青春18きっぷ(福島~山形 温泉、食べ物)2023年3月

2023-03-24

2泊3日の旅の最終日は朝から宿の温泉に入り温泉を満喫します。

朝食はシンプルながらもどのお料理もとても美味しかったです。チェックアウト後に新庄駅まで送って頂きました。

こちらは新庄駅に展示されていた山形デスティネーションキャンペーンのマスコットキャラクターきてけろくん。

青春18きっぷの最後の5回目にスタンプを押してもらいました。3日目は山形県から埼玉県まで普通列車のみで帰るのでほぼ1日移動する日になります。

まずは奥羽本線(山形線)の列車に乗ります。福島駅までは隣に停まってる山形新幹線と同じ線路を通りますが普通列車なので結構時間かかります(笑)車両は701系5500番台。

まずは山形駅で乗り換え。山形駅に鉄道で来るのは今回の旅が初めてなのですが、以前車では近くに来た事があって(東北芸術工科大学までDE DE MOUSEのライブを観に来た時に)その時は駅から徒歩で20分位の場所にある栄屋本店というお店に冷やしラーメンを食べに行きました。とても美味しかった記憶があるのでまた食べに行きたいです。山形県にはご当地ラーメンが結構あるので色々食べてみたいです。

引き続き山形線(奥羽本線)の列車に乗ります。車両は701系5500番台。

山形駅から乗った列車が米沢駅行きだったのでこちらで乗り換えです。

米沢といえば米沢牛。駅にも牛がいました。(大きな置物)

米沢牛もしくは米沢ラーメンを食べたいという感じなのですが、この後の予定の都合で次の列車には乗らないといけないので駅から離れているお店や丁度お昼の時間帯で飲食店が混んでると時間が間に合わない可能性あるうえに外は天気が雨。

という事で米沢駅の駅前にある新杵屋へ。このお店は東京の駅弁屋さんなどでも販売されていて人気がある駅弁の牛肉どまんなかを製造、販売している会社の本店で工場も併設されています。

正面の入り口を入るとお弁当を注文できるカウンターが有り出来立てのお弁当を購入することができます。人気の牛肉どまんなかを出来立ての温かい状態で受け取り出来る他、牛肉どまんなかの塩味や味噌味など、東京などでは売っていないお弁当もいくつもあるようです。

僕が注文したお弁当はそんなに数が出ないようで注文してから作り出すようでしばらく待っていたのですが、地元のお客さんと思われる他のお客さんが次から次に来店していくつもお弁当を買って行っていました。(定番の牛肉どまんなかが人気のようでこちらは注文するとすぐに購入できるようでした)

元祖牛肉弁当を頂きました。こちらのお弁当は新杵屋が米沢駅で駅弁を販売開始した年の1957年に東北初の牛肉の駅弁として発売されたお弁当で米沢でしか購入ができないお弁当です。牛肉どまんなかにするか迷いましたがせっかくなのでここでしか買えないお弁当だし、歴史あるお弁当だしと思いこちらのメニューにしました。次回は作りたても食べてみたい牛肉どまんなかを食べてみたいと思います。

ご飯の上に糸こんにゃくの煮つけと牛肉煮がのっていているほか、ふき煮、高野豆腐煮、ごぼう土佐煮、酢れんこん、にしん昆布巻、きゅうりの漬物、うぐいす豆と色々なおかずもあり食べ飽きません。とても美味しいお弁当でした。

ちなみに新杵屋のお弁当は米沢駅のホームにも売店が有り購入することができるので列車に乗る前に急いで買いたい時などはそちらも便利そうです。また、米沢駅の改札外の待合室に新杵屋がやっている蕎麦屋さんもあったのでそちらも気になりました。

お昼ご飯も食べたので次に乗る列車を待ちます。これから乗る列車は山形線(奥羽本線)の上り列車ですが、この時刻表の一番真ん中のとこです。この区間を走る列車が一日に6本しかないので13:08に乗らないと17:44まで待たなくてはなりません。

という事で乗り遅れると大変なのでお昼時間帯で待ち時間が分からない飲食店に行くのはやめて駅で駅弁を食べることにしたのでした。山形新幹線の列車は1時間に1本位あるのでこの米沢駅から福島駅までの区間で急いでる場合は山形新幹線を使ってワープするのも良い手段かもしれません(青春18きっぷでは乗れないので別途乗車券と特急券が必要になります)

米沢駅の2階にはコワーキングスペースもありました。

2時間まで300円、1日500円で使用することができるようなので列車待ちの時間にパソコンなどを持ち込んで作業するとかに良さそうです。

米沢駅から山形線(奥羽本線)の福島駅行き列車に乗ります。車両は719系5000番台。関東地方や東海地方を走っている211系と似た見た目の車両で同じ位の時期に作られたようです。この5000番台は標準軌の路線用の仕様になっていて山形新幹線が開業した時に作られたそうです。0番台は通常の在来線の狭軌の路線用の車両で仙台周辺で走っていたようですが現在ではすべて引退(2両はフルーティアふくしま用の車両に改造された)していてこの山形線の標準軌用5000番台のみ現在も使用されています。

米沢駅から福島駅の区間を走る列車は板谷峠というかなり勾配もきつく昔から難所だった個所を通るのですが、乗っていて外の景色を見ていると山々の間の峠道を走っている感じでかなり好みの景色でした。(写真は殆ど撮っていなかったのでこの写真しかないのですが、実際はもっと良い感じでした。峠を疾走感を感じながら走っていく感じでした)

