこものっていて懐かしさも感じながら美味しくいただきました。今度はかき揚げが売り切れてない時間にきてかき揚げそばを食べたいです。
立山そば富山駅店は駅の中にあるようなのに見当たらず最初どこにあるのかが良く分からず探しましたが駅から外に出て駅の建物外側で駅前ロータリー向かいにありました。
この後コンビニによって翌日の朝食などを買ってから歩いて宿に戻り就寝。次のページの翌日に続きます。