途中の峠駅では一旦ホームに降ります。

峠駅の名物峠の力餅を購入しました。この力餅、今ではかなり珍しい駅のホームでの立売りで販売されています。峠駅に行って購入してみたいとずっと思っていたので今回行くことができてかかなり嬉しかったです。峠駅は山形新幹線は通過していく駅なので福島駅か米沢駅から普通列車に乗って行く必要があります。また、停車時間も短いのでお金も用意しておいた方が良いと思います。(2023年3月時点で1000円でした)峠の力餅は外の餅が柔らかいが弾力もあり餡子も丁度いい甘さで美味しかったです。

奥羽本線の始発駅である福島駅に到着。山形新幹線の列車は高架上の新幹線ホームへ到着しますが山形線(奥羽本線)の普通列車は地上の在来線ホームに到着します。

福島駅で乗り換え時間があったので小休憩。駅ビルにお土産物屋さんなどが色々入っていて三万石のお店もあったので普通のままどおるとチョコままどおるを購入しました。

ままどおるは、しっとりとした食感のバターを使った生地でまろやかな味ミルク味の白あんを包んだお菓子でとても美味しいです。チョコままどおるは10月~5月の間に販売しているようで今回初めて食べました。こちらは茶色いチョコレート風味の生地と餡子で通常のよりコクがある感じでコーヒーと一緒に食べたりするのも合いそうです。

福島駅からは東北本線の列車に乗り換えます。車両はE721系1000番台。

郡山駅に到着です。郡山駅は東北本線や東北新幹線の他、前日に常磐線で乗換した時に降りた いわき駅までの磐越東線と、磐梯熱海駅や喜多方駅などを通り新潟方面に向かう磐越西線も乗り入れています。磐梯熱海で行ってみたい温泉があったり喜多方へラーメン食べに行きたいなと思って計画を立てたけど実現してない旅があるのでそのうちまた来たいと思います。

引き続き東北本線の列車に乗ります。車両は701系1000番台。新白河駅方面から来た車両が郡山駅で折り返しで新白河駅行きになったのですが、2両編成で到着後に2両増結して4両編成になったので余裕で座ることができました。(ホームで待ってる人が多かったので2両だと多分座れなかったかも)

新白河駅に到着です。この駅や隣の白河駅周辺には福島のご当地ラーメン白河ラーメンのお店がいくつもあるので寄って食べていたいとこですが時間が中途半端だったので今回は断念。

引き続き東北本線の列車にのります。車両はE531系3000番台。新白河駅方面から進んでいくとこの列車の終点の黒磯駅の手前までが交流電化区間、黒磯駅からが直流電化区間なのでこの新白河~黒磯間を走る車両は交直流両用の車両が使われています。

黒磯駅で乗り換えます。前年の夏に那須岳と三斗小屋温泉に行った時以来です。

三斗小屋温泉は最寄りのバス停から山道を2時間ほど歩いた所にある温泉なのですが素晴らしかったです。三斗小屋温泉 大黒屋についてはこちらの記事にて。

黒磯駅からの東北本線は直流区間なので車両は直流電化区間用の車両のE131系600番台。東北本線の宇都宮駅~黒磯駅間と日光線を走っている車両で2022年に登場し、それまで同じ区間を走っていた205系と入れ替えになりました。

宇都宮駅に到着です。

宇都宮駅で東北本線では最後の乗換です。車両はE231系近郊タイプ。宇都宮駅からは一気に10両以上(10両または15両)の長編成になります。今回乗った列車は上野駅行きですが上野東京ラインで東海道線へ乗り入れる列車や湘南新宿ラインで横須賀線へ乗り入れる列車も宇都宮駅始発があります。

そしてグリーン車も連結されているので宇都宮駅からはちょっと贅沢してグリーン車に乗りました。青春18きっぷでもグリーン券を購入すればグリーン車に乗ることができます。(普通列車と快速列車の自由席グリーン車に乗れます)グリーン券を買う際はスマホからモバイルSuicaで買うのが便利だと思います。以前は黒磯駅までグリーン車を連結した列車が乗り入れていたのですが現在は宇都宮駅より東京方面のみになっています。

大宮駅に到着です。埼玉県に戻ってきました。ここからは川越線に乗って川越駅まで帰ろうと思います。

と、思っていたのですが…

むさしの号の車両が停まっていました。むさしの号は大宮駅から東北線~武蔵野線~中央線を走行し八王子駅までの区間を走っている普通列車で大宮発の列車は一日3本しかないのでラッキーでした。(旅行の計画立てた時は川越駅まで帰るつもりだったので、むさしの号はノーチェックでした)車両は武蔵野線のものが使われていて今回はE231系です。

むさしの号は大宮の次の停車駅が北朝霞駅という普通列車と思えない列車なのであっというまに北朝霞駅に到着しました。(貨物列車用の路線を通るので大宮駅から北朝霞駅の間にホームが無いので)

2泊3日で福島県と山形県の温泉に入ったり美味しいものを食べれたりと大満足でした。青春18きっぷの旅は遠くに行くのには体力を使いますが車窓からの景色を楽しめるのとその路線を利用している地元の人たちの中に入り込んでいく感じがまた良いなと思います。今回は初めて行った羽根沢温泉のお湯がかなり好みだったのがとても良かったです。

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